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伊丹市ポータル「いたみん」

令和5年1月~3月

教育長顔写真
こんにちは。教育長の木下誠です。

過去の日記は下記のリンクからご覧ください

3月31日(金曜日)退職校園長・所長へ教育委員会賞授与

教育委員会賞授与

一人ひとりに教育委員会賞を手渡しました

   本日の午後から今年度末をもって退職される10名の管理職(小学校長6名、中学校長2名、幼稚園長1名、保育所長1名)に長年に渡り本市の教育・保育の発展・充実に尽力されたことに対し、感謝の気持ちを込めて『伊丹市教育委員会賞』を授与しました。
   今年度退職される先生方は、1980年代前半、日本全体がバブルの絶頂期にあり、学校現場では校内暴力の嵐が吹き荒れていた時代に教員や保育士になり、約40年近くに渡って本市の教育や保育の充実に尽力してこられました。
   今、どの学校も落ち着き、謙虚で礼儀正しい子どもたちが育っていますが、このような状況を築かれた先生方の功績は大変大きいものがあると思います。

教育委員会賞授与2

管理職時代には様々なことがあったと思います

   教育委員会賞を授与した後、それぞれの先生方からひと言ずつ思い出などを語っていただきました。先生方からは「教頭を拝命したときは、夜の1時2時まで勉強した。校長になってからは、組織で対応することと人材育成に力を入れた。管理職をやってみて初めてその良さが分かった。最後は人間性だ。」「教員生活で3回辞めたい時があった。1回目は保育がうまくいかなかったとき、2回目は子どもが産まれ子育てと保育の両立を図っていかけければならなったとき、3回目は管理職として職員をうまくまとめていけなかったとき、しかし、いつも救ってくれた人がいた。感謝の気持ちでいっぱいだ」「所長になって周りの人にやる気を出してもらうことの難しさを感じた。先輩の所長にかけてもらった『保育はチームでするもの』という言葉を大切に施設運営に取り組んできた。」など、しみじみと語っておられました。

   最後に、私から長年にわたる本市教育の発展に努めていただいたことに感謝の気持ち込め謝辞を述べさせていただきました。
これまでの時代は、現役時代にピークを迎え、後は、なだらかな下降線をたどっていく富士山型の人生を多くの人が描いていたと思いますが、人生100年時代においては、退職後も1つや2つの山を持つ八ヶ岳型の人生が求められるのではないかと思います。健康には十分留意いただき益々活躍されることを願っています。

歓談

これまでの経験や思い出を伺いました

歓談2

長年伊丹の教育にご尽力いただきありがとうございました

3月26日(日曜日)第18回全国高等学校なぎなた選抜大会

優勝旗返還

   3月25日・26日の両日、伊丹スポーツセンターにおいて、全国46都道府県から105校、344名の選手が参加し「第18回全国高等学校なぎなた選抜大会」が開催されました。
   この大会もここ3年間は、新型コロナの影響を受け規模を縮小し無観客で実施してきましたが、新型コロナも終わりが見えてきたことから、今年度は従来の形に戻しました。第1日目は、開会式及び女子の団体戦と男女の個人戦の2回戦までを実施しました。第2日目は、男女の個人戦と女子の団体戦の3回戦から決勝戦と閉会式を実施しました。

選手宣誓

選手宣誓

   開会式では、愛媛県立北条高校の近藤結選手から「コロナも収まり、少しずつ未来が開けようとしています。コロナとの歩みは私たちの成長の歴史であり、このような幸せな場に立てているのはすべての人のお陰であり、すべての人に感謝し全力で戦います」と心に残る選手宣誓が行われました。
   また、全国なぎなた川柳コンクールで、今年度最優秀賞に輝いたのは、岡山県美作高校の森永響さんの『幼き日夢見た伊丹いざ頂点(トップ)』という句であり、開催市としてとてもうれしい気持ちになりました。

試合の様子

試合の様子

   今年度の女子団体戦決勝は、京都府立南陽高校と大分県立大分西高校の戦いとなったのですが京都府立南陽高校が優勝しました。
   男子の個人戦決勝戦は、沖縄県立知念高校の瀬長拓夢太選手と埼玉栄高校の倉島星央選手の戦いとなり瀬長選手が優勝しました。女子の個人戦決勝戦は、京都府立南陽高校の大久保咲那選手と同校の柳沢心選手の戦いとなり大久保選手が優勝しました。

表彰式

表彰式の様子

   なぎなたの魅力は、相手や自分の状態など様々な条件の中で、勝つにはどうすればよいかを自分の頭で考え、瞬時に判断し、行動に移すなど研ぎ澄まされた集中力であり、このような経験は今後の人生の大きな力になると思いました。25回大会までは本市での開催が決まっており、なぎなたに集う高校生にとってさらに魅力的な大会となるよう本市を挙げ全力で応援してまいります。
 

3月22日(水曜日)感染症対策本部会議(4月以降の学校での感染症対策の見直しについて)

   文部科学省は3月17日(金曜)新学期からは、児童生徒や教職員にマスクの着用を求めないことを基本とする通知を発出しました。この通知を受けて本日「令和5年度入学式のあり方」について、幼稚園・小学校・中学校・高等学校の代表者を交え「伊丹市教育委員会新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開催しました。
   文部科学省は、入学式等の儀式的行事や体育的行事・文化的行事等においてもマスクの着用を求めないことを基本とすること、効果的な換気に取り組むこと、合唱やリコーダー演奏の場面では一定の距離を確保すること、給食で机を対面にさせる場合は1メートル程度の距離を確保し「黙食」は不要なことなど『新学期以降の学校におけるマスク着用等の考え方』を示しました。
   この文部科学省や県教育委員会の方針を受け、感染症対策本部会議において「令和5年度入学式のあり方について(案)」を協議し、以下の通り決定しました。

令和5年度 入学式のあり方について

1 基本的な考え方

1.国歌・校歌の斉唱や合唱時・呼びかけ等も含めて、児童生徒・教職員・来賓・保護者とも、マスクの着用を求めないことを基本とする。

【感染予防対策】

場面・項目留意事項
合唱時等   体の中心から前方1m程度・左右50cm程度を目安とした距離を確保する
参加人数   来賓や保護者等については、着席を基本とし、座席間の触れ合わない程度の距離を確保した上で、感染対策上での来賓や保護者等の参加人数の制限は必要ない
   ただし、学校の規模や状況に応じて来賓や保護者等の参加人数の制限を行うことがある
行事の精選・時間の短縮   感染対策上での実施内容の精選や時間の短縮を行う必要はない

