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伊丹市ポータル「いたみん」

第6回きららホール(令和3年(2021年)12月5日(日曜日))

参加者からの主な意見

地域と学校・先生方のつながりについて

・創立当初から全く変わっていなかった制服や体操服などのものを生徒会、PTA、先生や我々の協働の熟議の中で一つのものを作りあげたというのが運営協議会としての成果。ただ先生方との交流は時間的なことやコロナのこともあり不十分だったのでそのあたりを今後考えたい。

・学校運営協議会の中で、先生たちと話したい、様子を見たいと思っていることが伝わっていない。来年先生たちと話をする日程が決まっている。何年越しでやっと叶った。

・学校運営協議会として、少し前まで学校の校門で健康チェックをしていた。一番良かったことは今まであまりなかった教職員の先生とお話する機会を持てたこと。先生方は働き方改革ということで頭を悩まされているとは思うが、ボランティアにもっと参加しやすい雰囲気づくりを教育委員会の方から学校に発信してもらえたら嬉しい。年に数回しかないことだけでも関わってやっていただければと思う。

・今日は学校に行ってこんなことをしたいというような学校にしないといけない。大人になって結局この地区に帰ってきてもらって地域を活性化できる人材になってもらいたいので、子どもたちに地域のことをもっと知ってほしい。そのためには先生たちにもっと地域のことを知ってほしいと思っている。

・大きな休校のあと、地域の保護者、スポーツクラブ21、老人会など色々な方に検温チェックの補助を毎朝4、5名くらいの方にしていただいた。皆さんに足を運んでいただくことは活力があり有難いことだと身に染みて感じた。

・地域の方も子どもたちのために農園を開放するなど色々とやってくれる。皆さんと共通の意見として、管理職の先生は参加されるがなかなか一般の先生が参加されない。そこを何とかしたいと思っている。

不登校について

・本校でも話を聞いていると福祉の話が絡んでくるなど先生方だけでは難しいようなことも沢山でてきている。そのあたりについても考えないといけない。

・自分の子どもも来年小学校に上がる。学校に行きたくないと言われたときにどう対応していいか分からなかったが、今日の資料を見ると対応してくださっていることが分かり少し安心した。学校に行きたくないという理由は様々だと思うが、それを全て悪だとは捉えないで家庭で勉強ができる環境を整えていただきたい。

・小学校で登校できない状況をそのままにしておくと中学校でもそれが続いてしまう。不登校対策支援員も配置していただいたことは効果的であり、子どもたちが少しでも学校に足を向けるきっかけになっている。

・学校に行って別室になると自主学習がメインになる。クラスの授業と違ってくるのでもったいない。登校渋りの子どもがせっかく行けたのにもったいないので何とか解決できないのかなと思う。

・行事などはZoomで配信したことはある。別室は家庭と教室の間のイメージ。自主学習がメインになるが必ず教員を配置し、クラスの子どもがよく訪れ、クラスとはつながっている。

・テレビを見ていて、学校に行きたくても精神的に行けない子もいるなかでその子どもを無理に学校に行かせるのがいいのか悪いのか非常に大きな議論になっている。せっかく学習の下支えがリモートでできるようになった。どうしても学校に来ないといけないということを前提に物事を考えるのではなく、一人ひとりを見て、来た方がいいのか家にいた方がいいのかというところまで考えないといけないのではないか。

主体性を伸ばす教育について

・子ども一人ひとりがやってみたいことが実現できる保育を目指している。それが実現できれば行きたくないということも減るのではないか。

・小学校は色んな木や自然が沢山ある。子どもたちを連れていったときに雪だるまみたいな面白い実があった。何だろうとなって子どもたちが図鑑を広げ校長先生に伝えに行き、保護者の方にも尋ねるなかで、実の名称やその意味が分かった。子どもたちなりに自分たちで動いて、自分たちで調べたという満足感を見ていてすごく感じた。そういったことが幼少接続につながるのではないかと思い少しずつ取り組んでいる。

・子どもたちがどう遊ぶかに興味を持って見ていたが、子どもたちは沢山の木の実や落ち葉を拾い、色んな遊びを考えていた。幼稚園の良さがそのまま小学校に上がっていく。色んな遊びからしっかり学ぶと小学校に上がってもすごく楽しいところになると期待している。

