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令和5年4月~6月

6月30日(金曜日)「令和5年度第1回総合教育会議」

本日、午後から『令和5年度第1回総合教育会議』が開催されました。テーマは大きく2つ、1つは「ICT教育の現状と成果について」、もう1つは「生成AIの学校現場での利用に関する今後の対応について」です。
最初に、市長から人類がこれまで乗り越えてきた大変革の波として、農業革命、産業革命を取り上げ、現在はAI等のデジタル革命がもたらす時代の転換点と指摘した上で、「本市は社会の変化に応じてDXやGXに取り組んできているが、教育においてもDXが不可欠だと思う。ICT教育の現状や今後の方向性について協議したい」と挨拶がありました。
引き続き、私から、最近の子どもたちのタブレットを使用した個別学習や協働学習、一斉学習の様子を動画で紹介しながら、本市におけるICT教育の現状と成果について報告しました。
その後、市長の進行で、「ICTの導入によって、既存の勉強がどのように効率的になったのか」について、また、「児童生徒の学びの充実や教職員の働き方改革に向けた今後の教育DXの想定される方向性など」について意見を交換しました。教育委員からは「児童生徒のタブレット学習において、教科や教材ごとに利用するためのIDやパスワードが異なり、全てを覚えておくことが大変なことに加え、利用する際にはタブレットに何回も入力する作業が必要で、不便ではないか」などの意見が出ていました。

総合教育会議1

会議の様子

総合教育会議2

動画を用いてICT教育について報告

2つ目のテーマである「生成AIの学校現場での利用に関する今後の対応について」は、最初に市長から「AIネイティブ世代の児童生徒はAIを使うことが当たり前となる。児童生徒がこれからの時代を生き抜くためにどのような能力を育むべきか、そのために、教育はどうあるべきか」などの問題提起がなされ、このテーマについて意見交換を行いました。市長からは、「生成AIが作成した文章を先生が見抜けないこともあるのでしょうかね」などの意見が出ていました。教育委員からは「教職員のロケーションフリーな働き方を支援するための環境整備が必要ではないか」や「個人の"らしさ"を育てる教育が今こそ必要ではないか」などの意見が出ました。
最後に、私から最近報道された文部科学省の「生成AI利用に関する方向性(案)」について説明するとともに、本市においても「生成AI利用に関するガイドライン」の作成を考えていることや、夏休み前には生徒や保護者に「学習における生成AIの使用について」通知を出すことを考えていることなどをお話しました。本市では最近ICT教育が急激に進展しているのですが、さらに今後の学校教育の目指すべき方向性を見据えた協議ができ、とても有意義であったと考えます。

6月27日(火曜日)「令和5年度第1回伊丹の教育評価委員会」

委嘱状交付

委嘱状交付

本日は、午後から対面とオンラインのハイブリッドで「令和5年度第1回伊丹の教育評価委員会」を開催しました。
最初に、本年度の評価委員を務めていただきます浅野良一氏(兵庫教育大学大学院特任教授)と山内啓子氏(神戸松蔭女子学院大学教授)に委嘱状を交付しました。引き続き、私から本年度の教育方針や重点施策である学力、体力、英語、不登校、いじめの現状と対策について説明しました。続いて、西原教育政策課長から「令和4年度伊丹の教育〈実施報告と点検評価〉」に基づき、冊子の構成や点検評価の方法等の説明を行いました。

会議中

教育委員会からの施策説明

その後、今回は、学校教育部と人権教育室の事業について、廣重学校教育部長と中井人権教育室長から、令和4年度の取組、事後評価、成果と課題、令和5年度での対策・対応などについて施策ごとに説明しました。

最後に、浅野評価委員からは、「学力においては、小手先の取組ではなく、データに基づき学びの中味を高める取り組みを行っていることがすばらしい。市教委の方針を踏まえた教職員の動きがよい」などの感想をいただきました。

ハイブリッドの様子

評価委員との意見交換

山内評価委員からは、「長年に渡り学力の向上に取り組んできたが、成果が上がっていることに感無量である。分析がしっかりとできており改善策につながっている。成果指標の設定について、内容によっては評価が難しいものもあるのではないか」などの感想をいただきました。また、「給食費の無償化、トイレの整備状況、配慮が必要な児童生徒への合理的配慮」などについて質問され、担当課長などからお答えいたしました。次回は6月30日(金曜)にこども未来部、生涯学習部についての評価をいただくことになっています。

6月25日(日曜日)「第14回収穫祭」

会長

会長から、学校と地域をつなげる「農業体験」についてお話をいただきました

本日、桜台小学校で4年ぶりに桜台地区コミュニティ協議会主催の「第14回収穫祭」が開催されました。子どもたちはこの日を待ち望んでいたのか、朝から多くの児童生徒や保護者が参加していました。
開会式では、まず、桜台地区コミュニティ協議会の宮崎会長から小学校3年生で実施している「農業体験」の意義などを話されました。

引き続き、議員や伊丹市社会福祉協議会会長など多くの来賓が参加されていたのですが、参加者を代表し、藤原市長からは「今年は、子どもの幸せをめざし医療費の無償化など子ども施策に力を入れました」と挨拶がありました。

私からは、この地区で過ごした少年時代のことにふれながら、子どもの居場所を作っていただいていることに対しお礼を申し上げました。

市長

市長から、子どもの幸せに向けて取り組んでいる施策のお話をいただきました

その後、体育館では、伊丹北高校吹奏楽部、尼崎信用金庫音楽部、桜台小学校ジュニアバンドクラブ、天王寺川中学校吹奏楽部などの演奏が披露されました。

運動場では、桜台小学校PTAや桜台地区コミュニティ協議会の役員さんなどが、子どもたちが育てたジャガイモや玉ねぎを使い、肉ジャガやジャガバターなどを子どもたちや保護者に振舞われていました。

この校区のさくらだいこども園の樹山園長や天王寺川中学校の前田校長、永嶺教頭なども参加されており、料理をいただきながら歓談するなど楽しい時間を過ごすことが出来ました。

どの地域においても、少子化や高齢化が急激に進んでおり、後継者づくりが大きな課題なのですが、このようなイベントが子どもたちの地域への愛着を育て、次期の地域を担う人材を育てるのだと思います。
前日及び朝早くから準備していただきました桜台地区コミュニティ及び桜台小学校PTA関係者の皆さんに心から感謝いたします。