    ・発熱や咽頭痛、咳等の普段と異なる症状のある者は参加を控えるよう徹底する

    ・参加者への手洗いや咳エチケットを推奨する

    ・アルコール消毒薬の設置、こまめな換気などを行う

2.マスクの着脱を強いることのないようにするとともに、児童生徒の間でも着用の有無による差別・偏見等がないように適切に指導する

感染状況の変化によっては、上記内容を変更することがある

会議の様子

会議全体の様子

会議の様子

担当課が説明しています

会議の様子

教育長説明の様子

会議の様子

各々が意見を共有し検討しています

3月16日(木曜日)「公立幼稚園・認定こども園卒園式」

   本日、公立幼稚園・認定こども園において「令和4年度保育修了証書授与式」が行われました。私はみずほ幼稚園に行ってまいりました。
   みずほ幼稚園は、今年度が第55回の卒園式だったのですが、本市の基本方針に沿って、卒園生と保育者は全員マスクをはずして参加していました。
   卒園式では、国歌清聴、園歌清聴に続いて、5歳児担任の安田先生から一人ひとり呼名し、子どもたちは藤本園長から修了証書を受け取っていました。子どもたちの背筋を伸ばし「はい」「ありがとう」ということばや姿勢に立派に成長したなと思いました。
   引き続き、藤本園長から「お祝いの言葉」が述べられました。藤本園長は「ピカピカの天気になったね。鳥たちもピーピーとみんなの卒園をお祝いしているよ。皆さんに渡した保育修了証書には、みずほ幼稚園で遊んだり学んだりしたことがいっぱい詰まっているよ。毎日マスクの生活だったね。マスクをはずしていっぱいお話ししたかったね。マスクをしていてもマスクの下の顔がいつもニコニコしているのを知っていたよ」とお祝いの言葉を贈られました。また、保護者に対して「みずほ幼稚園では、子どもたちがやってみたいという主体性を大切にしてきました。これからもみずほ幼稚園を見守ってください」とお祝いの言葉が述べられました。
   卒園生たち一人ひとりに一輪のカーネーションを送りながら見送る安田先生の温かい笑顔がとても印象的でした。最後に保護者代表から感謝の花束を受け、目にいっぱい涙をためておられました。また、多くの保護者も目にハンカチを当てておられ、簡素な中にもとても温かいものを感じる卒園式でした。

卒園生と保育者

笑顔がみられる卒園生と保育者

温かい笑顔がみられる卒園式

温かい雰囲気の卒園式でした

修了証書の授与

背筋を伸ばして聞いています

修了証書の授与その2

修了証書を受け取りました

3月12日(日曜日)「第37回武道演武大会」

   本日、伊丹市立緑ケ丘体育館において「第37回武道演武大会」が開催されました。武道に親しむ多くの人がこの日を待ち望んでいたのか、本日は8つの武道協会(空手道・なぎなた・剣道・合気・柔道・相撲・太極拳・居合道)に所属する実に多くの人が参加されていました。

   開会式では、武道の大会らしく会場には凛とした空気が流れ、選手たちの背筋の伸びた姿勢にとてもさわやかな気持ちになりました。最初に、伊丹スポーツ協会会長の中尾一二三氏から「今年度最後の大会となるが、武道協会同士の交流をしっかり図ってください。」と挨拶がありました。引き続き、来賓を代表し私から祝辞を述べさせていただきました。私からは、3年間に及ぶ新型コロナの子どもたちへの影響や、私自身のスポーツを通した思い出、そして現在は様々なスポーツから元気と勇気をもらっていることなどを話しました.

   続いて、来賓及び各協会の会長の紹介があり、空手道協会をスタートに各協会による演武が披露されました。躍動感のある動きや気迫に満ちた姿がとても印象的でした。また、小学校低学年の武道に親しむ子が多いことに驚きました。武道は、我が国固有の文化であり、自らを律する克己の心や互いに相手を尊重する態度を育み豊かな人間性を育む力があります。武道を通じてこのような資質を磨いていただきたいと思います。

   大会の開催にあたりご尽力いただきました関係者の皆さまに心から感謝申し上げます。

挨拶の様子

教育長挨拶

演武の様子

演武の様子

演武の様子

演武の様子

演武の様子

演武の様子

3月9日(木曜日)「中学校・伊丹特別支援学校(高等部)卒業式」

   今日、市内8中学校・伊丹特別支援学校(高等部)で卒業式が行われ、私は西中学校の卒業式に参加しました。開式の辞の後、国歌・校歌が流れたのですが、私は西中学校の卒業生であり、懐かしさが込みあげてきました。式は厳粛な中にも涙を流す生徒の姿も見られるなど、とても感動的な卒業式でした。

卒業証書授与

クラス代表が卒業証書を受けました

   卒業生のきびきびした姿勢に、これまで1つ1つのことに全力で取り組んできたことがよく分かりました。
卒業証書授与においては、担任から一人ひとり呼名し、クラスごとに代表が卒業証書を受けるのですが、どのクラスも担任の呼名に対する返事がとても凛々しく担任と生徒の温かい関係を感じました。

校長ご挨拶

垣内校長が卒業生にはなむけの言葉を贈られました

   垣内校長からは、「皆さんは新型コロナに翻弄された3年間だった。当たり前のことを当たり前にすることが難しい中にあって、授業や部活動、学校行事に前向きにチャレンジしてくれた」そして、最後に「長い人生いろいろなことがあるがしなやかに生き抜いてください」とはなむけの言葉を贈られました。

送辞

在校生代表が送辞を述べられました

   在校生代表からは、「先輩たちは私たちの目標であり憧れでした。学校行事や生徒会活動などで丁寧にやさしく声をかけてくれてうれしかった。先輩からは責任を持って行動することの大切さを学びました。」と送辞が述べられました。

答辞

卒業生代表が別れの言葉を述べられました

   2人の卒業生代表からは、576日間の歩みをふり返り、「1年生の時はすべての行事が中止となる中で学校へ通えることがうれしかった。体育大会において学校全体で盛り上がった感動は一生忘れない。これからの人生において、どんなに辛いことがあっても、ホップ・ステップ・ジャンプ、そしてチャレンジの精神でがんばります。」と別れの言葉が述べられました。

   3年ぶりに卒業式に参加したのですが、改めて子どもたちはすばらしい力を持っていること、様々な制限のある中でも実に多くのことを学んでいること、また無限の可能性を秘めていることを感じました。
   卒業生の別れの言葉を聞く垣内校長の目に光るものがありました。改めて教育のすばらしさを確認することができました。

2月26日(日曜日)「伊丹こども市展」

   本日、スワンホールにおいて「第20回伊丹こども市展」の表彰式が行われました。
   ここ2年は新型コロナの影響を受け実施できなかったのですが、長かった新型コロナも収束の兆しが見えてきたことから3年ぶりに表彰式を一堂に会し実施しました。会場には受賞者や保護者、家族など多くの人が参加されていました。
教育長挨拶

会に先立ち一言ご挨拶させていただきました

   今年は、5歳児から中学3年生まで、絵画137点、書645点計782点の出展があり、表彰式に先立ちじっくりと入選作品を鑑賞させていただきましたが、絵画では生活に密着した作品や空想の世界を描いた作品など子どもたちの純真な心や優しい心が見事に表現されていました。書では一字一字丁寧に書かれており力強さや躍動感を感じました。
   表彰式では、部門ごとに市長賞、議長賞、教育長賞を各1名に、優秀賞を絵画10名、書37名の児童生徒に表彰状と記念品を授与しました。
会場の様子

たくさんの人に参加していただき、大変うれしく思います

   審査をいただいた先生方からは、絵画では「完成度が高く見ごたえのある作品が多くあり入選作品を選ぶのに時間がかかりました。自分の世界観を描く力と表現力のある作品を選びました」と、書では「よく書きこまれている作品が多く寄せられました。幼児低学年の部では力強い線が生き生きしていました。中学年では字の形に注意しながら一点一字の筆運びが着実です。高学年では難しい課題に挑戦し字の大きさや線の太さに工夫が伺えました。中学生ではのびやかで調和の取れた作品が多かったです」とコメントされていました。
   作品を見ながら、1枚の作品を仕上げるのにどれだけの時間をかけているのだろう、どんな気持ちで書き上げているのだろうと、子どもたち無限の可能性を感じました。
表彰の様子

