国語部門オンライン授業も今日で最後(願わくば、ですが)

今日は最初にそれぞれのワークに取り組んでもらい、その後、素読の時間を設けました

ワークの答えを見てとても気になるのが、型をそのまま丸暗記して、答えに当てはめようとする方法です

特に記号問題では、言葉の意味を考えれば全然難しくもなんともないものを間違える

よくよく話を聞いてみると、何も考えておらず、そこにあるのは、『例題と似てるから』という、なんともアテにならない理由

でも、理屈を話せば納得してくれることが多いので、最終的には自分で理屈を見出して、自力で正解を導き出せるように進めていきます

嬉しいのは、小学生から長い間学習塾部門を受講し、
勉強の基礎
・自分で理屈を見つける
・自分なりに考えて答えを捻り出す=空欄で提出しない
・自分なりの考えを述べられるよう準備しておく
が出来ている子が、引き続きしっかり考えて問題に取り組んでいることです

他の生徒さんたちにも、引き続き良い習慣を身につけて、学びの楽しさを実感してもらいたいと思います

素読では、先週に続いて因幡の白兎に取り組みました

先週は、予備知識のあった一人を除いて、呪文にしか聞こえなかったという古事記

今週はまず、松谷みよこさんの【日本の神話】から、該当箇所の読み聞かせをしました

兎と鮫のやりとりや、八十柱もの神様たちが兎に意地悪をしたという話は、あっという間に生徒さんたちの興味を引き、途中いくつか意見を求めた際にも、すぐに答えが返ってきました

その後、先週素読した三省堂の国語の教科書に掲載されている箇所を素読したところ、呪文でしかなかった古典の文から意味を掴みとることができると実感できたようです

これまで眠そうに国語に取り組んでいた子の目が、『自分にもできるかも』の目に変わっていました

こういうきっかけを沢山作り、古典の名文にも沢山触れて、自分にもできる！と実感してもらい、古典を楽しめるようになってもらいたいです