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男と女の「おかしな!?」ハナシ

「そんなの無理」って笑う人はいるけど…

日本初の女性弁護士は昭和15年に誕生

あなたの身の回りにも時々起こる、
「これってどうなの?」
「おかしくない?」という話。
このコーナーでは、毎回、
「男と女のちょっとおかしな!?ハナシ」を、つぶやいてもらいます。

「そんなの無理」って笑う人はいるけど…

今回のつぶやき主は、アイさん。
親戚の家で、久しぶりに会った社会人の従姉たちと 一緒に
将来の夢について話しています。
ヨシコ :アイちゃん、もう高校2年生なんだね。
 将来の夢ってあるの?

アイ  :えっと…「そんなの無理」って笑われたんだけど、あこがれているのは裁判官。
 「普通の職場なら、自分の考えと違っても上司に従わなければいけないけど、裁判官は、自分が正しいと思う判断ができる」ってテレビで  聞いて、うわぁ~いいなって。

ヨシコ :すごいやん。
 そう思ってるなら、おじさんやおばさんに自分の夢をちゃんと話して、応援してもらったらいいと思うよ。

アイの母:あんた、部活ばっかりやってて成績も良くないのに、何バカなこと言ってるの。
 例え成績がいい人でも、司法試験にはなかなか通らないっていうじゃない。
ヨシコ :おばさん、私の先輩のお姉さんが弁護士なんだけど、アイちゃんと同じように、部活ばっかりやってたんだって。
 でも、そのおかげで集中力もコミュニケーション力もついて、人脈も広がって、「部活にのめり込んでてよかった」って、いつも言ってるよ。

アイ  :えっ、本当に? その人の話、聞いてみたいなぁ。
     
ヨシコ :オッケー。気さくな人だから、時間を取ってもらうように頼んでみるわ。

アイ  :その人、きっと忙しいと思うけど、大丈夫?
 働いている人たちは、かなり大変そうな感じがするんだけど…。

アイの母:法律関係の仕事なんて、大変に決まってるでしょ! 
 女性なんて、ほとんどいないだろうし。

ヨシコ :女性の弁護士や裁判官って、5人に1人くらいだって。
 それでも10年位前に比べるとグンと増えているそうよ。
 判事も検事も公務員だから、世間のイメージよりは働きやすいらしいし、会社の中で働く弁護士さんっていうのもいて、半分近くは女の人だって聞いたことがあるわ。
 
アイ  :そうなんだ~。
 ヨシコちゃん、いろいろ教えてくれてありがとう。ちょっと勇気が出てきたわ!
◆アイの母のつぶやき・・・
アイったら、もうちょっと現実的な夢を持てばいいのに。
裁判官とか弁護士って、普通の女の子がなれる職業なわけないじゃない。
確かに、部活ばっかりやっているから集中力はあるし、人付き合いも良いけど。まずは勉強を頑張らないと、仕事に就く以前の問題だわ。
でも、子どもだと思っていたアイが、こんなにしっかり考えていて、ちょっと驚いた。

◆ヨシコのつぶやき・・・
先日参加した職場の研修会で、講師の先生が「多様な人たちが力を合わせてつくっていく社会こそ、豊かでよりよい社会」と言ってたけど、それはどの場にも通じることよね。
法律関係に携わる人に女性が増えれば、市民は法律をより身近に感じるだろうし、DVや性差別などで苦しんでいる人に、寄り添える判断ができるはずよね。
アイちゃん、周りでいろいろ言う人に惑わされず、夢に向かってがんばれ~。

◆アイのつぶやき・・・
実は「法律関係の仕事なんて、どうせ私には無理」って、心の底で思ってた。
けど、ヨシコちゃんに励ましてもらって、とっても嬉しかったなぁ。
私の夢を聞いて、「そんなの無理~」って笑う人ばっかりじゃないんだね。
がんばってみたいな~!
ミニ知識  
【日本初の女性弁護士は昭和15年に誕生】

鳥取県弁護士会のマスコットキャラクター「まさこ先生」のモデルは、日本初の女性弁護士(昭和15年に3名の女性が弁護士登録)であり、鳥取県弁護士会で活躍された中田正子先生(平成14年没)です。
私たち鳥取県弁護士会に所属する弁護士は、地域に暮らす市民の皆様にとって身近で信頼される存在でありたいと考えています。
このような鳥取県弁護士会のキャラクターとして、中田正子先生をモデルとした女性弁護士キャラクターは、イメージ的にも訴求力の点からもぴったりだと考えました。
法服の現物の写真を鳥取市歴史博物館から提供頂くなどもして、県内業者さんに依頼し、知的で優しい雰囲気の女性弁護士キャラクター「まさこ先生」が誕生しました。
鳥取県弁護士会のHPより抜粋

横からちょっと言わせて

神戸大学名誉教授・前附属病院薬剤部長<br>生まれも育ちも伊丹の 平井みどりさん
神戸大学名誉教授・前附属病院薬剤部長
生まれも育ちも伊丹の 平井みどりさん
様々な場面で、法律の専門家の意見を求めたり、法的に正しい解釈について解説を必要とする機会が増えています。
社会が複雑化し、一方で昔からのコミュニティにおける不文律や人間関係が希薄化した結果、身近な問題であっても公的な判断を必要とするようなトラブルがしばしば起こります。
このような場面では、法律の専門家の活躍が期待され、弁護士や裁判官の仕事が増える結果、将来的に人材が不足してくる可能性があります。
トラブルに巻き込まれるのは男性ばかりではなく、女性もトラブルを抱えて途方にくれる人も増えるでしょう。
女性が法律にからむ相談をしやすい相手として、女性の弁護士の存在は貴重だと思います。
また、女性特有の問題やトラブル、例えばDV(ドメスティック・バイオレンス)やハラスメント、離婚後の子供の養育問題など、男性には細かいニュアンスを伝えづらく、共感してもらいにくいことも、女性の弁護士なら親身になってもらえる場面も多いと考えられます。
裁判官にしても同じことは考えられます。
確かに、法律は門外漢にはわかりづらい言葉や言い回し、論理がありますが、その根底にあるのは社会を円滑に動かしていくための、最も基本的なルールを言語化したものである、ということだそうです。
そのため、法律に関して何らかの問題が生じたり、実情に合わなくなった場合は、改正したり変更することは当たり前なのだと、以前弁護士さん(女性)に教えてもらったことがあります。
それまで、法律は変更することなど滅多にできないと思い込んでいた私は、この話を聞いて非常に驚いたのですが、法律の専門家としては当たり前のことのようです。
一般の人にもわかる言葉で、法的な考え方やルールを説明してくださる専門家が増えると、いろいろなトラブルを防ぐ、あるいは減らすことにもつながると思います。
ヨシコさんが言うように、法律家をはじめとする、これまで男性の仕事と思われていたようなジャンルでも、女性の数が増えています。
アイさんが法律の専門家になりたいというのは、決して夢ではなく、将来の進路の一つとして選択を真剣に考えておくことをお勧めします。
原稿担当 : NPO法人 あなたらしくをサポート(愛称:らしーく)
イラスト : 林やよい

※このイラストを利用されたい場合は「NPO法人あなたらしくをサポート」nporasiku@gmail.com までご連絡ください。

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