一人ずつ表彰を手渡しました

   これからも、自分の個性を生かし自分らしい作品を創作してほしいと思います。入選されましたみなさん、おめでとうございました。

絵画の部

絵画の部市長賞

市長賞

絵画の部議長賞

議長賞

絵画の部教育長賞

教育長賞

書の部

書の部市長賞

市長賞

書の部議長賞

議長賞

書の部教育長賞

教育長賞

2月24日(金曜日)「第4回 教頭会」

   本日、本年度最後の「教頭会」を開催しました。最初に今年度の「ふり返り」を行い、次年度の教育計画の策定に当たって「心がけてほしいこと」として、自校の課題や子どもを取り巻く環境の変化、学習指導要領のねらいなどを踏まえることなどを話しました。

教育長1

令和5年度の方針について、資料を使って説明しました

   研修では、「令和5年度伊丹市教育基本方針」について、令和5年度に力を入れたいと考えている重点事項を中心にお話ししました。
   1つは「主体性の育成」です。主体性は、先行き不透明な答えのない時代を生きていくために不可欠な資質であります。学校においては、教師主導の一斉授業から脱却し子どもたちが学びの主体となる「主体的・対話的で深い学び」を実践します。家庭においては、整備が完了した一人1台タブレットやデジタル教材などを活用し「計画的に学習に取り組む習慣の育成」に取り組みます。
   2つめは「自尊感情の育成」です。自尊感情(自分に対する自信)は人生のカギであることから「現状を直視する、目標を持つ、自分の頭で考える」といった姿勢を育てたいと考えています。そのために子どもたちが主体的に考え判断する場面を大切にします。また、不登校の子や体調のすぐれない子など一人ひとりの子どもに応じた励ましの言葉をかけることを心がけます。
メモを取る教頭先生方

各先生がしっかりメモを取って聞かれていました

   3つめは「子どもの最善の利益」を視野に入れた教育の推進です。学校行事や校則の見直しなどにおいて、教師の一方的な指導から子どもの自発的かつ主体的な成長を支える指導へとシフトします。
   最後に各自で、本日の研修で学んだことをふり返り、令和5年度重点事項について、「自校でどのように取り組むのか」をまとめていただきました。与えられた時間いっぱいを使って、各教頭先生が自校の課題と向き合い、黙々とワークシートに記入していました。

   今年度末には、小中学校で8人の校長が、就学前施設においては1人の管理職が退職されます。教育の成否は、管理職のリーダーシップによるところが大きいことから教頭には学校経営の責任者としての資質をしっかりと磨いていただきたいと思います。

教育長2

私もプレゼン、リーフレットを用いて説明しました

個人ワーク

説明の後には、個人ワークで各校の課題について考えていただきました

2月20日(月曜日)「第4回校園長・所長会」

優秀教職員表彰式

一人ひとりに表彰を手渡し、謝辞を述べさせていただきました

   本日午後から本年度最後の「校園長・所長会」を開催しました。
   最初に「令和4年度伊丹市優秀教職員表彰」を行いました。長年に渡り保健指導や生徒指導、研究活動などに取り組み本市教育の発展に尽力された内藤久理子主幹教諭、坂上康子教諭、亀山知佐教諭に表彰状を授与しました。
   研修では、私から「令和5年度伊丹市教育基本方針」について、本年度の課題を踏まえ、令和5年度に特に力を入れたいこと等をお話ししました。
   具体的には、「主体性」の育成、自尊感情の育成、「子どもの最善の利益」を視野に入れた教育の推進の3つです。
教育長挨拶1

今年度の課題を踏まえて令和5年度の取組を説明しました

   1つめの「主体性」の育成については、先行き不透明な答えのない時代を生きていくために不可欠な資質であり、学校においては教師主導の一斉授業から脱却し子どもたちが学びの主体となる「主体的・対話的で深い学び」を実践します。家庭においては一人1台タブレットやデジタル教材など学びの道具が整ったこともあり「計画的に学習に取り組む習慣」の育成に取り組みます。
   2つめの自尊感情の育成については、自尊感情、即ち自分に対する自信は人生のカギであることから「現状を直視する・目標を持つ・自分の頭で考える」といった3つの姿勢の育成をめざしてまいります。子どもたちが主体的に判断する場面を大切にするとともに、励ましの言葉を一人ひとりの子どもにかけることを心がけます。
教育長挨拶2

絵に描いた餅に終わらせず、着実に実施してほしいことを伝えました

   3つめの「子どもの最善の利益」を視野に入れた教育の推進については、学校行事や校則の見直しなどにおいて、教師の一方的な指導から子どもの自発的かつ主体的な成長を支える指導へシフトします。
   最後に、この3月末で退職される9人の管理職に長年にわたり学校園経営に尽力されたことに謝辞を述べさせていただきました。
   校園長・所長会においては、常々「管理職によって学校はよい方向にも悪い方向にも変わる」と申し上げてきましたが、今年度は研究発表会を盛んに行っていただくなど自校の子どもの課題に取り組んでいただきましたことに感謝します。
話を聞く、校園長先生方

みなさん真剣に話を聞いていました

閉会挨拶

閉会の挨拶として学校教育部長より、年度末に各校で気をつけていただきたいことが話されました

2月17日(金曜日)「令和4年度教育委員会賞・ふれあい教育賞表彰式」

   本日、午後から「令和4年度伊丹市教育委員会賞・ふれあい教育賞」の表彰式を行いました。表彰式には、教育委員会賞の受賞者として、横浜市で開催された「World Para Swimming公認2022ジャパンパラ水泳競技大会50m自由形、100m自由形」で優勝された加藤作子さんを始め、イタリアで開催された「UCIグランフォンドワールドチャンピオンシップ自転車ロードレース」で35位になられた前川元さんなど5人が出席されました。
   教育委員会賞は、その他にも「第9回全日本アンダージュニアボクシング王座決定戦中学生54Kg級」優勝の永山銀次郎さん(北中学校3年)や「第106回日本陸上競技選手権大会男子200m」優勝の上山紘輝さん(住友電工)など50人の個人と「兵庫県中学校総合体育大会男子バレーボール競技大会」で優勝した荒牧中学校男子バレーボール部など7つの団体に授与しました。
   引き続き、伊丹幼稚園において平成26年より園児への栽培指導や畑の管理、園庭の環境整備、樹木の剪定などを通して幼稚園教育に貢献された乾道広さんをはじめ阪部豊和さん、グリーンボランティアきらら(森川育子さん、伏屋祥子さん)、図書ボランティア「ドッグイア」(丹羽理恵さん)など2つの団体と2人の個人に「ふれあい教育賞」を授与しました。
   表彰式では、私から本日出席いただいた表彰者一人ひとりに、多くの市民に元気と勇気を与えていただいたことに対し感謝申し上げるとともに表彰状を授与いたしました。
   表彰状を渡しながら、表彰を受けられる方からにじみ出る表情や姿勢のすばらしさに触れ、自分ももっと頑張らねばという気になりました。
   この他にも、本市には平成19年(2007年)に創設した「伊丹市児童・生徒顕彰」があるのですが、英検や漢検などの検定試験において他の模範となる成果を収めた児童生徒を顕彰するものであり、本年度は247名の児童生徒を顕彰しました。
これからも健康に十分留意され、益々活躍されますことを願っています。おめでとうございました。


 

