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伊丹市ポータル「いたみん」

3 基本的方向性

伊丹市の将来像 「みんなの夢、まちの魅力 ともにつくる 伊丹」

基本目標 市民が主体となったまちづくりの実現

基本方針2 多様性を認め合う共生社会

人権尊重のまちづくりを推進するために、人権教育に関する広報、その他の啓発活動を積極的に行う。また、人権教育を生涯学習に位置づけ、学校・家庭・地域等のあらゆる場で推進する。
「伊丹市人権教育・啓発に関する基本指針」や「伊丹市人権教育基本方針」に基づき、さまざまな人権問題に関する学習機会の充実を図る。
多文化共生のまちづくりを推進するために、学校教育においては、教育活動全体を通して、多文化共生・国際理解教育を推進する。
日本語理解が不十分な外国人児童生徒に対し、適応指導員や多文化共生サポーターの派遣を行うなど、指導体制の充実を図る。

政策目標1 支え合いの心でつくる安全・安心のまち

施策目標1 安全・安心のまちづくり

主要施策3 交通安全と地域防犯の推進
交通安全対策の推進については、関係部局との連携のもと、「安全・安心見守りネットワーク事業」の活用等による通学路の安全対策を充実するとともに、「自転車交通安全教室」の充実等による児童生徒の交通安全意識の高揚と交通マナーの向上に努める。

政策目標2 未来を担う人が育つまち

施策目標1 子ども・若者・家庭・地域がともに育ち合う環境づくり

主要施策1 子どもの育ち・若者の自立を支援する環境づくり
保育・幼児教育の充実については、生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児教育の重要性を踏まえ、幼児教育の質の向上を図るとともに、公私立幼稚園・保育所(園)、認定こども園と小学校との円滑な接続を図る。
今後の幼児教育の在り方については、広く市民の意見を聴く中で、「基本方針・実施計画」の策定を行い、計画に基づく取組を進める。
発達に支援を要する子どもの育ちの支援については、教育の機会均等の趣旨等を踏まえ、保護者の経済的負担を軽減するとともに、障がいのある子どもたちが十分な教育を受けることができる環境の構築と特別支援教育の充実を図る。
子どもの育ちの支援については、学校園のみならず、社会全体で支える必要があり、関係機関等と連携し、取組の充実を図る。
若者の自立支援については、困難を有する青少年や保護者等に対する相談体制を充実する。

主要施策2 家庭の子育て力を高める環境づくり
家庭教育の推進については、家庭の教育力を向上させるため、学習機会の提供や、各種啓発パンフレットの発行を行う。
子育て支援の充実については、子育て中の親子に対して、親子交流や子育てに関する相談、子育て情報の提供やその他子育て支援のための事業等を実施する。
子育て家庭への経済的負担の軽減については、「子どもの貧困」が社会問題化する中、子どもを産み育てやすい環境づくりのため、就学援助等必要な施策を講じるとともに、高校、大学への進学においても、国や県の動向を見据える中で、より効果的な修学支援を行う。

主要施策3 子育ち・子育てを地域で支える環境づくり
地域ぐるみの子育て支援については、青少年が非行に陥ったり、犯罪行為に遭ったりしないよう、“地域の子どもは地域で育てる”という観点に立って、少年補導委員やPTA、地域、関係団体等が一体となった青少年の健全育成・非行防止の取組を進める。

施策目標2 子どもの生きる力を育む魅力ある学校教育

主要施策1 確かな学力の向上
自ら学び自ら考える力を育む教育の推進については、管理職のリーダーシップと同僚性の構築のもと、「全国学力・学習状況調査」等の分析による自校の課題に基づく学力向上プランを着実に実行するとともに、個別指導や家庭学習の充実等により学力格差の解消に取り組む。
また、次期学習指導要領を見据え、グループ学習やICTの活用等による協働型・双方向型の授業(アクティブ・ラーニング)の積極的な導入を進め、児童生徒の思考力・判断力・表現力、主体的に学ぶ姿勢を育てるための授業改善を推進する。
新たな社会への対応力を育む教育の推進については、ICT環境の整備とその活用、グローバル化に対応した英語教育の充実等の取組を計画的に進めていく。
丹ならではの特色ある教育の推進ついては、子どもたちのコミュニケーション力の育成と思考力・判断力・表現力の育成をめざし、「ことば科」の改善等の研究を進めるとともに、子どもの読書活動を推進する。
魅力ある市立高等学校づくりについては、生徒の希望する進路への適切な支援や、市長部局との連携による商店街の活性化への取組等により、地域に開かれた魅力ある高等学校を目指す。
特別支援教育の推進については、「障害者差別解消法」の施行にともない、合理的配慮の提供の周知と、多様な子どものニーズに応じることのできる「教育のユニバーサルデザイン化」を推進する。
伊丹特別支援学校については、地域におけるセンター的機能を十分発揮し、本市の特別支援教育の中核的役割を担う特別支援学校を目指す。

