地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、伊丹市ポータル「いたみん」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

メニュー

伊丹市ポータル「いたみん」

男と女の「おかしな!?」ハナシ

働く?働かない?意外なハードル「夫の扶養」

106万円の壁

あなたの身の回りにも時々起こる、
「これってどうなの?」
「おかしくない?」という話。
このコーナーでは、毎回、
「男と女のちょっとおかしな!?ハナシ」を、つぶやいてもらいます。

働く?働かない?意外なハードル「夫の扶養」

今回のつぶやき主は、専業主婦で一児のママ、晶子さん。
ママ友たちと、子どもの幼稚園のことや仕事について話しています。
波留子:いよいよ10月は幼稚園の願書の受付だね。
 いろいろ迷ったけど、スワン幼稚園に決めたよ。
 おとなしい性格のウチの子に合ってると思って。

奈津子:私は春から週3日くらいでパートに出ようと思ってるから、パンダ認定子ども園にしたよ。
 預かり保育料が1日500円なんだって!

晶子:私はのびのび保育の公立幼稚園が絶対にいい!って決めてたんだ。
 だけど最近、夫の会社の業績が悪くなって、生活のために私も働かないといけないかもしれないの。
 だから公立はあきらめて保育所か認定子ども園にしようか、すっごく迷ってる。
波留子:せっかく決めてたのに残念ね。
 公立の幼稚園って内容はいいのに、延長保育はない、給食も週2日、長期休暇はある、親の出番も多いって聞くわ。
 近くに実家があって子どもを預かってもらえるなんてことでもない限り、公立幼稚園に通わせながら仕事をするのは無理だもんね。

晶子 :どうせ働くなら月に10万円以上は稼ぎたいじゃない。
 ところがね、夫の会社では10月から、よく言われてる「130万円の壁」が「106万円」になるんだって。

奈津子:あっそれ、私も夫から聞いたわ。
 「働くなら年収を106万円以内に抑えるか、扶養を外れて思いっきり稼ぐかどっちかにしろよ」って言ってたわ。
 そうしないとせっかく働いても、家計全体の収入がプラスにならないんだって。

波留子:働く女性っていったら、よく保育所の待機児童のことが問題になるけれど、問題はそれだけじゃないのねぇ。
 専門職や長く働いている職場でもないと、時給900円がいいところでしょ。
 おまけに夫の扶養問題うんぬん。面倒くさいわねぇ。
◆晶子のつぶやき・・・
幼児を抱えた女性が、いざ仕事を始めようと思っても、ハードルがたくさんあり過ぎる。
保育所に入るのは条件がメッチャ厳しいし、待機児童が多くて、いつ入れるかわからない。
幼稚園や認定子ども園も延長があるところは人気があって抽選があるそうだし。
でも何よりいちばん心に引っかかるのは、夫の仕事や職場の事情によって、私の仕事の選択肢を変えたり、収入調整のために働く時間を計算しないといけないってこと。
独身の時は好きな仕事を好きなだけ出来たのにな・・・。

◆波留子のつぶやき・・・
みんなの話を聞いてると、子育てしながら働くってホントに大変そう。
私は当分、扶養家族でいいわ。二人目も欲しいし。
何だか下手に働かないほうがお得みたいだしネ。
ミニ知識   
 
新たに2016年10月に始まる「106万円の壁」
 
今まではサラリーマンの妻(第3号被保険者)は、見込み年収が130万未満なら、配偶者の扶養家族ということで、社会保険料(健康保険・年金)を払わずに済みました。
ところが、2016年10月から制度が変わり、雇用条件が以下の条件を満たしていれば、見込み年収が130万円ではなく106万円まで引き下げられます。
よく言われる「130万円の壁」が「106万円の壁」になってしまうということです。

【扶養から外れてしまう5つの条件】
・勤務時間が週20時間以上
・1カ月の賃金が88,000円(見込年収106万円)以上
・勤務期間が1年以上見込み
・勤務先が従業員501人以上の企業
・学生以外

横からちょっと言わせて

神戸大学教授・医学部附属病院薬剤部長<br>生まれも育ちも伊丹の 平井みどりさん
神戸大学教授・医学部附属病院薬剤部長
生まれも育ちも伊丹の 平井みどりさん
税金などの制度は国の法律で決まったことですから、働こうと思う人はそれに従わざるを得ません。
国としては収入を出来るだけ確保したいですから、「気楽に働くのならお小遣い稼ぎ程度で我慢、働くなら精一杯働いて、税金も保険金もしっかり払ってね」ということで、その気持ちも分からなくはないですが、なんかヘン。
というのも、いざしっかり働こうと思っても、保育所の整備は十分でないし、子供が病気になったときはどうするの?という大きな問題もあります。
おじいちゃんおばあちゃんがサポートしてくれたらいいけど、実は親世代も働いていて孫の面倒まで手が回らない、という場合もあるでしょう。
昔は子供は家族だけではなく、近所のおっちゃん・おばちゃん・兄ちゃん・姉ちゃんが面倒みてくれてたりしたものですが、そういうパラダイスを望んでも難しい。
ほったらかしで勝手に大きくなるという時代ではないので、それなりの手段を模索しようにも、選択肢が限られているのが現状だと思います。
自治体によっては、子育てに関連したサポートがとても行き届いていて、若い人達の移住が進み人口増に繋がったところもあるそうですが、お役所さんが新しいことを始めようにも様々なハードルがあって、おいそれと動けるものではない。
行政を糾弾したところで何も変わらないので、私達が知恵を出し合って何か方法を考えるしかないですね。
保育ママの制度などを整備するというのもあるでしょうし、幼老複合施設(保育所と介護施設を合体させたもの)や、子供と高齢者が生活の一部を共にする、といった試みも少しずつ増えています。
色々とメリット・デメリットはあるようですが、みんなで意見を出し合って、良いものを作って行きたいものですよね。
あと、夫の転勤などで、否応なしに仕事を辞めざるを得ない、という嘆きもあると思いますが、逆パターンもあります(妻の転勤に従って、夫が勤め先を変えるなど)。
お金はかかりますが、家族全員単身赴任、という例もあるので、固定観念に縛られずに家族内で十分話合って納得することが大事だと思います。
原稿担当 : NPO法人 あなたらしくをサポート(愛称:らしーく)
イラスト : 林やよいさん
 

PICK UP 伊丹のお店 ~暮らし・相談~