ご挨拶

冒頭ご挨拶

表彰状授与

教育委員会賞授与の様子

表彰状授与

ふれあい教育賞授与の様子

集合写真

集合写真

2月16日(木曜日)「感染症対策本部会議(令和4年度卒業証書授与式のあり方について)」

   政府や県教育委員会から「卒業式におけるマスクの取り扱いに関する基本的な考え方(通知)」が示されたことを受けて、本日「令和4年度卒業証書授与式のあり方」について、幼稚園、小学校、中学校、高等学校の代表者を交え「伊丹市教育委員会新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開催しました。
   政府は2月10日、「マスク着用に関する新たな考え方」として、3月13日から着用を緩和し原則として着用を推奨せず個人の判断に委ねることを決定しました。学校については、今年度中は屋内では原則着用する現行方針を適用するが、卒業式は基本的に着用せずに出席することなどを決定しました。
   本日の会では、最初に担当課長から政府等の方針を踏まえた「本市の基本的な方針(案)」を説明し、「参加人数の制限は不要とする」といったことについて多くの意見が出され、最終的に以下の通り方針を決定しました。
会議の様子1

学校園の代表にも参加していただき、ご意見を伺いました

会議の様子2

ご意見を踏まえて方針を決定しました

令和4年度 卒業証書授与式のあり方について

1.方針

十分な感染症対策を実施した上で行う。
・ 60分程度を目安とする。

2.実施場所

体育館

3.基本的な考え方

  1. 児童生徒及び教職員については、入退場、式辞・祝辞等、卒業証書授与、送辞・答辞の場面など、式典全体を通じてマスクを外すことを基本とする。
  2. 来賓や保護者等はマスクを着用するとともに、座席間に触れ合わない程度の距離を確保した上で、参加人数の制限は不要とする。
    ただし、学校の規模や状況に応じて入場制限を行うことがある。

4.参加者

  1. 卒業生、保護者、来賓とする。
  2. 在校生は、送辞を行う児童生徒のみ参加とする。

5.実施内容

  1. 卒業証書授与、学校長式辞、在校生送辞、卒業生答辞、国歌・校歌演奏とする。
    ・送辞、答辞は、密集しない形での実施に限る。
    ・国歌・校歌等の斉唱や合唱、卒業生全員による呼びかけ等は行わない。
  2. 祝電披露は、市長、議長、教育長のみとする。

6.留意事項

  1. 換気対策機器の活用等による効果的な換気の実施や、参加者への咳エチケットの推奨、手の消毒や手洗い等の手指衛生など、必要な感染症対策を講じる。
  2. 来賓や保護者等に対してはマスクの着用を求めるとともに、着席を基本とし、座席間に触れ合わない程度の距離を確保する。児童生徒・教職員の座席間はパイプ椅子1脚程度の距離を確保する。
  3. 発熱に限らず、咽頭痛や咳等、普段と異なる症状のある者については、卒業式への参加を控えるよう徹底する。
  4. 基礎疾患があるなど様々な事情により、感染不安を抱き、マスクの着用を希望したり、また、健康上の理由によりマスクを着用できない児童生徒もいたりすることなどから、学校や教職員がマスクの着脱を強いることのないようにする。また、児童生徒の間でもマスクの着用の有無による差別・偏見等がないよう適切に指導を行う。
  5. 卒業式の実施方法については、児童生徒や保護者等に対して、丁寧な説明や情報発信を行う。
  6. 幼稚園・認定こども園・保育所(園)の卒園式における小学校就学前の幼児については、これまでもマスク着用を一律に求めないとしてきたところであるが、感染状況等を踏まえ、必要に応じて上記の取扱いを参照する。また、教職員や来賓、保護者等のマスク着用等については上記の取扱いに準じる。

7.その他

令和5年度入学式、入園式は、令和4年度卒業証書授与式に準ずる。
※ 感染状況の変化によっては、上記内容を変更することがある。

2月16日(木曜日)「学校訪問 天王寺川中学校」

授業の様子1

授業の初めに、AIドリルで各自が苦手な課題に取り組んでいました

   今日は午前中、天王寺川中学校を訪問しました。学校はごみ1つなく整然としており、出会う生徒がみんな挨拶をするなど学校全体に活気を感じました。
   まず2校時、2年生の3組4組5組を習熟度別で4つに編成した標準クラスの授業(数学、単元「確率」指導者坂本泰朗教諭)を参観しました。習熟度別クラスであるためか、全ての子どもが生き生きとしていました。欠席者に対してもオンラインを通して授業をライブ発信していました。
   授業を見てびっくり、始業の合図が鳴るや直ちに各個人がAIドリル(デジタル教材)を使い、各自の課題(図形・角度・計算など)に5分間、黙々と取り組んでいました。
   その後、めあて「じゃんけんは人数が増えるとどうなるかを検証してみよう」が示され、一人学び、グループでの協働的な学び、全体学び、ふり返りといった構成で授業が流れました。
授業の様子2

デジタルとアナログを授業の中で上手に組み合わせていました

   授業を参観した感想ですが、坂本先生は声が大きく、ユーモアのある語りにより、生徒たちがとても楽しそうに学んでいました。「全体学び」においては、教師の一方的な説明ではなく生徒との会話のキャッチボールがあり、生徒が意欲的に取り組んでいました。

   授業参観の後、校長室で授業の感想を坂本先生に伝え、前田校長、竹内教頭から学力への取り組みを中心に話を伺いました。前田校長の教育信条の根底には「子どもが幸せになるためには学力をつける必要がある」ということが伝わってきました。客観的なデータから現状を把握し、様々な具体的対策を講じておられました。朝学習や放課後学習の実施、岐阜聖徳学園大学教授玉置崇氏による講演会の実施、客観的な学習理解度調査の実施、生徒が行う教員の授業評価など、授業の充実だけでなく様々な取組を実施されていました。そして、校長からいろいろと示唆するのではなく教職員からの提案を大切にしているということです。
授業の様子3

今日の課題を、実際にじゃんけんするなどして、グループで検証していました

   印象に残ったことは、1つは、「不易と流行のどちらも大事にしている。タブレットの活用だけでなく、紙に書くことにも力を入れている」と言われたこと。2つには、「先生が元気なことが生徒を元気にする」と言われたこと、3つには「知⇒覚⇒動⇒考(とも・かく・うご・こう)(ともかく動くこと)を大事にしている。考えてから動くのではなく、チャレンジすることを大事にしている」ということです。学校経営に全力をかけていることがひしひしと伝わってきました。

2月15日(水曜日)「学校訪問 荒牧中学校」

授業の様子1

タブレットを用いて、基礎用語の復習を行っていました

   今日は午前中、荒牧中学校を訪問しました。校内は掃除が行き届き教育環境に気を配っていることがよく分かりました。
   学校に着いてまず、2校時(9:50~10:40)、1年1組の安達俊仁教諭による理科(単元:活きている地球)の授業を参観しました。
   授業では、前時に学習した基礎知識の定着を図るための取組が行われ、その後、めあて「2つの揺れ(P波とS波)の時間差から求められるものは何か」が提示され、引き続き、基礎的な知識(初期微動・主要動・初期微動継続時間など)について動画や副教材を用いながら説明されました。その後、一人学び、4人グループによる「協働的な学び」が展開されました。
授業の様子2

初期微動継続時間からわかることをグループで話し合います

   安達教諭は言葉が明瞭で分かり易く、生徒に対して丁寧な言葉を使うなど生徒一人ひとりの人権を尊重されているように感じました。生徒はとても落ち着いており授業に集中していました。授業においては、タブレットの持つ機能を有効に使うとともにノートに板書を書き写すなど書くことも大切にしておられました。
   その後校長室で、私から安達教諭に今日の授業の感想を伝え、山崎校長からは、自校の現状や課題、力を入れたいことなどを伺いました。
授業の様子3

