伊丹市立図書館ことば蔵は、「金メダル」をテーマに、「第9回日本一短い自分史」の作品を募集。大賞に広島県広島市の外国語スクール経営、種田さんの作品「ひとり部活」を選びました。
日本一短い自分史の募集は平成25年度から始まり、今回が9回目の開催となります。9月1日から募集し、市内外から過去最多となる計402点の応募がありました。今回は坪内稔典・市立伊丹ミュージアム名誉館長、湯浅俊彦・追手門学院大学教授、中周子・田辺聖子文学館長の審査により、大賞と秀作が決定。大賞に選ばれた種田さんの作品は、郷土研究「伊丹公論」復刊30号に全文が掲載され、副賞の図書カード5千円分が贈られます。
大賞を受賞した種田さんは受賞後「近所の広場の隅に小川が流れていて、小学2、3年生と見える男の子が二人、たも網で流れの中を探っています。寒さの中、ズボンが濡れるのも構わず、時がたつのを忘れ、夢中になって遊んでいる少年たちに黄金の時間が流れているようです。私もホームグランドの河川敷で、時のたつのを忘れて円盤を投げられる桜の4月が待ち遠しいです。」と、話してくれました。
※審査員の湯浅俊彦・追手門学院大学教授のお名前が、第8回まで審査員をご担当いただいた永吉雅夫・追手門学院大学教授のままとなっておりました。ここに修正し、謝罪いたします。