こんにちは。
前回に引き続き、塾で実施した大学入試説明会でのお話しについて。
前回は、ＡＯ入試の拡大が受験動向に及ぼす影響についてお話ししました。
今回は、一般入試を考えていらっしゃる皆さんに向けて、

模試スケジュールから考える学力ピークの持って行き方

をお話ししようと思います。

現在高校３年生の皆さん、６月にベネッセのマーク模試を受けられたと思います。
ところでベネッセのマーク模試はあと何回あるでしょうか。
学校の年間行事予定を見てみるとわかると思いますが、９月と１１月の２回です。
他の予備校の模試を受けるともっと回数は増えますが、大事なのは、

１１月のマーク模試が、志望校判定を見られる最後の機会になる

という点です。

「でも本番は２月じゃないか（私大の場合）！
ギリギリまで頑張って逆転目指しますよ！！」
という人もいるでしょう。

しかし、１１月のマーク模試は結果の返却が１２月です。
私大の一般入試を仮に想定した場合、本番まであと二ヶ月弱。
仮に第一志望の大学の判定がＥだった（合格可能性20％未満）としましょう。
絶対に無理とまでは言いませんが、１２月でＥ判定から逆転するのは相当に厳しいです。
また、１２月には学校の進路面談があるはずです。
当然、この模試のデータは資料として使われます。
その時に、果たして担任や進路指導の先生はその結果を見て、
「Ｅ判定だけど、本番まで頑張ってチャレンジしようぜ！」
と言ってくれるでしょうか。
多分「志望校を下げることを考えよう」になるでしょう。

つまり何が言いたいのか。

最後の模試までには、第一志望の大学に判定が出る（できればＣ以上）必要があるのです。
入試本番はまだ先ですが、１１月までにある程度学力のピークをもってきておかなければならないのです。
まず、「その第一志望を目指してもいい」といえる状況を作りましょう。

今、６月ですが、受験に向けた大切な時期は八ヶ月先ではなく五ヶ月先です。

のんびりしている暇はないですよ！！！
CReduでしっかり目標に向かって、ともに進みましょう。

次回のこのテーマは、国公立大学入試の現状についてお話しします。


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