男と女の「おかしな!?」ハナシ
「配慮」とは「相手の気持ちを深く考え、気を配る」こと
あなたの身の回りにも時々起こる、
「これってどうなの?」
「おかしくない?」という話。
このコーナーでは、毎回、
「男と女のちょっとおかしな!?ハナシ」を、つぶやいてもらいます。
せっかくの配慮がアダとなる!?
今日のつぶやき主は
育児休暇から復帰したばかりのテルコさん。
職場の同僚と、課長の配慮について話しています。
テルコ: ねぇ聞いて~。
私「来月から隣の課に異動だ」って課長に言われたの。
タロウ: 良かったじゃないか。
あそこなら残業もないから子育てするには楽だよね。
キヨシ: 確かに。
この課は残業が多いし、たまにだけど出張もあるからね。
テルコ: だって~~あり得ないわ。
タロウ: 何が問題なの?
テルコ: やっと職場復帰して、これから1年休んだ分の仕事を取り返すつもりだったのに。
タロウ: なるほどな。でも子どもがいたらハードな仕事は無理だろ。
課長だって「テルコさんが子育てしながら、今の仕事をするのは大変だろう」
と配慮してくれたんじゃないかなぁ。
キヨシ: テルコさん、ホントは仕事を頑張りたかったんだよな。
今回は、課長の配慮が裏目に出ちゃったってことか。
◆テルコのつぶやき・・・
課長が「良かれ」と思って私を異動させることにしたのはわかってるわ。
だけど育休で1年休んだだけでも仕事に遅れをとったのに、さらに第一線からはずされるなんてすっごく悔しい。
夫が育児休暇を取ってくれると言ってるし、両親とも同居だし、私は問題なく仕事ができる状態なのに、
課長が私の意向を聞かずに自分の思い込みだけで私の異動を決めたことが不満なの。
◆タロウのつぶやき・・・
せっかく課長が「仕事と子育てが両立できるように」って考えて配置転換をしてくれたのに、テルコさん、わがまますぎるよ。
オレが彼女なら、課長に感謝することはあれ、不満を持つなんてあり得ないけどな。
◆課長のつぶやき・・・
彼女の「仕事と育児の両立」のために良かれと思って配慮したつもりだったから
「なんで俺が責められないとといけないのか?」ってはじめは腹が立ったよ。
でもよく考えてみれば、「育児は女性の仕事」って思い込んで、彼女の気持ちを聞かなかった俺の失敗だったんだな・・・。
今回のことで「もし自分が相手の立場だったらどう感じるか」と考えることが、どんなに大事かということに気づかされたよ。
【ミニ知識】 新「くるみんマーク」と「プラチナくるみんマーク」って
知っていますか?
◆「くるみんマーク」とは?
「男性従業員のうち、育児休業等を取得した者が1人以上いること」「女性従業員の育児休業取得率が、70%以上であること」など、所定の基準を満たした企業を厚生労働省が認定するもので、認定を受けた事業主は、次世代認定マーク「くるみん」を、自社商品や広告などに使用することができ、子育てをサポートしている企業であることを対外的にアピールすることができる等のメリットがあります。 ◆「プラチナくるみんマーク」とは?
くるみんマークを取得している企業のうち、さらに両立支援の取組が進んでいる企業を、厚生労働省が認定するもので、その認定マークが「プラチナくるみん」です。
プラチナくるみん(特例)認定制度は、次世代育成支援対策推進法(次世代法)の改正
実施に伴い今年の4月1日からスタートします。
*このマークを取得している企業や商品は、子育てする人にやさしい企業(商品)であると同時に男女ともに働きやすい職場であるということの目安にもなりますね。
横からちょっと言わせて
男女共同参画社会を実現するための学習・啓発施設
伊丹市立女性・児童センター
所長 森本正幸さん
課長の「仕事と子育てが両立できるように」配慮した異動に、「仕事の遅れを取り戻そう」と今は仕事優先に考えるテルコさんは、不満を訴える。
このように、せっかくの配慮がアダ、裏目に出ることは、私のごく最近の経験でもありましたし、実際に身近によく起こる出来事といえます。
その原因は、何でしょうか?
「配慮」とは、気を遣う、気を配ることであり、「気くばり」「心遣い」と同義語です。
つまり、「配慮」とは「相手の気持ちを深く考え、気を配る」ことですが、この事例の課長さんは、テルコさんの立場に立ちきれず、心情を汲み取りきれなかったのではないでしょうか?
「気を配るという事」は、自分ではなく相手の事を考えて行う行為ですが、人の多くはとかく自分中心に考え、コミュニケーション不足から相手の心の十分な理解ができないまま結論を出してしまうから、このような事が起こってしまいます。
よく似た話に、経営の神様・松下幸之助の「道をひらく」の中のエッセーに、「善かれと思ってやったことが、反対の結果を生み出すことが、しばしばある」があります。
時には、どんな決断もせず、時の流れに任せ、「無策の策」、策なしの境地に思いをめぐらせ、心静かに反省することの大切さが説かれています。
松下幸之助は、また「『一言』によって、人生の流れが変わる瞬間があると思う」と言っています。
今日、「自分のことしか考えない人間が多くはありませんか?」
今回のテーマ「配慮」「相手への気配り」をお互いが身につけ、今を大切に生きる知恵としたいものです。
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