ジュニバン

地域に関係する団体が、素晴らしい演奏を披露してくれました

様子

会場にはたくさんの方が訪れ、催しを楽しんでいました

6月17日(土曜日)伊丹市総合体育大会 第62回陸上競技大会

教育長

私からは粘り強く自分の夢に挑戦することの大切さなどを話しました

天候に恵まれ、「令和5年度伊丹市総合体育大会第62回陸上競技大会」が開催されました。
この大会は、一般・高校生が参加する伊丹陸上競技選手権や小学生スポーツ大会なども兼ねており、伊丹の陸上競技大会の中でも半世紀を超える最も歴史のある大会です。
私は、30年以上前になるのですが中学校の教師であった頃、この大会には格別の思いがありました。
開会式では最初に私から激励の挨拶を申し上げました。スポーツから元気をもらい励まされることは多くあります。メジャーリーグにおける大谷翔平選手の最近の二刀流の活躍を引き合いに出し、自分のよさを信じて粘り強く自分の夢に挑戦することの大切さなどを話しました。

優勝旗返還

前年度の優勝校から優勝旗の返還です

その後、前年度、優勝校の南中学校(男子、女子とも)から優勝旗の返還があり、参加選手を代表し「これまでの練習の成果を十分に発揮し、正々堂々総合優勝をめざして精一杯がんばります」と力強く宣誓がありました。
スポーツは勝つことが目的なのですが、それだけではありません。仲間との友情を深めたり、感謝の気持ち、礼儀やマナーなどを身につけたりすることも大切です。
この大会は、阪神大会、県大会、近畿大会、全国大会へとつながる試合であり、毎年、本市からは、全国まで駆け上る選手が出ています。今年はどんな選手が出てくるのか、どのような記録が生まれるのかとても楽しみです。
試合の結果は、男子は南中学校が、女子は天王寺川中学校が総合優勝に輝きました。特筆する記録としては、2年女子100Mにおいて優勝した天王寺川中学校の原楓夏さん、準優勝の津田帆乃風さんの13秒0です。阪神や県大会において12秒台をめざして頑張ってほしいと思います。

選手宣誓

選手を代表し、正々堂々と総合優勝をめざして精一杯頑張ることを宣誓しました

競技中

出場する全選手が、全力を尽くして大会に臨みました

6月3日(土曜日)「小学校運動会」

集合

伊丹小学校では4年ぶりに全員揃って実施しました

昨日の大雨とは打って変わってさわやかな晴天の下、伊丹小学校、笹原小学校、桜台小学校において運動会が実施されました。昨日は終日大雨警報が発令されており、全校休校だったので早朝からの準備が大変だったと思います。教職員をはじめPTAや地域の人の子どもへの熱い思いを感じました。
私は、廣重学校教育部長、宗野保健体育課長と参観したのですが、どの学校の校長も訪れるやすぐに「教職員と一緒にPTAや地域の人たちが水とりをしたり、テントを設営したり、ラインを引いたりするなど温かい支援があったから開催できた」と感謝の言葉を述べておられました。

リレー

笹原小学校では5年生のリレーを参観し、全力で走る姿に感動しました

伊丹小学校は、4年ぶりに全校生が一堂に会しての実施であり、1000人の児童と保護者が集まるととても壮観でした。児童席にはテント17張りが設置されるなど熱中症対策にも気を配っておられました。開会式において、1年生の「お兄さんやお姉さんの演技を楽しみにしています」といったはじめの言葉に、全校一堂に会して実施する意義を感じました。
笹原小学校では、前半の部(1・3・5年生)と後半の部(2・4・6年生)の2部に分けて実施しておられ、このスタイルは、コロナ禍で学んだことを活かしておられ、保護者がゆったりと観戦できることなどが素晴らしいと思いました。1年生と5年生の全員リレーを参観したのですが、子どもたちの全力で走る姿に感動しました。熱中症対策として、運動場にミストを設置されるなど随所に工夫されていることがよくわかりました。

大玉はこび

桜台小学校では「はこべ大玉」を参観し、日常が戻ってきたことを実感しました

桜台小学校では、2年生の団体競技「はこべ大玉」を参観しました。4人で力を合わせ楽しそうに大玉を運ぶ姿に日常が戻ってきたことを実感しました。子どもたちには、さくらだいこども園の回廊や体育館を開放するなど感染症対策もしっかりと講じておられました。
多くの地域の方や高齢の方も参加しておられ、みんなこの日を待っていたのだと思いました。

6月1日(木曜日)「歯と口の健康週間ポスターコンクール表彰式」

市長

市長賞に選ばれ、市長と記念撮影です

本日、スワンホールにおいて、歯科医師会主催の「歯と口の健康週間ポスターコンクール表彰式」が行われました。
今年度の「歯と口の健康週間ポスターコンクール」には、市内の小学校から57点の作品の応募があり、厳正な審査を経て、市長賞、教育長賞、阪神北県民局長賞、歯科医師会長賞、佳作などが選ばれました。会場には入選した作品が掲示されていたのですが、どの作品も、おおらかで子どもらしさがにじみでており、「しっかりと歯磨きをするぞ」「歯を大切にするぞ」といった思いが伝わってきました。

教育長

私からは教育長賞の賞状を渡しました。思いが伝わる、素晴らしい作品でした

表彰式では、森田歯科医師会会長のあいさつに引き続き、藤原市長が祝辞を述べられました。私からは、ポストコロナにおける教育についてと、歯の健康を守ることがいかに大事なことであるかなどについて話しました。
歯科医師会の先生方には、健康診断だけでなく1学期には「歯と口の健康週間ポスターコンクール」を、2学期には「口からはじまる健康づくり川柳コンクール」など、さまざまなイベントを実施し、歯の健康への関心を高めていただいております。このような取り組みにより、むし歯のある子どもは年々減少し、落ち着いた礼儀正しい子どもが育っています。歯の健康は、体全体の健康の大本です。今後も、歯の健康に関心を持ち、心身ともに健やかに育つことを願っています。

事務所長

阪神北県民局長賞は、伊丹健康福祉事務所長が賞状を渡しました

会長

歯科医師会長からも、歯科医師会長賞に選ばれた子供たちに賞状を渡しました

5月28日(日曜日)「第40回伊丹市教育長杯争奪軟式少年野球大会」

入場行進

選手みんなが、力強く地面を踏みしめながら入場行進を行いました

本日、笹原小学校において多くの保護者が見守る中、市内13チームの選手たちが集い「第40回伊丹市教育長杯争奪軟式少年野球大会」の開会式が行われました。
開会式に先立ち、前年度Aクラス優勝の緑ヶ丘ファイターズを先頭に13チームの選手たちによる入場行進が行われました。胸を張り力強く腕を振りながら歩く姿にポストコロナを感じました。
開会式では、最初に、前年度優勝チーム及び準優勝チームにクラスごと(A(6年)~D(3年))にレプリカを授与しました。レプリカを受ける選手のきびきびとした姿勢にもスポーツマンシップを感じました。

