伊丹市の火葬場は友引が休館日です。

近隣市には友引でも開いている火葬場もあるのですが

市民外の受け入れはしていません。。。

おつかれさまです、速水です。




と言う事は

伊丹市民は友引にはお葬式を出せない

と言う事ですね。




友引の２日前に亡くなられた場合

急いでお葬式を執り行えば

亡くなった当日にお通夜をして

翌日（友引が来るまでに）お葬式を出せば良いのですが

伊丹の火葬場では「明日」はほぼ空いていません。




やむを得ないので友引の次の日に葬儀を伸ばすんですが

もし、友引の２日前の午後などに亡くなった場合

友引の次の日も空いていない事が多々あります。




そんな時も近隣市の火葬場をあたるんですが…

市外の受け入れは規制されほぼ不可能です。




そうすると更に1日延びて

亡くなった日から５日後の葬儀になってしまいます。




このケースは年間を通じて少なからず有ります。




問題の根源は

伊丹市営火葬場の稼働数の低さ。

1日５人です。




今の施設から、それが限界なんです。



２０年前の改築の時に

移転も検討されたんですが

移転先候補地から悉く反対を受け

元の地で改築されたんですが、

限られた敷地の中では現状が目一杯なんでしょう。




この問題、改善した方が良いと思います。

しかし、営利団体（葬儀社）の声は行政には届きません。

かといって、市民の声を纏めるにも

ごく一部で不便を感じているお客様も

ある意味その時だけで、

市民が恒常的に不便を強いられている訳ではないんですね。




市内に山間部が無い伊丹市ならではの問題とも考えられますが

同じように山間部が無い大阪市を考えると

まだまだ詰めが甘いとも言えますね。




不便を強いられているお客様の殆どがこう仰ります。

「しゃーないなー、死ぬ人も時を選ばれへんからな～…」




単に行政を攻めるだけではないこの姿勢、

大切な事だと思います。




今の日本人、

個人主義が進み過ぎていると思います。

全体から見たらごく一部分ですが

自分勝手で自分の権利ばかり主張する人が増えて来ている。



個も尊重するべきだと思いますが

全体を考えて譲り合ったり労り合う心が大切だと思います。