・知、徳、体のバランスがすごく大事だと思っている。学校が楽しいということは授業が楽しい。教えてもらうばかりではなく自分から学ぶことや分かる授業を目指して取り組んでいるところ。

・体験学習について。ただ見に行って楽しかったではなく、5年生がこども文化科学館で企画を考えてお客さんを集客することや、神津交流センターでどんな企画運営をしたら楽しいかを3、4年生で考える、ということをしている。体験学習においては意欲やモチベーションが湧いてくるようなことをしていくことがこれからは大事。それが付加価値として学力の向上につながっていき、深い学びをしていく力になるのかと思う。

・縦と横の連携。幼児期から小学校、中学校、高校までの一貫した教育方針。特に伊丹市が大事にしていることは主体性と自尊感情。主体性を幼児期の遊びを通して培っていく。その学び、主体性を小学校、中学校で大事にしていくと大人になったときのエンジンとなる。そのエンジンを縦の連携で培っていくことがこれからの課題。

先生たちの学びについて

・先生たちの教育であったり、感性を磨くであったり、どんなふうに伊丹市は先生の教育を考えているのか。インプットの教育だけではもうだめ。理解してアウトプットの教育をするかが大事。ティーチャーではなくてファシリテーターになってほしい。子どもたちに次こうしようと自発的に考えさせることが一番大事。2045年先生は絶対残る仕事だと言われているが本当にそうかと思う。先生の感性を磨く教育はとても大事。

・職員の感性を育てるという話。何でも校長が決めるのではなく、職員に一から話し合ってもらうようにしている。自分たちの学校のことは自分たちで相談して、現場の最前線の人が子どもたちの様子を見ながら考えていくということをしている。そのことで先生たちも自主的に運営していく力がつくのかと思っている。

・先生の授業に魅力があればもっと学力が伸びるのかなとも思う。

・昨年度幼少接続をさせてもらった。それぞれの学校の交流だけではだめ。どういう思いで子どもたちを育てていかないといけないのかを共有すること。子どもの交流よりも先生方がお互いの授業の様子を知ることから始めようと取り組んだ。

・自分の考えを持っていなかったらアウトプットできない。自分の頭で考える。考えたことを自分でまとめる。人に分かるように話をする。それがコミュニケーション能力。これから色んな方が集まって協働していく中でそういった力は絶対必要。そういう子どもたちを育てるために何が大事かというと、教師主導で教科書に載っているものを教えるだけではだめ。学んだことを活用して新たなことを創造するということが大事。知識とともに主体性や協働性が大事になってくる。

ICTの使い方について

・タブレットの持ち帰りを2学期から行っているが、持ち帰ってどう活用しているのか。課題を与える必要がある。ユーチューブを観ることでの読書量が減ってきている。

・保護者の立場として、タブレットの使い方が気になる。こちらとしては管理をしているつもりでも、いつの間にかゲームをしていることや、調べ学習はしているが使っている時間がものすごく長くなっている。学校で使い方についてどのように管理しているのか。どのように指導をしているのかわからない。

・上の子はユーチューブで音楽を聴きながら勉強をしている。下の子は学校から勉強に関すること以外に使ってはいけないと指導を受けているので、兄とは反対に家では使っていない。親としては終わる時間だけでも制限できたらと思う。睡眠時間は大事なのである一定の時間になったら操作ができないようにできたらと思う。

・自分の子に限れば有効に活用できていると思っている。最終、親の声掛けと学校の指導も大きいかと思うが、家でのルールをしっかり伝えたいと思い家族で話し合って決めた。

・多くの子どもが学校のルールを守っている。連絡帳にも使っている。日々の学習の復習に毎回活用できているわけではない。持ち帰らせるなら、もっと使えるようにして課題を配布しないといけない。過渡期になっている。ルールを明確にしないといけない。やっぱり子どもは持ち帰ってユーチューブを観ている。遊びの道具を与えているのが現状になっている。使いすぎて充電が切れて持ってくる児童もいる。

・ユーチューブを参考にして勉強している生徒もいる。一概に規制するのも難しい。でもやっぱりルールはいる。子どもにあって当たり前になる状況にしていかないといけない。フィルターの抜け穴を子どもは探していくのでいたちごっこみたいになっている。

Aグループ

Aグループでは、子どもの主体的な学びや幼少連携について話がでました。

Bグループ

Bグループでは、タブレット端末の活用や不登校について意見が交わされました。