教育長挨拶

私からは選手たちに向けて、自分を信じて挑戦することの大切さについてお話ししました

伊丹市軟式少年野球連盟の加藤会長の挨拶に引き続き私から祝辞を述べました。今春WBCで強豪アメリカチームを破り世界一になった日本代表チームの戦いに感動したこと、選手を信じ粘り強く選手を使い続ける栗山監督の選手起用や大谷選手の姿勢など「自分を信じて挑戦することの大切さ」について話しました。
その後、選手を代表して鴻池フレンズの溝口 橙哉さんから、「野球に打ち込める環境を作ってくれている全ての人に感謝し、優勝をめざし仲間と力を合わせ、精一杯がんばります」と力強く選手宣誓がありました。

選手宣誓

周りの方への感謝や、仲間とともに精一杯がんばることなどについて、選手宣誓を行いました

野球をする上で最も大切なことは楽しむことです。野球は競技ですがその先には仲間との絆や自身の成長が待っています。プレーを通じてたくさんの友情や思い出を築いてほしいと思います。
少年たちがのびのびと野球に打ち込むことができる環境を整えていただいている関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。この大会は今日から7月にかけてトーナメント方式で行われるのですが、熱中症などに注意し練習の成果を存分に発揮してほしいと思います。ヤングリーグ兵庫伊丹の代表から、今春のセンバツ高校野球にここでプレーした8人の選手が出場していると伺いましたが、改めて組織力の強さを感じました。

5月20日(土曜日)「第8回学校におけるいじめ防止対策研修会」

1教育長

私からは伊丹の教育の現状等についてお話ししました

今日、いたみホールにおいてJKYBライフスキル教育研究会(代表 神戸大学 名誉教授川畑徹朗氏)の主催による「第8回学校におけるいじめ防止対策研修会」が開催されました。この研修会には、東京都や広島県、愛媛県等、全国各地から大学教授や学校管理職、指導主事などが参加されていました。

講師1

川畑名誉教授からはいじめ防止に向け、ライフスキルやセルフエスティームの観点からお話しいただきました。

第1部では、神戸大学名誉教授川畑徹朗氏から『レジリエンシー(精神的回復力)形成を基礎とするいじめ防止の概要』といったテーマで講話がありました。「レジリエンシー形成を基礎とするいじめ防止プログラム」は、ライフスキルやセルフエスティーム(自己肯定感)、ソーシャル・サポート感(周囲の人からの支援)により構成されており、トラブルが起こりにくい人間関係を構成すること、トラブルが発生した際に主体的に解決する能力を形成すること、トラブルがいじめなどに発展した際にその悪影響を低減する能力を形成することが大切だということです。

講師2

西岡教授からは意思決定スキルの重要性や、育て方についてお話しいただきました

第2部では、京都女子大学教授西岡伸紀氏から『いじめの実態及び心理社会的要因との関連性』といったテーマで講演がありました。西岡教授は、児童生徒へのアンケートの分析結果に基づき、「いじめの被害防止や加害防止のためには、自らの意思で決める力などを育成する必要がある」と述べられたことが印象に残りました。

講師3

青山教頭からはいじめ未然防止に向けた、学校の実践等についてお話しいただきました

第3部では、広島県府中市立府中明郷学園教頭の青山俊美氏から『学校における未然防止教育実践』について、ライフスキル教育の実践を通して児童生徒の共感的人間関係が形成されたことや、教員の意識改革が大切であることなどについて発表されました。
最後に「総合討論」では、フロアの参加者から、自身の経験に基づいた意見が出されたり、いじめを防止するために必要な力について考えを述べ合ったりするなど活発な議論が交わされました。学びの多い研究会となりました。

5月19日(金曜日)「令和5年度 伊丹市PTA連合会定例代議員会」

教育長

PTA活動への感謝や、これからの教育についてお話ししました

本日、総合教育センターにおいて、「令和5年度 伊丹市PTA連合会定例代議員会」が開催されました。この会は、PTA連合会役員と各学校の単位PTA相互の連携を図り、PTA活動の発展と児童生徒の健全な育成を図ることを目的としています。
最初に、私から、さまざまなPTA活動に対する感謝を申し上げました。また、ポストコロナにおける教育やチャットGPTの活用などに関する考え方などをお話ししました。

前会長

前会長から、任期中の事業実施のことや、児童生徒と教師のつながりのことなどのお話をいただきました

その後、本日をもってPTA連合会役員をご退任された青野前会長をはじめ11人の役員に感謝状を贈りました。青野前会長からは、「コロナ禍の中の任期で事業実施も大変だったが、会員の皆さんの協力でやりきることができた。教育長と事務局にはPTA連合会からの質問や要望に迅速に対応して頂き感謝している。PTA活動を通して、児童生徒と教師とのつながりは、影響力は非常に強いと感じた」と挨拶されました。

感謝状贈呈

PTA連合会を退任された役員のみなさんに感謝状をお贈りしました

代議員会では、令和4年度事業、会計決算、令和5年度の新役員、事業計画、予算などについて審議が行われ、賛成多数で承認されました。令和5年度会長には藤原正人氏が、副会長には太田弘子氏と藤井健太氏が就任され、藤原新会長からは「今まで仕事ばかりで子育てに向き合ってこなかったので、会長の話がありPTAについていろいろと調べてみた。自身は弁護士で、かつては少年の事件を担当することもあり、振り返ると親や地域、周囲の大人がチームを作って対応することが重要だと思っている」と挨拶がありました。

新会長

新会長から、令和5年度の活動方針などのお話をいただきました

令和5年度の活動方針(スローガン)には『織りなそう親と社会と伊丹の力~チームで支える子どもの今~』を掲げられ、子どもたちを取り巻く環境が目まぐるしく変化し複雑化する中、「子どもたちを温かく見守ること」と、「自分の頭で考え、粘り強く、積極果敢にチャレンジする力を育成すること」を具体的な方針として採択されました。

全体

子どもたちのため、学校・家庭・地域・関係機関が協力していくことが大切です

貧困やいじめなど子どもたちを取り巻く環境は複雑化・困難化しており、一人の子どもの成長は学校だけで完結できるものではありません。藤原新会長の言われるとおり、学校・家庭・地域・関係機関が一丸となって取り組むことが必要です。どうぞよろしくお願いします。

5月16日(火曜日)「阪神北地区社会教育委員協議会総会」

教育長

社会教育の現状、ポストコロナにおける教育、教育のDX化などについてお話ししました

本日、生涯学習センター(ラスタホール)において、社会教育委員相互の連携を密にし、社会教育の振興と充実を図ることを目的に「阪神北地区社会教育委員協議会総会」が開催されました。
開会行事では、開催市を代表し私から本市の社会教育の現状や、ポストコロナにおける教育、DX化におけるチャットGPTなどに関する考え方などをお話ししました。

