街をあるくと”ソコカシコ”。

すべって危ない！…ってな床は、そこら中にある。


いろいろな方とお話ししてると

「あそこ！滑って怖かったから、アンタ営業行ってきな！」

「いつもアソコで滑るねん！アンタなんとか言うたって！」

…なーんてな「お叱り」を受けることが、実はよくある。


しかし、実際にお声掛けをしてみると

「うーん、ウチに言われても・・・」とか
「いやぁ、、、オーナーに言うて！」とか

「滑る？アブナイ？…なーに難癖つけよんねんゴラァ！」…などなど

なっかなか「お相手にされない」場合が数多くある。

実際に利用している方々と
施設を管理・運営されている方とでは
その”感覚”ってものに、大きな誤差がある。


以前、介護付き高齢者住宅の大浴場にお伺いした時のこと。


「ここ、滑りません？コレ。」

「いやぁ、、、利用者さんに、ちょっと怖い、とは言われたこともあるけど、、、、」

「でもココほら、めっちゃ滑りますよ？この洗い場なんか特に…」

「ケガした、とかは聞かないしねぇ…」

「利用者さんだけじゃなくて、清掃の方の安全対策にもなりますよ！」

「うーん…掃除とかしてても、滑ったことないけどなぁ」

「うーん、、、そうですかぁ…。」

「ま、念のため清掃の時は”滑りにくい長靴”履いてるけどな！」

「…そりゃワカリマセンわな…」

…なーんていう「やり取り」をした覚えがある。


「滑り止め」だけではなく、「安全対策」というのは

自分だけではなく「他者への思いやり」でおこなうもの。

それに「安全対策」ってのは　なにも一つとは限らず、いくつやってもいい。

お店や施設側にとって
お客様や利用者様の「声」ってのは
なにより重要視されるもの。

「むむむ、、、。ここすべって危ないなぁ」

…なーんて感じるところがあったら
勇気を出して、ぜひお声を上げて頂きたいなぁ、、、なーんて思います。