大鹿の村人が日照りで困っていたとき,大覚大僧正に頼んで雨乞いをおこなうと,たちまち大雨が降りました。そこで村人たちはみな法華宗(日蓮宗)に改宗したと伝えられます。その伝説にちなんだ遺跡です。
(写真: 上=竹塚・大覚大僧正卓杖竹の碑、下=御塚 「お塚の由来」の碑)
大覚大僧正は永仁5年(1297)の生まれ,はじめ密教系の寺院に入りましたが,のち法華宗(日蓮宗)に改宗し,近畿地方や山陽地方をめぐって法華宗を広めました。
竹塚の地に天保6年に建てられた「大覚大僧正卓杖竹之碑(たくじょうちくのひ)」によると,大覚が村を立ち去るとき,手にしていた紫竹の杖を地にさして「此竹復生,我法必興矣(この竹また生じ,我が法必ず興らん)」と言った。すると言葉どおり紫竹が群生したといわれます。
また御塚は大鹿の妙宣寺が法華宗に改宗したとき,仏像・経巻・釈書を埋めたところといわれます。伝説ではそのとき黄金の鶏を埋め,村が貧しくなったときは掘り出して救えと伝えられています。
竹塚:伊丹市大鹿3丁目10番地
御塚:伊丹市大鹿6丁目地内
竹塚:JR伊丹駅・阪急伊丹駅前1番のりばより市バス49系統春日丘西経由北野行きまたは51系統春日丘西経由鶴田団地行きにて大鹿東口下車,南西へ約220m
御塚:JR伊丹駅前・阪急伊丹駅前2番のりばより市バスで桜ヶ丘8丁目下車,北東へ約320メートル
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