今日から数日間は雨だと言う予報を裏切って
伊丹の空は清々しい風と陽射しが包まれています。
空港でアイドリング中の飛行機のエンジン音が
いつもより近く聞こえるのはお天気が崩れる兆しでしょうか?
おはようございます、速水です。
先日、
仕事でお付き合いがある会社、
「キーパーズ」さんの営業の方が挨拶に来られた。
その時に持って来て下さったのがこの本。
「孤立死」
~あなたは大丈夫ですか?~
直球すぎる題名。
早速読んでみました。
年配の方をターゲットにしているせいか
文字が大きく、活字が睡眠導入な私にも読み易い。
著者はキーパーズの社長の吉田太一さん
以前に書かれた「遺品整理屋は見た!」も
生々しい現実を問題視したセンセーショナルな内容だったが
この本もなかなか生々しい。
しかし、
今回の書は社長からの訴えの色が濃い。
そう、「あなたは大丈夫ですか?」とあるように。。。
内容は「孤立死」の問題を取り上げながら
死ぬ以前の暮らしの「孤立化」に目を向けている。
団塊の世代を初めとする熟年世代。
高度経済成長の日本を支えたサラリーマン。
その人生の大半の日々を
本来は、八時間の労働と八時間の睡眠、
残りの八時間を自分自身の人間活動として
生きて来れていれば良いんですが
残念な事にその大半が労働と睡眠に
人生の殆どを費やして来てしまっている。
そして、労働から解放された時、
労働以外の時間の使い方が解らない男性は
伴侶から「粗大ゴミ」扱いを受ける。
伴侶に先立たれた男性は酷いもので
近所付き合いや地域活動、
サークルなど、人付き合いに疎く、
身体的、精神的、経済的、社会的、
その多くを不健康に暮らす事により
更に社会から孤立して暮らす。
その先に待つ「死」
それがどれほど周囲に迷惑をかけ
どれほどみすぼらしい事になるか。
そんな男性を主人公にした漫画数ページと
それをテーマに会話を交わす婚約中の若い二人。
後半は今まで数多くの現場に携わって来た
者だからこそ知り得る悲しい現実の数々。
時には実際の写真を織り交ぜながら
人付き合いや風習を煩わしがり
個人主義に走り過ぎた日本人に問う。
昨日までは他人事...
でも明日は自分の姿かも知れない、と。
そして背表紙と帯に
「実は孤立死が問題ではないのです。
孤立死ではなく孤立化している生活スタイルに問題があるのです」
と書かれている。
「自分さえ良ければいい」暮らしを続ける事で
日本の社会を駄目にして来続け、
未だに何も改善されていない日本。
それは「ごく一部」ではあるでしょうが
サラリーマン文化は家庭から父を奪い
介護保険制度は多世代家族を崩壊させ
コンビニやファストフードなど安易な食文化が
「食べる」事の大切さまでも無視し続ける。
全国チェーンの牛丼屋さんやファミレスで
誰とも接する事無く昼食を済ませるサラリーマンや
大型ハンバーガーショップで
独りハンバーガーを食べている
お爺さんやお婆さんを見ると
この人たちは誰かに看取られながら
臨終の時を迎えられるのだろうかと
他人事ながら心配になってしまいます。
如何でしょう、
死んだ後、
数日間誰にも気付かれる事無く
ウジ虫が体中に湧き、
性別さえ判らない状態になり
腐敗臭で街を満たすのって
嫌じゃありませんか?
都会の中で不器用に生きている皆さん、
近所付き合い、人付き合いを
今一度見直してみませんか?
書物については
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キーパーズさんは
こちら