ことば蔵では2月の「もったいない月間」にちなみ、エコにまつわる「川柳」とその思いを募集し、今年は合計249作品が集まりました。各受賞作品は、以下のとおりです。
エコだって 違っていいよ 多様性
マイペースで、エコしましょう。
小林 寛久
多様性が重んじられる現代。確かにエコだって、それぞれの「らしさ」が尊重されるべき。電気の節約・食物の無駄をなくす・洋服のリメイク…。どんなエコだっていい。作者の大らかな人柄やエコライフを楽しむ余裕が感じられる。
捨てちゃダメ夢と希望と資源ゴミ
夢と希望と資源ゴミはいかなる時にも捨ててはダメです。
茶唄鼓/ちゃかどん
地球の温度上昇を抑えることが急務な時代です。「ごみは資源」の意識を常に持ち、
地球の未来に夢と希望を持ち続けたいですね。
SDGsほつれた糸(意図)を結い直す
SDGsを推進していくことで人々の本来の生活を見直し、結果としてエコを実現するようにしたいという思いで作りました。
やーくん
ほつれ、乱れてしまった糸を結いなおし、服を長持ちさせる。SDGsの目標を確認することで、日々の生活でできる「エコ」に意図を持って取り組むことができる。小さなことの積み重ねが大事なのだと感じられた。
食べている?刺身のつまにエビ尻尾
刺身のつまを残すのはもったいない。栄養があって美味なのに。人のモノにまで箸を伸ばしたくなります。天ぷらのエビ尻尾も同様、美味しい。
山之口 和悟
「フードロス」がテーマの一句。エビの尻尾を食べずに捨ててしまう人、意外と多いです。刺身のつま(大根のケン)も本来は食べられるのに、「飾り」だと思われて捨てられてしまう。「もったいない精神」を活かした良句です。