先生も各グループの意見を聞きながら、適切なアドバイスを送っていました

   話を伺っていて印象に残ったことは、学校評価における教師の評価と全国学力学習状況調査における生徒の評価に乖離があり、ここを改善していきたいと言われたことです。具体的に乖離としてあげられた課題は、「学校に行くのが楽しいと思う」「家で自分で計画を立てて勉強をしていますか」「先生は生徒の悩みや不安に親身になって相談にのってくれる」「友だちと協力するのは楽しい」「課題解決に自ら取り組む」といった項目の評価が低いことです。しっかりと現状から目をそらすことなく現状を見つめておられると思いました。これらの課題を改善することが、学力の向上だけでなく、不登校の減少などにつながると思います。話を伺っている中で、荒牧中学校の生徒への熱い気持ちを感じました。市教委として全力で支援してまいります。

2月13日(月曜日)「令和4年度第2回市立伊丹高等学校特色化・活性化チーム会議」

   本日午後から、第2回市立伊丹高校特色化・活性化推進チーム会議を開催しました。

会議の様子1

新庁舎に移転したので、初めてペーパーレスでチーム会議を行いました

   最初に、谷口校長等から今年度の学校評価の結果、生徒の主体性を育成するための取組、令和5年度高等学校入学者志願状況、大学等への進路状況、教員の勤務実態、総合模擬試験から見た学年別の学習状況、国際交流の取組、次年度事業予算要求の結果などについて報告がありました。推薦入試の志願が締め切られて、15日には推薦入試が行われますがGCコースが1.45倍、商業科が2.00倍ととても高い倍率となっておりました。教員の勤務実態については、時間外勤務が昨年度と比べて少し多くなっておりました。

会議の様子2

これからも、選ばれる市高を目指し、意見交換を行ってまいります

   その後、これらの報告事項に対して、意見や感想、質問などが行われました。学校評価において、生徒向けの質問に「授業はわかりやすく楽しいと思いますか」という項目があるのですが、「評価が他学年と比べ、低い学年があるが考えられる要因は」、また総合模試の過去5年間の結果から「結果が思わしくない学年があるけれども、何が要因か」といった質問や「主体性が育っているかどうかの客観的な評価はどのようにして行うのか」「授業において主体的・対話的な学びは行われているのか」「県立高校第3次改革における方向性は」など様々な質問が出されました。最後に谷口校長から「学年が一堂に会する場所が欲しい」といった要望が出されました。

   毎年定期的に年2回学校現場と市教育委員会が一堂に会しこのような会を行っているのですが、本日も生徒から選ばれる学校としてこれからも存続していくためにどのような改革が必要かといった視点で真剣な意見交換が行われました。今の状況に満足せず、更なる発展を目指してまいります。

2月10日(金曜日)「瑞穂小学校 伊丹市教育委員会指定研究発表会」

1年生国語科

1年生国語科「ずうっとずっと大すきだよ」

   本日、瑞穂小学校において、令和4年度伊丹市教育委員会指定の研究発表会が開催されました。
   瑞穂小学校では、「課題に向かって前向きに取り組む子どもを育てたい」「話し合い活動を通して思考を深める子どもを育てたい」といった共通理解を図り、関西大学初等部教諭西勝巳氏の指導のもと『深い学びに向かう子どもの姿をめざして~思考を促す手立てを探る~』を研究テーマに、4年間に渡り研究に取り組んでこられました。具体的には、全学年・全クラスにおいて1時間の授業の流れを統一し、思考を深めるための「思考ツールの活用」や「ICTの活用」、語彙力を高めるための「辞書の活用」を進めてこられました。
3年生国語科

3年生国語科「モチモチの木」

   本日は、研究の一端を鼻登紗弥教諭(1年生国語科)、的場貴史教諭(3年生国語科)、田中雄介教諭(6年生国語科)が公開されました。
   授業を見た感想ですが、全クラス、授業に「静と動」を感じました。1年生では、担任の親しみのある問いかけなどから、子どもとの関係がとても良いと感じました。また、子どもたちが、教科書をしっかりと読み込んでおり、着実に考える力や表現力が培われていると思いました。
   3年生では、思考ツール(まメータ)を使い主人公(豆太)の心情を可視化することにより、豆太の心情の変化などを深く理解することができていると感じました。また、どの子の辞書も付箋がいっぱい貼られ、平素からよく使っていることが分かりました。辞書を使うことにより、適切な言葉の使い方や新しい語彙の獲得に繋がっていると思いました。
6年生国語科

6年生国語科「海の命」

   6年生では、「全体学び」における一人ひとりの子どもたちの発言を聞いて、思考の深さを感じました。考える力や表現力が着実に培われていると思いました。
   自校の課題改善に向け、全教員一丸となって授業改善に取り組んでこられたことがよく分かりました。4年間に渡り研究活動に取り組んでこられました瑞穂小学校の臼井校長をはじめ諸先生方に心から敬意を表します。すばらしい研究発表会でした。
教育長挨拶

教育長挨拶

学校長挨拶

学校長挨拶

2月8日(水曜日)「教育長とPTA連合会との教育懇談会」

教育長挨拶

教育長挨拶の様子

   本日「教育長とPTA連合会との教育懇談会」を開催し、「部活動の地域移行」と「デジタル化の現状と課題」といったテーマで意見交換をしました。
   「部活動の地域移行」については、PTA連合会の役員から「現段階での進捗状況や課題を教えてほしい」「部活動の今後の方向性について教えてほしい」といった質問が出されました。私からは「なぜ今部活動の地域移行が求められているのか」といった背景や、本市が考えている「実施体制、部活動の位置づけ(子どもの主体的・自発的な活動で教育課程外の活動であること)」について共通理解が必要なこと、「将来にわたって子どもたちがスポーツ活動や文化芸術活動に携わることのできる環境を整えることが目的である」といったことなどを話しました。
会長挨拶

PTA連合会会長挨拶

   その後、意見交換をしたのですが、「地域団体には個性があり既存の団体に中学生が部活動として入っていくことは無理があるのではないか」「指導者の選定は誰がするのか」「指導者の質の向上をどう図るのか」「保護者の経済負担が増えると思うが家庭の事情によって部活動ができない子が増えるのではないか」など様々な意見が出され、その都度私の考えをお話ししました。
   2つめのテーマである「デジタル化の現状と課題」については、最初にPTA連合会の役員から「他市に先んじてデジタル化の対応をしてもらっているが、低学年などはデジタル教科書を使うことによる弊害もあるのではないか」「課題の出し忘れをオンラインで可視化することはできないか」などの質問が出されました。私からは「これからの時代はデジタル化が益々進展する。デジタル化に対応できる人材を育てなければならない。しかし、ご指摘の通り低学年には紙に書くことなども必要。ハイブリットで使い方や活用時間などを工夫する必要がある」と答えました。その他にも、「タブレットは今後個人持ちになるのか、支給し続けてもらえるのか」「タブレットのカバーを6年生から1年生に渡すときに取り換えてもらえないか」などの疑問や意見が出されました。
懇談会の雰囲気

