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男と女の「おかしな!?」ハナシ

バリバリ働ける条件って?

「あさが来た」のアサさんって

あなたの身の回りにも時々起こる、
「これってどうなの?」
「おかしくない?」という話。
このコーナーでは、毎回、
「男と女のちょっとおかしな!?ハナシ」を、つぶやいてもらいます。

バリバリ働ける条件って?

今回のつぶやき主は高校生のフウカさん。
母・ハルさんと、4月に終わった朝ドラの
登場人物について話しています。
ハル : さあ、今日も朝ドラ始まるわ。スタンバイスタンバイ。

フウカ: それにしても、「あさが来た」のアサさんって素敵な人だったよね。
    次はどんな仕事をするんやろうって、毎朝ワクワクしながら見てたわ。
    私、あんな女性にあこがれるなぁ~。

ハル : う~ん、確かにそうやけどなぁ・・・。

フウカ: お母さんどうしたん? 何か不満でもあるの?

ハル : いやね、ドラマだって分かっていても、正直うらやましいなぁって。

フウカ: そりゃお母さんには、アサさんみたいな才能はないもんねぇ~(笑)。
ハル : そこじゃなくって、「恵まれすぎ!!」って思うんよ。
    夫も舅や姑も理解があり過ぎやし、家事も育児も女中さんやおばあちゃんがやってくれる。
    子どもは一人っ子。そりゃバリバリ働けるわ。

フウカ: えっ? お母さん、毎日そんなひねくれたドラマの観かたをしてたん??

ハル : だって~、アサさんが、洗濯干したり料理してる場面はほとんどないでしょ。
     子育てしたとか言ってるけど、ちょこっとだけやし。

フウカ: そりゃそうやけどさぁ。

ハル : あれだけ条件に恵まれてたら、お母さんだって「ちょとは輝く女性」になれたかも。
     あんただって、毎日お母さんが身の回りのこと全てやってあげてるお陰で、
     学校生活をエンジョイできてるってこと、忘れたらあかんよ!

フウカ: うわぁ~朝ドラで、えらいとばっちりやわ。
     さっ、はよ学校行こうっと!
◆ハルのつぶやき・・・
「女に教育は不要」と言われた江戸、明治時代に、自分で法律やら経済やらを学んで、傾きかけたお店を立て直したアサさんって、本当にすごいわ。
「お店のためにそこまでやってくれる有能な女性なら、家の中のことはやらなくていいから」ってなるわなぁ。
でも、普通は家事・育児が、どうしてもついてくるのよね。

◆フウカのつぶやき・・・
自分が食事も洗濯もお母さんにやってもらって「当たり前」って思っていることを、初めて反省したわ。
将来は、アサさんみたいに「輝く女性になりたい」って思うけど、家のことや子育ても同時にこなすとなったら、大変なんやなぁ~。
今はまだ、どんな仕事に就くか、どんな人と結婚するかイメージできないけど、仕事を選ぶ時にはそんなことも意識するって大事かも! 
担任のアオイ先生も小さい子がいるのに、結構夜遅くまで学校にいるみたいやけど、どうしているのか今度聞いてみよう。 
ミニ知識   
「あさが来た」のモデル・広岡浅子の生涯

江戸時代、大坂有数の豪商であった加島屋は、明治維新の動乱により家勢が傾きます。
その危機を救ったのが、17歳(数え年。以下同様)で加島屋の次男・広岡信五郎に嫁いだ広岡浅子です。
浅子は、七転び八起きを超える「九転十起」を座右の銘とし、炭鉱経営等に参画。
さらに中川小十郎をはじめとする有能な人材を招聘し、大同生命の創業にも深く関わるなど、その手腕を遺憾なく発揮します。
加島屋を立て直した浅子は、夫・信五郎が亡くなった後、事業を女婿の広岡恵三(大同生命第2代社長)に託し、女性の地位向上に尽力します。(中略)
浅子は日本女子大学校設立後も、情熱を失うことはありませんでした。
「社会の一員である女性に教育をしない手はない」という信念を持ち続けた浅子は、1914(大正3)年から亡くなる前年まで、御殿場・二の岡にあった別荘に20名程度の女性を招き、夏期勉強会を毎年開催します。
この勉強会には、市川房枝、村岡花子らが参加し、後に政治、教育、文学などあらゆる分野で日本を代表する女性として活躍しました。

(大同生命ホームページより抜粋)
http://www.daido-life.co.jp/110th/memorial/exhibition/

横からちょっと言わせて

神戸大学教授・医学部附属病院薬剤部長<br>生まれも育ちも伊丹の 平井みどりさん
神戸大学教授・医学部附属病院薬剤部長
生まれも育ちも伊丹の 平井みどりさん
人にはそれぞれ得意分野があって、その得意分野を実践することが即ち「輝く」ことだと思っています。
「あさが来た」の主人公は大店の奥様ですから、家事などは女中さんがするのは当たり前で、当時は奥様としてすべきことが別にあったのでしょう。
おそらく、彼女のお姉さんがしていたように、お琴の演奏でお客をもてなしたり、それはそれで色々とあったと思います。
「アサ」のお姉さんは嫁ぎ先が没落したので、お琴を楽しむ余裕もなくなったと思いますが、そうでなければ、「お琴の名手の奥様」として輝いていたのではと思います。
「アサ」の場合は、経営の手腕があったので、それを発揮する場を与えられたということと、「女子教育」という自分の信念があり、それを実践するだけの体力・知力・行動力を備えていたうえに、周囲に支援してくれる人がいた、さらに言えば機会に恵まれたということです。
ハルさんだけでなく、誰から見たって羨ましい境遇ですよね。
しかし、今でこそ「大活躍」と見える「アサ」の活動も、当時は「旦那が無能やから嫁がしゃかりきに働かないといけないって、可哀想」と思われていたかもしれない。
時代・環境・人によって価値観は違いますから。
フウカちゃんはお母さんのハルさんが「輝いてない」と思ってるけど、決してそんなことはないですね。
家族が元気で仲良く楽しく毎日を送っている家庭のお母さんは「太陽」ですから。
原稿担当 : NPO法人 あなたらしくをサポート(愛称:らしーく)
イラスト : 林やよいさん
 

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