「令和7年版 消防白書」によると、2024年(令和6年)中に発生した車両火災の件数は、全国で3546件、死者数は74人、損害額は24億5415万円となっています。
車両火災の原因としてもっとも多く報告されているものは「排気管によるもの」です。燃料やオイルなど着火物が漏れたり、可燃物が接触したりすることで、高温になる排気系で引火火災が発生するケースなどが想定できます。次いで「内部配線」や「電気機器」などの漏電やスパーク等を起因とする電気系火災です。さらに「放火(放火の疑いを含む)」、「たばこ」などの原因が続きます。
以上が車両火災の原因の代表的なものになりますが、車の事故や故障のほか、運転手や同乗者の行動も大きな原因となる可能性があります。日頃車に乗る方は十分に留意してください。
<参考>
伊丹市内の過去5年間の車両火災発生件数
令和3年 | 4件 |
| 令和4年 | 4件 |
| 令和5年 | 3件 |
| 令和6年 | 4件 |
令和7年 | 2件 |
・たばこの火などの取り扱いに気をつけましょう(消したつもりでも消えていないことがあります)
・ライターなどを車内に置いたままにしないようにしましょう(シートレールなどに挟まって火が点くことがあります)
・アクセサリーを吊るす吸盤やメガネ、水の入ったペットボトルなどを日の当たるところに置かないようにしましょう(光を集めて出火することがあります)
・カーナビやドライブレコーダーなど電装品の取り付けは販売店や専門業者に依頼しましょう(配線接続の不備で出火することがあります)
・車を枯草や段ボール、材木の近くに停車しないようにしましょう(熱くなった排気管に触れると発火することがあります)
車検のほか、12カ月点検などの定期点検や日常点検をこまめに行いましょう(特に走行距離の長い車は念入りに)
・エンジンオイルなどの油脂類や消耗部品は定められた時期に交換する(オイルが漏れたり吹き出して排気管に付着して発火することがあります)
・冷却水量は定期的に点検する(冷却水が不足するとオーバーヒートが原因で出火することがあります)
・バッテリーやランプ類は車両に適合する規格のものを取り付ける(配線等に負荷がかかり出火することがあります)
走行中に火災が発生した場合には何よりもまず安全確保を第一に行動してください。
車に消火器を積んでいる場合や駐車場に消火器が設置されている場合は定期的に使い方を確認しておきましょう。
一定規模以上の駐車場等には消防法令に基づく消火設備が設置されています。ご自身がよく利用される駐車場にどのような消火設備が設置されているか確認しておきましょう。代表的な消火設備としては以下のものがあります。
消火者がホースを伸ばし、粉末、泡、ハロゲン化物などを放出して消火します。(写真は移動式粉末消火設備です)

前面の扉を開けるとこのようになっています。

操作方法は扉の裏面に記載しているので安心してください。

移動式粉末消火設備の使用方法を説明した動画はこちら↓

伊丹消防局公式インスタグラムより
火災が発生した際、自動又は手動で起動し、予め設置されたヘッドから霧状の水、泡などを放出し消火します。(写真は泡消火設備です)
天井に設置されているヘッドから泡が放出されます。

手動の場合は起動装置を覆っているカバーを外してレバーを倒します。