皆さんから活発なご意見をいただきました

   その後、報告事項として私から「公立高等学校の調査書における評定」に対する進捗状況を説明しました。
   最後に、副会長から「活発に意見交換をすることができた。親がデメリットと思っていることも長い目で見ると失敗から学ぶことも多く前向きに子育てを楽しみたいと思う」と結ばれました。
   膝を交えて本音で話をすることができました。このような取組が子どもの幸せにつながると思います。

2月7日(火曜日)「令和4年度 第4回いじめ防止等対策審議会」

新井肇会長

新井会長による挨拶の様子

   本日の午前中「令和4年度第4回いじめ防止等対策審議会」を開催しました。
   開会にあたって、最初に新井肇会長(関西外国語大学教授)から、「新しい会場で何となく落ち着かない気がしますが、いつも通り活発な議論をお願いします」と挨拶があり会が始まりました。
   次に報告事項として、事務局から11月に実施した「第2回いじめアンケート調査結果」について、「いじめ認知件数を学年別に見ると、小学校1年生の認知件数が大きく増えていること、いじめの態様については『嫌なことや恥ずかしいこと、危険なことをされたり、させられたりする』といった項目が小中学校とも増えている」などの特徴が見られたこと等を報告しました。
会場の雰囲気

会場の雰囲気

   事務局の説明に対して委員からは、「認知件数における学校別や地域による差はあるのか」「小1の認知件数が増えている理由はなにか」「嫌なことをされるとは具体的にどのようなことか」など多くの質問や意見が出されました。
   続いて、報告事項2として11月26日に実施した「いじめ防止フォーラム」について報告し、委員からは、「子どもたちがあれほど活発に発言するとは思わなかった」「子どもたちの力を改めて確認することができた」「このような取組(子ども版いじめ防止フォーラム)を学校内でやって欲しいと思う」「いじめ防止フォーラムをイベントに留めずに、審議会において子どもの声を聞く機会をつくればいいのではないか」などさまざまな感想や意見が出されました。
事務局

事務局の様子

   最後に、年に2回(5月と11月)実施している「いじめアンケートの内容項目の変更」について協議しました。最初に事務局から6つの変更点(記名式に変更、発生場所にネット上を追加、相談相手に担任の先生の他に相談したい先生を記入等)を説明し、委員からは、「アンケートを取る場所は学校か家庭か」「対象期間は」「いじめだけでなく困っていることがあったら記入するのはどうか」など多くの建設的な意見をいただきました。
   いただいたご意見を参考に、令和5年5月に実施する「第1回いじめアンケート」から新しいスタイルのアンケートを実施します。毎回このような熱い議論が本市のいじめ防止対策のレベルを上げていると思います。多くの貴重なご意見ありがとうございました。
委員の皆さま1

委員の皆さまからたくさんのご意見をいただきました

委員の皆さま2

いただいたご意見は今後の施策検討の際の参考にさせていただきます

2月6日(月曜日)「全国プラネタリウム研修会2022伊丹」

教育長挨拶

教育長挨拶

   本日から3日間にわたって伊丹市立こども文化科学館において、「全国プラネタリウム研修会2022伊丹」が開催されます。この研修会は全国規模の研修会であり、北は北海道から南は九州まで多くの関係者が参加されていました。
   その目的は、全国のプラネタリウム・天文担当者が必要な演出や解説の技術、機械操作、天文学の伝達方法などについて研修を行い、資質の向上を図ろうとするものです。
   第1日目の本日は、開会式が行われたのですが、最初に主催者を代表し日本プラネタリウム協議会理事の三島和久氏が挨拶をされ、引き続き、開催地を代表し私から本市の特色や教育方針など歓迎の挨拶を申し上げました。
会長挨拶

日本プラネタリウム協議会理事挨拶

   今回の研修会は、新型コロナの影響で3年ぶりの対面での開催だということで、3日間にわたって、投影基礎や天文基礎などの分科会、近隣のプラネタリウムの見学、地域における特色的な取組の紹介など対面ならではの様々なプログラムが展開されます。
   本市のこども文化科学館の入館者数は、令和2年度は新型コロナの影響もあり落ち込んでいたのですが、今年度の夏休み期間中は新型コロナの影響が残る中、魅力的なイベントの開催などにより過去5年間で最高の入館者数を記録しています。このような研修会を通して、プラネタリウムや天文に対する解説や投影技術などを磨き、さらに魅力的なイベントを展開していただきたいと思います。
会場の雰囲気

たくさんの方にご参加いただきました

   私は、宇宙や天体にとても興味があるのですが、それは子どもの頃に両親に連れて行ってもらった明石の天文科学館での感動が原点にあるのかもしれません。子どもたちにとって天体というのは、神秘的でスケールが大きくとても魅力的なものです。このような研修を通じで、子どもの心に火をつけ探究心を育んでいただきたいと思います。

分科会1「学習投影コース」

分科会1「学習投影コース」

分科会2「天文基礎コース」

分科会2「天文基礎コース」

2月2日(木曜日)「神津小学校 伊丹市教育委員会指定研究発表会」

公開2 国語「詩を作ろう」

公開2 2年生国語「詩を作ろう」

   本日、神津小学校において「令和4年度伊丹市教育委員会指定の研究発表会」が開催されました。
   神津小学校では、主体的に学ぶ力や友だちと関わり合いながら学ぶ力に課題があることを明らかにし、兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授菅井三実氏と関西大学文学部教授若槻健氏の指導のもと『創造的な学校をつくる~地域に根ざしたカリキュラムデザイン~』を研究テーマに、4年間に渡り研究に取り組んでこられました。
公開3 中学年総合「稲川発展プロジェクト」

公開3 中学年総合「猪名川発展プロジェクト」

   本日は、4年間に渡る研究の一端を「公開1」として9時30分からは4年生から6年生までの全クラスにおいて国語、算数、社会、体育、道徳の授業が、10時30分からは「公開2」として1年生から3年生までの全クラスにおいて国語と算数の授業が公開されました。11時30分からは「公開3」として高学年(5・6年生合同)と中学年(3・4年生合同)による「総合的な学習の時間」が公開されました。
   公開2と公開3を参観したのですが、公開2の教科の授業では、先生方の声が大きく明瞭で親和的な姿勢があり、子どもが授業に意欲的に取り組んでいることが印象に残りました。また、理由を明らかにしながら自分の考えを相手に分かるように説明する力が着実に育まれていると思いました。
公開3 高学年総合「神津を創ろうプロジェクト」

公開3 高学年総合「神津を創ろうプロジェクト」

   公開3の総合的な学習の時間においては、高学年の「神津を創ろうプロジェクト」と中学年の「猪名川発展プロジェクト」を参観したのですが、自分の住んでいる地域をより良くしていくために何ができるかを考えるものであり、身近な生活に結びついたテーマに探究的に取り組むことで地域愛や地域に誇りを持つ子どもが育まれると思いました。
   全教員一丸となって自校の課題の改善に取り組んでこられたことがよく分かりました。4年間に渡り研究活動に取り組んでこられました神津小学校の西尾校長をはじめ諸先生方に心から敬意を表します。
教育長挨拶

教育長挨拶

学校長挨拶

学校長挨拶

1月30日(月曜日)「令和4年度第2回阪神7市1町教育長協議会」

開催市挨拶

開催市を代表してあいさつしました

   本日の午後から伊丹市庁舎において「令和4年度第2回阪神7市1町教育長協議会」が開催されました。
   この会は、阪神7市1町の教育長がさまざまな教育課題について協議する場であり、これまでもさまざまな教育課題の解決に向け1つになって取り組んできました。
   協議会においては、最初に開催地の私から挨拶を申し上げ、その後3つの議題、「社会教育分野の市長部局移管に伴う留意事項と移管後の連携協働」について、「兵庫県公立高等学校入学者選抜の調査書における評定」について、「中学校部活動の地域移行」について協議しました。
ペーパーレス会議