阪神指導主事

阪神教育事務所指導主事からは、兵庫らしい教育の推進についてお話しいただきました

その後、来賓として兵庫県教育委員会阪神教育事務所本村指導主事から、第3期兵庫教育創造プランの3つの基本方針である「『生きる力』を育む教育の推進」「子どもたちの学びを支える環境の充実」「人生100年を通じた学びの推進」を柱に兵庫らしい教育を推進すると挨拶がありました。

会長

総会において令和5年度の新役員の承認や、事業計画、予算等の審議が行われました

総会では、令和4年度事業報告、会計決算報告、令和5年度の新役員の承認、事業計画、予算などについて審議が行われました。令和5年度会長には本市の波多江みゆき氏が、副会長には大路周宏氏が就任されました。
総会後には、同センター秋丸館長による施設見学や健康講座が催され、ゴムバンドを使った介護予防のための体操などが行われました。
本市は、社会教育がとても盛んで、2016年には、図書館本館「ことば蔵」が全国3000を超える図書館の中から図書館として最も権威のある『ライブラリーオブザイヤー2016大賞』を受賞しています。

体操

総会後の健康講座でゴムバンドを使った介護予防のための体操が行われました

この他にも、社会教育委員からは、2年に一度社会教育に関する「提言」をいただいてきました。この「提言」が、本市教育の大きな特色である「土曜学習」や「コミュニティ・スクール」などにつながり、全小中高等学校・特別支援学校などにおいて、地域・学校・家庭の連携による社会総がかりの教育が推進されています。
社会教育を通して、「自己実現」と「社会貢献」の両方を図ることのできる人が育つことを願っております。

5月13日(土曜日)「高校生ユース・フォーラム」

教育長

開会にあたり、現在、そしてこれからの時代に求められる教育などについて申し上げました

4年ぶりに国際ソロプチミスト伊丹の主催で、女子高校生を対象とした「高校生ユース・フォーラム」が開催されました。この大会は、次代を担う女性リーダーの育成を目的にこれまで隔年で実施されてきました。
毎回違ったテーマが与えられ、そのテーマに沿って、深く考え、言葉を磨き、他者に自らの思いを伝えるといったことは、先行き不透明な変化の激しい時代に不可欠な資質であり、社会のリーダーとなっていくために不可欠な資質です。
今年度は『日本の伝統文化~学び・つなぐ~』といったテーマに4人の高校生が意見発表やパネル・ディスカッションに挑みました。

会長

会長から、国際ソロプチミスト伊丹についてのお話と、参加者に向けてあいさつをいただきました

日本には、茶道や華道、書道、能楽や狂言などそれぞれに歴史と個性的な魅力を持った伝統文化があり、日本人の繊細な心や鋭い感性が反映されています。これらの日本文化に取り組むことは、自らの教養を高め、心豊かな生活を送るヒントを得たり、礼儀作法を身につけたりすることにつながります。
4人の高校生はどのような題材を選ぶかとても興味があったのですが、一般的に私たち大人が思いつくものでなく、自分の興味のある怪談や日本舞踊、折り紙、漫画などを選び、自分の体験や考えなどを力強く述べていました。
発表やパネル・ディスカッションでは、それぞれに個性があり、自分らしさがにじみ出ていました。また世界に目を向けるなど視野を広げたり自分自身を見つめ直したりすることにつながっていると思いました。

発表1

最優秀賞の加藤さんは「折り紙」をテーマに、プレゼンに自身の思いを交えながら発表しました

審査員や会場からの質問にも瞬時に答えるなど、思考力や判断力、表現力の高さにも驚かされました。
発表の内容が素晴らしい生徒、表現がとても巧みな生徒、プレゼンの映像がとても美しい生徒などそれぞれによさがあり審査に悩みました。審査の結果、最優秀賞には兵庫県立伊丹北高校3年の加藤麗名さんが、優秀賞には市立伊丹高校2年の旗手麻衣さんが選ばれました。加藤さんは、伊丹代表として夏に京都で開催される「ソロプチミストユース・フォーラム2023in京都」に出場します。

発表2

優秀賞の旗手さんは「日本舞踊」をテーマに、自身の経験やこれから目指すことなどを発表しました

集合

高校生にとっては成長の場になるとともに、参加者同士をつなぐ良い機会となりました

5月12日(金曜日)「新任校長激励訪問」

神津小

校長として、すべての子どもを大切に育てることや、協働する組織づくりを進めていることなどが伝わりました

 

 

一昨日に引き続き、今年度新しく校長に昇任された神津小学校の米田校長、南小学校の植松校長、西中学校の増田校長を激励訪問しました。
3校とも、私の訪問のために事前に作成された資料に基づき、学校経営等について話を伺いました。どの校長からも、最高責任者としての強い責任感を感じました。特に3人の校長とも、教頭の多忙さを理解し、何とか教頭の時間外勤務を減らそうという温かい思いやりの心を感じました。
米田校長からは、学校の状況(不登校、いじめの認知件数など)や校長としての方針、学力と体力の現状及び課題について話を伺いました。校長として、「厳しく温かく」すべての子どもを大切に育てる、子どもたちの将来に生きて働く力を高める、教職員が主体性を発揮し、協働する組織づくりを進めるという強い決意を感じました。

南小

校長として、成長し続ける職員集団作りに向け、具体的に計画していることが伝わりました

植松校長からは、学校の状況(学力や体力の状況、学校経営方針など)を伺いました。強く感じたことは、組織体として機能する学校づくりです。具体的には、主幹教諭会の定例化、リーダーが機能する学年編成、教育推進委員会の開催などです。もう1つは、成長し続ける職員集団の育成として、年10回の自主研修の実施や主幹教諭による研修会の実施などです。学力や体力についても、きめ細かに課題を洗い出し具体的な対策を講じられていました。

西中

校長として、教職員や子供たちの良さを伸ばしていこうとしていること、課題を把握し対策を講じていることが伝わりました

増田校長からは、学校教育目標や目指す教師像・こども像、研究テーマなどについて説明を受けました。説明を伺って、教職員や子どもたちを高く評価し、よさをさらに伸ばそうとされていることを感じました。学力や体力についても、自校の課題をしっかりと把握されておられ具体的な対策が講じられていました。「一人ひとりの子どもと教師を大事にしたいと考えている」と言われた言葉が印象に残りました。
様々な課題が山積する中、校長としての仕事を全うするためには、学び続ける姿勢と改革心が不可欠です。何より、健康とモチベーションの維持が大切です。これらに気を配り、次代を担う人材を育てていただきたいと思います。

