7月29日、「調べる学習コンクール」関連講座として「伊丹郷町の発展と伊丹酒」を開催しました。参加者は25名。
講師は、伊丹市立博物館学芸員の新宮由真氏です。
江戸時代の伊丹郷町が、酒造業によって栄えていたのはご存知のとおり。
当時も膨大な人口を抱えていた江戸では、伊丹諸白の需要が高く、ほとんどが江戸へ送られていたそうです。
内陸である伊丹から江戸へは、馬→川→海で運ばれていました。
当時の文書などからも、酒造家たちを中心にたくさんの人が伊丹酒に関わり、賑わっていたことが伝わります。
「運送中にお酒を抜き取ってはいけない」と、わざわざ取り決めなければならなかったほど、みんなに愛されている伊丹酒。参加者の方々も、熱心に聞き入っておられました。
図書館には、郷町や伊丹酒に関する資料もあります。
これらを使って学びを深め、ぜひ「調べるコンクール」にご応募ください。