各市町に端末を持参していただき、ペーパーレスで行いました

   2つめの議題については、昨年11月に実施した本市のPTA連合会と教育委員会事務局との教育懇談会において、「公立高等学校入学者選抜の調査書における評定について市町間で公平性が確保できていないのではないか」といった声が上がったことから、まず各市町の評定の算出方法について確認し、調査書における評定について協議しました。意見交換する中で、各市町において適切に評価されているところですが、その方法については違いがあることがわかり、阪神7市1町教育長協議会として、公平性の確保について県教育委員会に申し入れることになりました。
   3つめの議題「中学校部活動の地域移行」については、地域人材の確保や競技団体の確保が困難であり、全国的にこの取組に対して消極的であることから、スポーツ庁が昨年の年末にその方向性を変更したことを受け、地域移行に対する各市町の考え方や具体的な対策、来年度の事業予定、予算などについて協議しました。この事案につきましても、少子化の現状や各市町の状況を踏まえ、子どもの視点に立って地域移行に向け発展的解消を図っていくことを確認しました。
会議の様子

皆さんから活発なご意見がありました

   阪神7市1町の教育長協議会は、これまでも新型コロナ対応などさまざまなことで緊密に連携してきましが、これからも「こどもまんなか社会」の実現に向けて、さまざまな改革に取り組んでまいります。本日は大変有意義な意見交換をすることができました。

新庁舎班説明

伊丹市役所新庁舎班から新庁舎の特徴をご説明いただきました

教育長室見学

新庁舎見学の中で、教育長室(及び教育会議室)にもお越しいただきました

1月29日(日曜日)「二十歳を祝うつどい」

   本日、スワンホールにおいて伊丹心身障害対策市民懇談会(以下心障懇)主催の「二十歳を祝うつどい」が開催されました。

大岡会長挨拶

大岡会長挨拶

   今年20歳を迎えられました皆さんは2002年(平成14年)生まれであり、5人が参加されました。「二十歳を祝うつどい」においては、最初に大岡会長から「私は誕生日がくると後期高齢者になるが、青春18きっぷを使っていろいろな所に旅行している、皆さんも自分の好きなことにどんどん挑戦してほしい」と挨拶されました。引き続き、藤原市長からは「有村架純さんなど多くの人が伊丹大使として活躍しているが、皆さんも伊丹愛を持って頑張ってほしい」と、加藤市議会議長からは「いろいろなことにチャレンジしてほしい」と祝辞が述べられました。私からも、サッカーワールドカップにおける日本チームを率いた森保監督は「ベスト8の景色を見たい」という目標を持ち、創意工夫を凝らした練習により、世界で戦えるチームを作ったことなどを例に、豊かな人生を送るために夢や目標を持ってほしい」と祝辞を述べさせていただきました。また、私自身も20歳の頃、子どもに関わる仕事がしたいといった夢を持っており学校の先生になったこと、夢や目標は、自分の人生を豊かにすることなどを話しました。
市長挨拶

藤原市長挨拶

   その後、5人の皆さんの幼少期から最近までの成長の様子がDVDで紹介されました。幼い頃の無邪気な姿やいろいろなところへ連れて行ってもらうなど、家族の愛情に包まれて成長してきたことがよく分かりました。
   そして、保護者の代表から「DVDを作成するために幼い頃からの写真を選んでいると、いろいろなことがあったことが思い出されこみ上げてくるものがありました」と挨拶がありました。
   最後に、二十歳になったことを祝し伊丹太鼓の会による「祝い太鼓」(みなみ親父クラブ応援団「漢組」によるエール)が披露されました。新成人の皆さんは、夢や目標を持って自分らしい人生を送ってほしいと思います。夢や目標を持ち努力していると、いろいろな人に出会ったり、感動したりするなど人生がより豊かなものになると思います。
教育長挨拶

教育長挨拶

   「二十歳を祝うつどい」を開催していただきました「心障懇」の皆様に心から感謝申し上げます。

議長挨拶

加藤市議会議長挨拶

会場の雰囲気

会場の雰囲気

1月26日(木曜日)「伊丹小学校 伊丹市教育委員会指定研究発表会」

2年生授業風景

2年生 音読発表会をしよう(お手紙)

   本日、伊丹小学校において令和4年度伊丹市教育委員会指定の研究発表会が開催されました。市内外から実に多くの先生方が参加されていました。
   伊丹小学校では、「自ら課題を見出し解決すること」や「自分の見方や考え方を積極的に発信したり、友だちと意見を交換したりすることに苦手意識がある」といった自校の課題を全教職員で共有し、関西大学初等部教諭西勝巳氏の指導のもと『子どもが主体的に学ぶ授業をめざして~学びたいと思える単元づくりを通して~』を研究テーマに、4年間に渡り研究に取り組んでこられました。
3年生授業風景

3年生 ポスタートーク大会をしよう(モチモチの木)

   授業を見た感想ですが、1つめはどの学年の授業もフラッシュカードやワークシートを効果的に活用し、教室全体にこれまでの学習過程を掲示した環境構成など「この1時間を充実したものにしたい」という指導者の熱い思いが伝わってまいりました。2つめは子どもが学びの主体であり、子どもたちがのびのびとしており、まさに楽しく学んでいるなと思いました。3つめは「お手紙」、「モチモチの木」、「海の命」は、子どもの心をゆさぶる教材であり、この教材をじっくりと展開することにより人間として必要な「勇気」や「思いやりの心」が育まれるだろうと思いました。4つめは子どもたちが興味・関心のある「単元のゴール」を設定することで、意欲的に学習に取り組む姿勢が着実に育っていると感じました。また、友だちとの関わりを通して、「新たな見方」や「考え方」を生み出す力が育っていると感じました。「学習方法を工夫しながら主体的に学ぶ力が弱い」といった自校の課題に確かな変化が表れていると思いました。

6年生授業風景

6年生 太一のモノローグ展を開こう(海の命)

   「子どもの姿」を通して全教員が一丸となって自校の課題の改善に向け授業改善に取り組んでこられたことがよく分かりました。4年間に渡り研究活動に取り組んでこられました伊丹小学校の礒田校長をはじめ諸先生方に心から敬意を表します。すばらしい研究発表会でした。

教育長挨拶

教育長挨拶

学校長挨拶

学校長挨拶

1月21日(土曜日)「兵庫教育会における講話『私の教師人生』」

奥村会長挨拶

奥村会長挨拶

   本日午後から伊丹市立図書館本館『ことば蔵』において、兵庫教育会主催の「令和4年度冬季研修会」が開催されました。管理職OBや現職の校長・教頭、指導主事、教諭など本市の教育に携わる多くの教員が参加されました。
   今回の研修会における講師は私が務めました。今年が教育の仕事について50年という節目であることから『私の教師人生』といったテーマで50年間の歩みを中心にお話ししました。
   私は伊丹生まれ伊丹育ちであり伊丹の小中高等学校で学び、大学卒業後、昭和48年(1973年)に北中学校の教員として教員生活のスタートを切りました。以来ずっと伊丹の教育に携わってきたのですが、その間、中学校教諭、指導主事、校長、教育長などを歴任する中で、その時代時代において、様々な人との出会いや苦労したこと、感動したことなどがありました。人は、皆同じような道を歩み、同じような苦労をしていることから、このテーマで話をしました。
教育長講話の様子