5月10日(水曜日)「新任校長激励訪問」

花里小

校長としてどのような学校を作り、子どもを育てていくのか、熱い思いが伝わりました

本日は、花里小学校と松崎中学校に今年度新しく昇任された校長の激励訪問に行ってきました。
花里小学校小木曽校長、松崎中学校今井校長とも、私の訪問に向けて作成された「教育長訪問資料」に基づき話を伺いました。自校のことをよく分析され、一校を預かっているのだという強い責任感とやる気を感じました。また、教頭も同席して頂きましたが、両校ともチームワークがよく取れているように思いました。
小木曽校長からは、学校の強み(地域と学校が密接など)と弱み(基本的生活習慣の定着など)を明らかにされ、「こんな学校を作りたい、こんな子どもを育てたい」といった熱い思いがひしひし伝わってきました。また、学力や体力の向上、教職員の資質の向上に向けて、家庭学習習慣の確立や授業改善、教職員の勤務時間の適正化などの具体的な改善策を明らかにされました。最後に「子どもたちの最善の利益に向けて何事にも誠実に取り組む、凡事徹底、率先垂範を大事にしたい」と言われた言葉が印象に残りました。

松崎中

校長として自校の課題をとらえ、具体的な改善策を計画していることが伝わりました

今井校長からは、「全職員で頭を絞り学校教育目標を今の時代、自校の生徒の実態に即したものに変更した」と述べられ、また自校の課題については、客観的なデータをもとに学力と不登校、体力における持久走、教職員の時間外勤務の適正化を挙げられました。さらにそれぞれの課題について、具体的な改善策をしっかりと計画されていました。印象に残ったことは、1つは、教師の質の向上を図るために「プチ研修(年7回)」を実施する、2つは、学力の向上に向けて年間を通して放課後に基礎基本の徹底を図っていくと言われたことです。
両校長とも、子どもの主体性を伸ばすことに力を入れておられることがよく分かりました。

5月9日(火曜日)「第54回伊丹市人権・同和教育研究協議会総会」

会長挨拶

会長から、差別解消のためには教育が大切であることをお話しいただきました

本日午後からスワンホールにおいて、「第54回伊丹市人権・同和教育研究協議会総会」が開催されました。「伊丹市人権・同和教育研究協議会」は、昭和45年(1970年)に部落差別を基軸に様々な人権問題に取り組む市民組織として結成され、以来半世紀以上に渡って『差別の現実に学ぶ』という姿勢で様々な人権課題に取り組んできました。
総会においては、最初に松本会長から「差別意識の解消は、自らの気づきと教育が大切だ。自分の体験からも人は教育によってかわる。教育は実践できてこそ意味があると思う」と挨拶されました。

教育長

子どもの幸せの実現のため、重点的に取り組むことについてお話ししました

私からは、「令和5年度は、子どもの幸せの実現をめざし、3つの重点項目「主体性の育成」、「自尊感情の育成」、「子どもの最善の利益を視野に入れた教育の推進」に取り組んでいく。また、様々な人権問題の基軸になっているのは同和問題であり、8月に実施する全体研修会では、全国水平社創立100周年を記念し製作された島崎藤村の「破戒」を上映する」ことなどを紹介しました。

支部長代理

差別の現状や、差別を無くすための活動等についてお話しいただきました

もう一人の来賓である部落解放同盟伊丹支部の田中氏からは、「伊同教の創設当時から組織のメンバーとして活動してきたが、いまだに差別は存在する。特に結婚問題や不動産の購入などには根強い差別が残っている。すべての差別は絶対に許さないといった姿勢で伊同教の活動を続けていきましょう」と挨拶されました。
その後、令和5年度の事業や予算、役員等について審議され全会一致で可決決定しました。

会場

参加者は、目指すべき社会の姿について改めて考えを深めることができました

教育委員会では、多様性が尊重され一人ひとりの人権が大切にされる社会の実現をめざし、幼児期から高等学校まで発達段階に応じた人権教育を推進してまいります。また、子どもの指導に当たる教員の人権意識を確かなものにするために、教員対象の研修を実施してまいります。地域においては、市民団体との連携や人権教育指導員の派遣を行うとともに、人権啓発推進員が実施する研修会の企画運営を支援してまいります。

5月1日(月曜日)「伊丹市教育委員会新型コロナウイルス感染症対策本部会議」

学校保健安全法施行規則の一部を改正する省令が令和5年4月28日に公布、同年5月8日から施行されることに伴い「学校における出席停止措置の取り扱い」について周知を図る必要があることから、感染症対策本部会議を開催しました。

全体

教育委員会事務局関係者で、感染症対策本会議を開催しました

全体

新型コロナウイルス感染症による学級閉鎖等の方針について話し合いました

併せて、連休明けの5月8日から新型コロナウイルス感染症が、季節性インフルエンザと同じ5類に位置付けられることから、「移行後の学校における新型コロナウイルス感染症対策」にかかる「学級閉鎖の基準」について協議し、以下の通り決定しました。
なお、新型コロナは5類となることから、伊丹市教育委員会感染症対策本部会議は、5月8日をもって廃止します。

 


 

令和5年4月18日
兵庫県教育委員会事務局体育保健課長

学校保健安全法施行規則の一部を改正する省令の施行について

 

学校における出席停止措置の取り扱いに関する留意事項

〇 新型コロナウイルス感染症への感染が確認された児童生徒等に対する出席停止の期間は、「発症した後5日を経過し、かつ、症状が軽快した後1日を経過するまでを基準とすること


〇 症状が軽快とは、従来の社会一般における療養期間の考え方と同様、解熱剤を使用せずに解熱し、かつ、呼吸器症状が改善傾向にあることを指すこと

〇 発症した後5日を経過や症状が軽快した後1日を経過については、発症した日や症状が軽快した日の翌日から起算すること

〇 出席停止解除後、発症から10日を経過するまでは、当該児童生徒に対してマスクの着用を推奨すること

〇 施行規則第19条第2号のただし書の規定により、同号で示す基準より
出席停止の期間を短縮することは、新型コロナウイルス感染症においては、基本的に想定されないこと

〇 令和5年5月8日前に新型コロナウイルス感染症への感染が確認された児童生徒等についても、同日以降は改正後の出席停止の期間の基準が適用されること

 

 

令和5年5月1日(月曜)

伊丹市教育委員会新型コロナウイルス感染症対策本部会議
新型コロナウイルス感染症による学級閉鎖等について

 

1 方針
(1)令和4年8月25日に伊丹市教育委員会新型コロナウイルス感染症対策本部会議にて決定した「学級閉鎖等の基準」を廃止する

(2)学校において感染者が発生した場合に、学校の全部又は一部の臨時休業を行う必要性については、学校保健安全法施行規則第18条第1項第2号に定められている感染症の場合と同様に、学校医の助言等を踏まえて学校の設置者が判断する

【参考】

令和5年4月28日
文部科学省
学校で児童生徒等や教職員の新型コロナウイルスの感染が確認された場合の対応ガイドライン(令和5年5月改定版)