主要施策2 豊かな心と健やかな体の育成
豊かな心を育む道徳教育、情操教育の推進については、子どもたちの豊かな情操や規範意識、自尊感情、他者への思いやり、社会性や公共の精神等を育むため、「特別の教科道徳(道徳科)」を要とした道徳教育や体験活動を充実する。
また、子どもたちが、自らの生き方・働き方を考え、将来への夢や希望を持ち、それを実現しようとする主体的・能動的態度等を育成するためのキャリア教育を推進する。
子どもの問題行動への対応については、「いじめ防止対策推進法」及び「伊丹市いじめ防止等のための基本的な方針」に基づき、いじめを漏れなく組織で認知し、その解消に向けた早期の取組を進める。
各学校においては、自校の「いじめ防止基本方針」を毎年、自校の実態にあったものに見直し、全職員で組織的に取り組むとともに、日々の学校生活の改善や気持ちの通い合う温かい学級づくり、冒険教育施設を活用した自尊感情の育成に資する事業等を通して、いじめや不登校、問題行動等の未然防止に取り組む。
さらに、学校が抱える課題が複雑化する中、校長のリーダーシップのもの、スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーの積極的な活用等による「チーム学校」としての組織的な対応を行うとともに、家庭・地域・警察等関係機関との連携をさらに進める。
子どもの健やかな体づくりと部活動の推進については、全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果分析を詳細に行うとともに、「体力・健康づくり推進プラン」に基づく小中連携による体育授業の充実、授業研究会等による体育授業の改善、スポーツバッジ認定制度の実施、体力向上推進員の派遣などの具体的な取組を実施する。さらに、業間休みにおける外遊びの充実など、学校での運動の日常化に努める。
健全な食生活の推進については、中学校給食の実施をふまえ、小学校給食の充実を進めるとともに、学校・地域・家庭の連携による食育を推進する。

施策目標3 ライフステージごとに学び活躍する人づくり

主要施策1 生涯にわたる主体的な学習の支援
市民の主体的な学習や活動の支援については、さまざまな社会教育施設(公民館・図書館・博物館・生涯学習センター・北部学習センター)において、多様化する市民ニーズや時代とともに変化する社会の課題に的確に対応するために、事業の企画だけでなく運営においても、市民の自発的・主体的な参画を推進する。
また、市民の学習成果を地域社会に還元することにより、人づくりをまちづくりにつなげる。
社会教育施設等の効果的活用については、安心・安全・快適な施設運営を心がけ、利用者の利便性の向上に資するとともに、社会教育施設の特性を活かし、各々のネットワークにより、新たな学習機会の創出を図る。
伊丹の特色を活かした学びの創出については、伊丹の自然・歴史・文化等の地域資源を活用し、郷土に対する愛着を高めるとともに、「ことば」に気軽にふれあい、大切にする環境づくりに努める。
主要施策2 生涯スポーツの推進
生涯スポーツの環境づくりについては、市民一人ひとりが、生涯にわたり身近にスポーツに親しみ、楽しむことのできる環境を整備するとともに、市民の心身の健全な発達、健康の保持増進を図るため「生涯スポーツ推進計画」を策定する。
伊丹の特色・資源・人材を活かしたスポーツ振興については、「全国なぎなた選抜大会」を継続開催し、「なぎなたのまち伊丹」をアピールする。

政策目標3 にぎわいと活力にあふれるまち

施策目標1 個性とにぎわいあるまちづくり

主要施策3 文化資源の保存・継承・活用
文化財の保存と情報発信については、伊丹の豊かな歴史文化遺産を守り、伝え、活かすことによる、地域住民のアイデンティティーを醸成し、誇りと愛着に溢れたまちづくりをすすめる。
文化財を活かしたまちづくりについては、文化施設や文化財ボランティアなどの活動を通して、伊丹の文化的魅力を市内外に情報発信し、「訪れたいまち伊丹」、「住みたいまち伊丹」を実現する。