明応5年(1496)に創建されたとされる浄土真宗教善寺の本尊で,快慶が完成した「安阿弥様(あんなみよう)」と呼ばれる形式で造られています。南北朝から室町時代ごろの製作と思われ,昭和40年に伊丹市の有形文化財に指定されました。
像高98.8センチで,左手を下に垂らし,右手は肘を曲げ,両手とも親指と人差し指とを合わせる「来迎印」を結んでいます。この形式を「安阿弥様」と呼んでいます。
全体に漆箔(しっぱく)が施されていたようですが,現在ではほとんど剥落しています。
教善寺の過去帳には,「天正7年(1579)に織田信長の軍勢によって霊蓮寺(りょうれんじ)が焼かれたとき,その本尊を教善寺に移した」と記されています。「霊蓮寺」は国指定史跡伊丹廃寺跡付近の旧地名「良蓮寺」と近似していることから,この像が伊丹廃寺から移された可能性もあります。
注意:通常は公開されていません。
伊丹市北伊丹3丁目68 教善寺内
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