学級閉鎖

〇 学級閉鎖の期間としては、5日程度(土日祝日を含む。)を目安に、感染の把握状況、感染の拡大状況、児童生徒等への影響等を踏まえて判断する。

4月27日(木曜日)「令和5年度近畿都市教育長協議会定期総会並びに研究大会」

教育長

近畿都市教育長協議会会長から開会の挨拶がありました

本日、泉佐野市において、近畿各市から約100名の教育長が参加し、4年ぶりに「令和5年度近畿都市教育長協議会定期総会並びに研究大会」が開催されました。
本協議会は『予測困難な時代を豊かに生きる!』といったテーマのもと、開会行事の後、総会において、令和4年度一般会計歳入歳出決算、令和5年度事業計画・一般会計歳入歳出予算について審議、令和5年度役員の選出、総会宣言を採択しました。

講師

人を幸せにするためには何が必要かという視点のお話に感動しました

その後、りんくう総合医療センター産婦人科部長の荻田和秀氏から『奇跡のすぐそばにいること』といったテーマで講演をいただきました。荻田先生は、医師として長年にわたり、多くの妊婦さんや赤ちゃんの出産に携わる中で、「分娩は子育ての第一歩であり、妊婦や子どもたちが幸せな人生を送るためには、未受診妊婦や望まない妊娠、特定妊婦、産後うつへの対応などが大きなポイントになる。さまざまな人の連携・協力が不可欠である」と話されました。一人ひとりの人を幸せにするためには、医師の仕事だけでなく何が必要かといったことに目を向けておられることに大変感動しました。最後に、「子どもに関わる仕事に携わっていることはとても幸せなことです」といった言葉が印象に残りました。教育に携わる者として心に残る講演でした。

4月24日(月曜日)「令和5年度伊丹市少年補導委員連合会総会」

会長挨拶

開会にあたり会長から挨拶をいただきました

本日午後から総合教育センターにおいて、「令和5年度伊丹市少年補導委員連合会総会」が行われました。
最初に、林明美会長から「コロナの規制も緩和され、いつもの生活が戻りつつある。私たちも元気で子どもたちの表情に気を配りながら頑張りましょう」と挨拶がありました。引き続き、私と伊丹警察署長が来賓あいさつを行いました。

教育長挨拶

これから進めていくべき教育について話をしました

私からは、ポストコロナにおける教育は、コロナ以前の教育に戻すのではなく、コロナ禍の中で苦労して学び取った「教育のDX化」や「学校行事の効率化」をさらに進めていかなければならないこと、また、この4月から「こども基本法」が施行されたことに伴い、学校行事の実施や校則の見直しなど子どもに関する施策を実施する場合には、子どもの意見を反映していくことなどを申し上げました。

署長挨拶

署長からは気をつけるべき事案などについてお話しいただきました

福田署長からは「皆さん方のお陰で万引きやけんかなどの件数が大きく減少している。しかし、ネットに絡む事案が多くなってきている。それから特殊詐欺が多く発生しているので注意していただきたい。また、交通事故について自転車による事故が多いのでヘルメットの着用をお願いしたい」とお話がありました。
下村所長からは阪神北少年サポートセンターの業務として、街頭補導、学校の非行防止のための情報モラル教育の実施、学校や保護者の相談の3つを紹介いただきました。

所長挨拶

所長からは業務内容について紹介いただきました

その後、事務局より令和4年度事業報告および決算報告、令和5年度事業計画及び予算について提案され、全会一致で可決されました。令和5年度は、年間の事業をコロナ以前の活動に戻すということです。
135名の少年補導委員の皆さんには、学校や家庭に居場所がなくネットに居場所を求めネット依存になっている子どもたちに、「見守る・寄り添う」といった姿勢で公園や繁華街において年間を通して温かい声かけを行っていただいております。お陰で、ここ数年、本市の子どもたちは大変落ち着いています。今後も引き続き、子どもたちの健全育成および非行防止にご支援いただきますようお願いします。

4月20日(木曜日)「第1回初任者研修」

教育長講話

初任者研修の参加者へ、教師として大事なことを伝えました

本日、伊丹市教育委員会事務局主催の「第1回初任者研修」を実施し、幼稚園、こども園、保育所、小・中・特別支援学校の正規職員、臨時職員、合計78名が参加しました。
午前中は、私から『伊丹市のめざす教育』と題して「令和5年度伊丹市教育基本方針」、「教師の基本」、「伊丹の学力の現状と対策」について講話を行いました。「令和5年度伊丹市教育基本方針」については、3つの重点事項として、主体性の育成、自尊感情の育成、子どもの最善の利益を視野に入れた教育の推進について具体的な取り組みなどを話しました。

個人ワーク

講話の内容について、個人ワークで考えをまとめていきます

「教師の基本」については、教師には「情熱・指導力・人間性」が必要であること、また、清楚な服装や丁寧な言葉遣い、分かる授業が教師の基本であること、そして危機管理や具体的な対応について話しました。
「伊丹の学力の現状と対策」については、朝食や就寝時間、スマホの使用など基本的生活習慣の確立が極めて大切であること、また、学力は「主体的・対話的な学び」や「ICTの活用」との相関が極めて高いことなどを話しました。
受講者は、その後、講話に基づき「個人ワーク」と「グループワーク」を行いました。
個人ワークでは、「教師は、いつも子どもたちに見られていることから、人間性を磨いておくことが大切だと思った」や「子どもたちが楽しく学べるように、教科の専門性を高めることが重要だ」などの意見が出されていました。

グループワーク

グループワークで意見を交流し、考えを深めていきます

また、グループワークでは、「指導力をいかに身に付けるのか」などについて自分たちの考えを出し合い、うなずきながら学び合う姿が見られました。午後からは2つ、1つは、総合教育センター情報担当指導主事による「情報教育(情報モラル・情報セキュリティ・授業支援ソフト)」について、2つには、職員課長による「服務規律」について研修を行いました。
初任者は、しっかりとメモを取りながら、それぞれの研修に真剣に取り組んでいました。次代の伊丹の教育を担う教職員として大きく育つことを願っています。

情報教育

これからの時代に必要な「情報教育」について伝えました

服務規律

教師として順守すべき「服務規律」について伝えました

4月13日(木曜日)「第1回 教頭会」

1教育長講話

教頭、副園長、副所長として意識すべき大事なことについてお話ししました

本日午後から「第1回教頭会」を開催しました。今年度からは、これまでの幼稚園、小・中・高等学校、特別支援学校の教頭に加え、こども園の副園長、保育所の副所長も参加することになりました。
最初に、年度当初恒例の教育委員・事務局職員・教頭の紹介を行い、引き続き、私から「令和5年度伊丹市教育基本方針」、「学校経営」、「教頭の職務」の3点について講話しました。

