昆陽寺は僧行基によって建てられた「昆陽布施屋(ふせや)」の後身寺院です。その後天正7年(1579年)に織田信長の兵火にかかって堂塔を焼失し、それ以前の建物は何一つ残っていません。
国道171号線に面して建つ山門は江戸時代中期に再建されたもので,昭和44年(1969年)3月に兵庫県の指定文化財(有形文化財)に指定されました。
山門は上層周囲に縁をめぐらし,細部にみる絵様繰形(えようくりがた)の形式手法は、江戸中期(18世紀中期)のそれをよく伝えています。三間一戸の楼門で,屋根は入母屋造り,本瓦葺です。桁行は8.6メートル,梁行4.97メートルです。内部戸口柱を通柱(とぐちばしら)として、上層柱をも兼ねる構法は珍しく,斗挟部(ときょうぶ)中備え間斗(けんと)上の双斗肘木(ふたつどひじき)や妻飾虹梁(つまかざりこうりょう)下の大斗花肘木(だいとはなひじき)の意匠は、なお前代の余風を伝えています。
山門の二天像も兵庫県の指定文化財に指定されています。(現在は、行基堂内に安置されています。非公開)
伊丹市寺本2丁目169番地
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