これまで私が歩んできた教師人生についてお話ししました

   もう1つは、先行き不透明なVUCAの時代において、管理職にはどのような姿勢が必要かといったことについて『New・Typeの管理職』といったテーマでお話しました。その姿勢とは、問題発見能力を磨く、数値目標よりも意味を語る、未来は予測せず構想することが大切であることなどを伝えました。
   これまでの72年の人生を振り返ったときに、子どもの頃は両親に見守られ大きな苦労もすることなく過ごし、仕事に就いてからも多くの人に支えられ職務を遂行するなど、守られ与えられるばかりの人生でした。人生は順送りで、何か役に立てないか、私の歩みが少しでも役に立てばと思いこのような話をしました。
   講演会の最後には、管理職OBや現職の管理職などから多くの感想や質問が寄せられ、改めてつながりの大切さやその時々を誠実に生きることの大切さを痛感しました。
   このような研修会にOBも現職も参加し、一緒に研修する姿勢が伊丹の教育の大きな推進力になっていると思います。子どもの幸せの実現のために、これからも学び続ける姿勢を持って日々を送ってまいります。
会場の様子

たくさんの方に参加していただきました

教育長講話の様子

たくさんの質問・意見を伺い、また新たな発見がありました

1月9日(月曜日・祝)「伊丹市二十歳の祝典」

   本日、東リいたみホールにおいて「伊丹市二十歳の祝典」が午前午後の二部制で開催されました
   この祝典は、伊丹市、伊丹市教育委員会、伊丹市二十歳の祝典実行委員会の三者が主催するものであり、特に平成11年度からは「二十歳の祝典実行委員会」が中心となり、式典やイベントの内容を企画してきました。
   今年度に本市で二十歳を迎える方は、約2,100人であり、本日の祝典には約1,400人が参加されていました。
市長挨拶

市長挨拶

   祝典においては、藤原市長からお祝いの言葉として、昨日(1月8日)から始まったNHK大河ドラマ『どうする家康』に瀬名役で出演している本市出身の有村架純さんが伊丹愛に満ちていることなどを紹介しながら、「伊丹愛を持ってほしい」と挨拶をされました。その後、加藤市議会議長から励ましの言葉が述べられ、実行委員を代表して第一部では今村駿兵さん、辻翼さんから、第二部では柴坂理子さん、松原亜美さんから「二十歳の誓い」が述べられました。
   四人からは、「今日まで私を育ててくれた家族、友人、地域の方々に感謝します。人生は人と縁のつながりであり、これまでの人生、一人で生きてきたわけでなく、辛いとき苦しいときには必ず家族や友人が支えてくれました。これからは自分が支える立場となり、さらに成長していきたいと思います。失敗を恐れず高い目標を持ち、常に向上心を持って何事にもチャレンジしていきます。普段からありがとう、ごめんなさいといった言葉がしっかりと口に出せるようにしましょう」など力強く誓いの言葉が述べられました。

   私はここ10年ほど「二十歳の祝典」に出席していますが、今年の祝典は、人の話をしっかりと聞くなどとても静粛な式となりました。実行委員会の皆さん、素晴らしい祝典を企画していただきありがとうございました。

実行委員開会宣言

実行委員開会宣言

会場の雰囲気

たくさんの新成人の方々が参加されました

1月7日(土曜日)「国際平和ポスター・コンテスト表彰式」

  本日、伊丹シティホテルにおいて、伊丹3ライオンズクラブ主催の「国際平和ポスター・コンテスト表彰式」が行われました。

   今年度の「国際平和ポスター・コンテスト」では、市内小中学生の多くの作品の中から、最優秀賞に東中学校1年上原莉音さんの作品が、優秀賞に東中学校1年毛利咲笑さん、天神川小学校6年森田健慈さんの作品が選ばれました。どの作品も、平和の象徴である鳩や各国の国旗が描かれるなど、平和を強く願う気持ちが強く表現されていました。表彰式には、本人とご家族の方が出席されていました。

集合写真

受賞者との記念撮影の様子

   今、世界中の人々がロシアによるウクライナ侵攻に心を痛めており、1日も早く悲惨な戦争が終結することを願っていますが、欧米を中心とした国とロシアや中国を中心とした国の分断が進んでいるように思います。日本も第2次世界大戦後、約80年にわたり平和な日々が続きましたが、いつ生命の安全が脅かされる状況になるか分かりません。
   「平和」というのは最も尊い価値であり、「国際平和ポスター」などの作成を通して、平和の大切さを考え、他者を思いやる心を育くむことは極めて大切なことです。これからも、国際平和に関心を持ち、物事を深く考える人に成長してほしいと願っています。

   3ライオンズクラブ(伊丹猪名野LC、伊丹笹原LC、伊丹LC)の皆さんには、藤原市長からは、図書館のブックスタート事業の実施にあたって、ご寄付を頂いたことに対する感謝状の贈呈を行いました。この他にも、長年に渡り様々な子どもたちの健全育成事業を実施していただいておりますこと心から感謝申し上げます。

教育長あいさつ

教育長挨拶

受賞者記念撮影

受賞者とそのご家族

1月4日(水曜日)「新年の抱負」

   新年、明けましておめでとうございます。コロナ禍の生活も4年目に入りました。現在も第8波が襲来しており、今後、コロナがどのような経過をたどるか全く予測がつきませんが、今年も感染症対策をしっかりと行いながら、いかなる状況におかれても「学びを止めない」ことを念頭に伊丹の教育を推進してまいります。

学校教育部長挨拶

指導主事にむけて、新年のあいさつを行いました

   私の「願い」は、全ての子どもを幸せにしたいということと、大きな変化のない普通の毎日を送ることができることです。
   本日は仕事始めの日でしたので、教育委員会の部長と指導主事に対して、今年の抱負を述べました。最初に、昨年をふり返り「成果と課題」を述べ、新年の辞として「不易と流行」についてお話しました。
   「不易」については、「去年今年貫く棒の如きもの(高浜虚子)」に象徴されるように、どのように時代が変わっても変わるものではないこととして「3つのS」すなわち『誠実・スピード・シンプル』を信条に仕事をしてほしいと話しました。
教育長挨拶

仕事に取り組む上で大切にしてほしいことをお伝えしました

   「流行」については、「大いなる闇うごきだす去年今年(桂信子)」に象徴されるように、現在は、先の見えない「VUCAの時代」です。社会のあり方そのものが、これまでとは「非連続」と言えるほど劇的に変わっている中、リーダーに必要な学びの姿勢について話しました。具体的には、主体的に学び続ける姿勢、自分自身の強みを伸ばすための「個別最適な学び」、教育に携わる者としてふさわしい資質能力を広く身につけていくための「協働的な学び」、「現状を直視しめざす目標を持つこと」などです。そして、もう1つ、前年踏襲で仕事をするのではなく「本質」を踏まえた仕事を行ってほしいと話しました。
   自らの仕事に夢と誇り、責任感と使命感を持って「私が変われば教育委員会が変わる」といった気持ちで、仕事に取り組んで欲しいと思います。今年も「教育長の日記」を通して、伊丹の教育の様子を発信してまいります。どうぞ、よろしくお願いします。
話を聞く指導主事

各指導主事がメモを取りながら真剣に聞いていました

部長の方々へのお話

教育委員会内の各部長にも、施策を管理する立場としての心構えをお伝えしました