2個人ワーク

講話から学んだことを個人でまとめ、思考を整理していきます

「令和5年度伊丹市教育基本方針」については、3つの重点項目「主体性の育成」「自尊感情の育成」「子どもの最善の利益を視野に入れた教育の推進」について話しました。特に、3つめの項目については、この4月から「こども基本法」が施行され、子どもの意見を聞くことが義務化されたことから、学校行事の実施や不登校、いじめへの対応、校則の見直しなどは子どもの意見を反映するようお願いしました。

「学校経営」については、管理職に必要な資質である「教育ビジョン」、「人材育成」、「危機管理」、「決断力」、「説得力」、「運・人間性・健康」などについて、具体的な事例を上げながら話をしました。運というのは偶然のめぐりあわせではなく、目標を持ち謙虚な気持ちで1日1日を真剣に生きることにより引き寄せるものであることなどを話しました。

3グループワーク

個人ワークを元にグループワークを行うことで、新たな気づきを得ることができます

「教頭の職務」については、学校教育法に示されている「校長を助ける」とは具体的にどのようなことなのか、また「校務を整理する」とはどのようなことなのかを具体的に説明するとともに「教頭としての心構え」などをお話しました。
その後、私の講話に基づき「学校経営に必要な資質」について、主体的な学びとして「個人ワーク」と「グループワーク」を行いました。
令和5年度末は10人程度の校長が退職されます。次期伊丹の教育を担う者として、学校経営に必要な資質をしっかりと磨いていただきたいと思います。

4月12日(水曜日)「幼稚園・こども園 入園式」

1立て看板

こどもたちのために、看板にも様々な可愛らしい工夫がされています

本日は、市内の6つの公立幼稚園と4つの公立こども園で「入園式」が行われました。
私は、「さくらだいこども園」の入園式に出席しました。さくらだいこども園には、0歳児3人、1歳児10人、2歳児14人、3歳児34人、4歳児10人、5歳児3人、合計74人の新入園児が入園し、全員で202名になりました。新入園児とその保護者で会場(ロビー)は2階席までいっぱいでとても活気がありました。

2園長のことば

手作りカードでこどもたちに園の楽しさを伝えました

入園式では、国歌斉唱の後、樹山園長から「園長の言葉」がありました。樹山園長は、新入園児に対して手作りのカードを示しながら「昨日、みかん組のお友達と園内を散歩しました。園内にはタンポポやクローバーがいっぱい咲いていました。中を覗くとテントウムシが隠れていました。お花や虫たちはみんなが入園してくるのをまっていますよ。チョウチョも遊びに来るよ。明日から楽しく来てくださいね。」とお話されました。子どもたちは、樹山園長の親しみのある語りを目をキラキラ輝かせながら聞いていました。

3全体の様子

保護者のみなさまも、こどもたちと一緒に式に参加されました

保護者には、「今までとは違う生活が始まり、期待や不安でいっぱいだと思います。心身ともに元気に成長するよう教職員一丸となって全力で保育に取り組んでまいります。皆さんと一緒にこども園での生活を思い出深いものにしていきたいと思います。」とあいさつをされました。

4職員紹介

これからお世話になる担任の先生方です

その後、来賓紹介、祝電披露が行われ、引き続き、0歳児から5歳児までの担任等の紹介が行われました。最後に、みんなでチューリップの歌を元気よく歌って式を終了しました。スタートにふさわしいとても明るい式でした。

4月11日(火曜日)「中学校 入学式」

会場・新入生の様子

新入生は少し緊張した面持ちで、式に臨んでいました

今日、晴天に恵まれ市内8中学校で「入学式」が行われました。私は松崎中学校に行ってまいりました。
松崎中学校では、174名の新入生が真新しい制服を身にまとい、少し緊張気味に式に臨んでいました。最初に「国歌斉唱・校歌演奏」が行われたのですが、バックに流れた令和4年度卒業生の澄んだ歌声に心が洗われるような思いになりました。

学校長あいさつ

新入生に向けて、めざすべき姿を伝えました

今年度、校長に着任された今井校長からは、「これからの先行き不透明な社会を生きていくために必要な資質を育てるために、学校教育目標を『未来を創造し、たくましく生きる生徒の育成』に変更しました。地域・家庭とのつながりにより、レジリエントな学校を目指していきます。また、主体性とは、与えられたメニューをこなすだけではなく、自分で考え行動することであり、この力を伸ばしたい。さらに、校訓である盡己(己にベストを尽くす)を大切にしてほしい」と述べられました。自らの思いのこもった素晴らしい式辞でした。

新入生誓いのことば

新入生代表として、これから学校生活でがんばりたいことを述べました

その後、新入生を代表して北方 月菜(ほっぽう るな)さんが、「私には、やりたいことが3つあります。1つは勉強をがんばること。2つめはバトミントン部かバスケットボール部に入って部活動を頑張ること。3つめはプロのダンサーという将来の夢を実現するために頑張ることです。」と誓いの言葉を述べられました。

また、在校生を代表して、島長 彩葉(しまなが いろは)さんから「充実した中学校生活をおくるために大切なことは、仲間をたくさん作ること、しっかり挨拶をすること、すべての行事に一生懸命取り組むことです。また、松中の伝統である合唱コンクールでは最高の感動を得ることができます。」と歓迎のことばを述べられ、最後に「3年後、どんな自分になるだろう、きっと言えるよ、松中最高」と新入生に向けて自作の詩で締めくくられました。
新入生や在校生代表の1つ1つのことばに温かいものを感じる、とてもいい入学式でした。

4在校生歓迎のことば

在校生代表として、学校生活で大切なことや、学校の良さを伝えました

職員紹介

新入生を迎える担任の先生方です

4月10日(月曜日)「第78回市立伊丹高等学校 入学式」

1新入生宣誓

新入生を代表し、高校生活に全力で取り組むことを宣誓しました

本日は、小学校の入学式に引き続き、午後から「第78回市立伊丹高等学校入学式」が行われました。
新入学生の引き締まった表情に、入試の門をくぐり抜け目指す学校に入学できたという喜びと誇りのようなものを感じました。
谷口校長から240名の生徒に対して、入学許可があった後、新入生を代表して1年3組の白川七琉(しらかわ なる)さんが、「伝統ある伊丹市立高校に入学できたことに大きな喜びを感じます。みんな揃って素敵な大人になれるよういろいろなことに全力で取り組みます。」と宣誓されました。

