自転車をこげばこぐほど天の川(村瀬ふみや)
天の川今宵氾濫注意報(小田 龍聖)
軽トラの荷台にのぼり天の川(友常 甘酢)
あの人と釣りしてみたい天の川(八島 和也)
まんまるな夫のおにぎり天の川(平 きみえ)
叱られてテラスに寄れば天の河(屋部 きよみ)
「出口どこ?」困った顔して指を差すお化け屋敷の綺麗な幽霊(益田 信行)
お化けって冷たいものと思ってた布団の中で感じる母さん(大野 美波)
今はまう黄泉竈食(よもつへぐひ)の常連で鬼と語らふ君のゴシップ(新井 きわ)
風鈴がりんとこたえる 帰りたいところが家だ、からだなくとも(虚光)
幽霊もオシャレ好んで歩いてるUSJのハロウィンナイト(噂野アンドゥー)
理科室に棲んでるらしい花子にも居るのだろうか推しというもの(芍薬)