アルゼンチンアリ(撮影:長島 聖大)
アルゼンチンアリには毒性がなく、噛まれても人体・健康に直接的な影響はありません。また、他のアリと同様に市販の薬剤などで駆除できます。
一方で、本種は強い繁殖力を持ち、定着した地域では屋内に侵入して行列をつくる・食品に群がるなど、日常生活に支障をきたします。また、在来のアリを駆逐するなど、生態系に大きな影響を与える可能性があります。
アルゼンチンアリの特徴・見分け方などは、次のリーフレット等をご参照ください。
特定外来生物アルゼンチンアリ(環境省作成リーフレット) (PDFファイル: 2.8MB)
2021年12月、伊丹市昆虫館および同食草用圃場(桑津3丁目)にて、特定外来生物であるアルゼンチンアリが発見されました。その後の調査では、これまでに大阪国際空港の敷地の一部や伊丹スカイパーク、西桑津公園を含む一部市域、JR伊丹駅周辺において生息が確認されています。
アルゼンチンアリの生息確認以降、市では、国立環境研究所や兵庫県立人と自然の博物館の助言・指導の下、兵庫県、空港事業者、地元自治会等関係機関と連携し、分布状況の詳しい調査の実施や、ベイト型殺虫剤等による防除を進めています。その結果、伊丹市昆虫館など一部区域においては根絶を確認しています。
今後も引き続き、市は関係諸機関と連携のうえ、アルゼンチンアリの防除に努めていく予定です。
都市交通部みどり公園室みどり自然課
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