2校長挨拶

新入生に向けて、充実した高校生活を送るために大切なことをお話ししました

谷口校長からは、式辞において、充実した高校生活を送るために2つのことを話されました。1つめは、イギリスの陸上競技選手ロジャー・バリスター選手が37年間も破ることができなかった1マイル4分の壁を破ると、次々と壁を破る選手が表れたことを紹介しながら、「自分の力を信じて何事にも積極的にチャレンジしてほしい」ということ、2つめは、「自分は何をしたいのか、この3年間自分としっかりと向き合い、VUCAの時代に必要なレジリエンス・コミュニケーション力・問題解決能力を磨いてください」と話されました。また、保護者に対して、「3年後に伊丹市立高校に入学させて良かったと思えるよう、全教職員が全力で取り組んでまいります。」と挨拶されました。

3立て看板

今日から3年間の高校生活がはじまります

市立伊丹高等学校は、時代の変化を見つめ、常に特色化・活性化に取り組んでいます。新入生は、今日から3年間自らの夢の実現に向け1日1日を大切に、一歩一歩着実に歩んでほしいと思います。また、友だちや先生方との触れ合いを通して人間性を磨いてほしいと思います。入学おめでとうございました。

4月10日(月曜日)「小学校 入学式」

1入学式看板

立て看板にも新入生をお祝いする気持ちが込められています

抜けるような青空のもと、市内17小学校で「入学式」が行われました。私は、今年度校長に昇任された植松校長の南小学校の入学式に参列しました。
最初に、新1年生186名が保護者や来賓の見守る中、担任の先生に誘導され、目をキラキラ輝かせながら入場してきました。新入生の中には、どこに座るのか戸惑う子もいるなど初々しい姿が印象的でした。
 

2校長の話

新入生に向けて、小学校生活で大切なことをお話ししました

国歌・校歌の斉唱に引き続き、植松校長から「お祝いの言葉」を述べられました。植松校長は、こんな南っ子になってほしいと絵を見せながら、「1つは、元気に挨拶のできる子どもになってください。2つには、友だちと楽しく勉強してください。3つには、体をいっぱい動かし、外でしっかり遊んでください。」と分かりやすく話されました。

3担任紹介

これから1年間、たくさんのことを教えてくれる担任の先生方です

新1年生は1つ1つ、うなずきながら校長先生の言葉をしっかりと聞いていました。もう1つ最後に「命を大切にしてください」と話され、保護者に対して「教職員一丸となって全力で子どもたちを見守っていきます。」と挨拶されました。

4会場の様子

保護者のみなさんや学校の先生方に見守られながら、小学校生活のはじまりです

続いて、来賓紹介、祝電披露が行われたのですが、「おめでとうございます」という言葉に新入生は、元気よく「ありがとうございます」と応えていました。その後、1年生の担任の先生や介助員、保健室の先生などが紹介されました。
友だちをいっぱい作り、勉強やスポーツなど何事にも積極的にチャレンジし、体も心も大きく成長してくれること、また、友だちを大事にする「心の優しい子ども」に成長することを願っています。

4月5日(水曜日)「第1回校園長・所長会」

教育長講話

管理職として重要なこと、心がけてほしいことを話しました。

本日午後から「第1回校園長・所長会」を開催しました。最初に、教育委員、事務局職員、校園長、保育所長の紹介を行い、引き続き私から「令和5年度伊丹市教育基本方針」と「学校経営」等についてお話をしました。
「令和5年度伊丹市教育基本方針」においては、主体性や自尊感情の育成、子どもの最善の利益を視野に入れた教育に重点的に取り組むことを話しました。特に、3つめの「子どもの最善の利益を視野に入れた教育の推進」では、学校行事の実施や不登校・いじめへの対応、校則の見直しなどにおいて、こども基本法で子どもの意見を聞くことが義務化されたことから、必ず子どもの意見を反映するようお願いしました。

個人ワーク

講話を受け、参加者は自分の組織をイメージし、真剣に考えておられました。

「学校経営」においては、管理職に必要な資質として6つ、「教育ビジョン」、「人材育成」、「危機管理」、「決断力」、「説得力」、「運・人間性・健康」などについて、具体的な事例を挙げながら話をしました。また、昨年度、全国において中高生の自殺者が514人と過去最多を更新したことから、「学校における自殺予防」について、具体的な事例をもとに未然防止について話しました。
その後、私の講話に基づき「学校経営に必要な資質」について、個人ワークとグループワークを行いました。
 

グループワーク

グループワークを通して、学校園所経営に必要なことについて交流しました。

個人ワークにおいては、健康、傾聴力、決断力、実践力、コミュニケーション力、思いやり、愛情、謙虚な姿勢などを挙げておられました。また、グループワークにおいては、「教職員、子ども、保護者、地域とつながるためには、コミュニケーション力が必要だ。」「コロナ禍では判断に迷うこと多かったため、決断する力が必要だ。」「何をするにも体が資本。自身の健康が大切だ。」などの意見が出ていました。
学校は、管理職によって、よい方向にも悪い方向にも変わります。管理職は、「子どもの命と教職員の生活を預かっている」ということを片時も忘れることなく、「学び続ける姿勢」と「改革心」をもって学校経営にあたっていただきたいと思います。
 

4月3日(月曜日)「令和5年度 教育委員会入所式」

歓迎のことば

私から教師として大切なことを述べさせていただきました。

本日、総合教育センターにおいて『令和5年度教育委員会入所式』を行いました。 
今年度は、こども園・幼稚園・保育所、小・中・特別支援学校における新規採用者、交流により他市から本市に採用された者、学校現場から指導主事に採用された者、合わせて71名を本市にお迎えしました。
事務局職員や校長等の出席者の紹介があった後、私から『歓迎のことば』を述べさせていただきました。教師になれたという喜びと、教育のプロとしてやっていけるだろうかという不安が入り混じる中、子どもたちや保護者から信頼される教師になるために、『誠実・スピード・シンプル』を心がけた生き方をしてほしいこと、また、学校の常識は社会の非常識といわれることがないよう社会常識を踏まえ、対応してほしいといったことをお話ししました。

宣誓

誓いを述べる山本教諭(神津小学校)

引き続き、新規採用者を代表して、神津小学校の山本秀也教諭から公務員としての『誓い』が述べられ、天王寺川中学校の福永麻依子教諭から『今後の抱負』が述べられました。
福永教諭は、「今を生きる子どもたちは、今後、誰も経験したことのない予測困難な時代を生きていかなければなりません。私たち教師は、子どもたちの主体性や自尊感情、確かな学力の育成に全力を尽くしてまいります。また、主体的な自己研鑽や様々な研修に励むとともに先輩方からたくさん学び、確かな指導力を身につけていきます。」と力強く抱負を語られました。

抱負発表

抱負を述べる福永教諭(天王寺川中学校)

新たな人生の門出にふさわしい緊張感のある入所式でした。伊丹の教育を担う若いハツラツとした仲間が増え、うれしい限りです。今の初々しい気持ちをいつまでも持ち続けてほしいと思います。