伊丹市立図書館ことば蔵は、「80」をテーマに、「第8回日本一短い自分史」の作品を募集。大賞に富山県高岡市のパート、麻谷さんの作品「未来への恋文」を選びました。
日本一短い自分史の募集は平成25年度から始まり、今回が8回目の開催となります。9月1日から募集し、市内外から計287点の応募がありました。今回も坪内稔典・柿衞文庫理事長、永吉雅夫・追手門学院大学教授、中周子・大阪樟蔭女子大学教授の審査により、大賞と秀作が決定。大賞に選ばれた麻谷さんの作品は、郷土紙「伊丹公論」復刊28号に全文が掲載され、副賞の図書カード5千円分が贈られます。
大賞を受賞した麻谷さんは「恋文のエピソードはずっと胸に秘めて、私自身の『青春の忘れ物』のようになっていました。それを記し、共感していただけたことで自分なりに心の整理がついたように思います。ありがとうございました。この受賞の喜びを、この世では結ばれなかった恋人たちに捧げます」と、受賞後のエピソードを話してくれました。