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伊丹市ポータル「いたみん」

健診結果の見かた

主な検査項目

 

検査項目

基準値

何がわかるの?

身体計測

腹囲

男性85cm未満

女性90cm未満


内臓脂肪がたまると、分泌される悪い物質が増えて、

血管の炎症や血栓を作りやすい状態になります。

さらに、血液中の血糖を調節するインスリンの働きを邪魔することにより、高血圧・高尿酸・高血糖・脂質異常などを招き、血管を傷つけてしまい、心筋梗塞や脳梗塞、腎不全などにつながります。

 

BMI

18.5~24.9

 

 

収縮期血圧

130mmHg未満


血圧とは、心臓が全身に血液を送り出す際に、血管の中にかかる圧力のことです。心臓が血液を送り出す能力や、血管の弾力性がわかります。

心臓がギュッと縮んで血液を押し出した時の血管への圧力(収縮期血圧)と、心臓が縮んだ後で元に戻った時に、血管が元の太さに戻りながらかかる圧力(拡張期血圧)を測定します。

血圧が高いまま放置すると、心臓に負担をかけたり、全身の血管を傷つけて重大な病気につながります。

 

拡張期血圧

85mmHg
未満

 

 

 

 

 

 


 

HDL

コレステロール

 


 

LDL

コレステロール

 

 

40mg/dl
以上

 

 

 

120mg/dl未満

 


コレステロールは細胞の膜や、ホルモンの原料になる等、体の維持に必要不可欠です。ですから、その必要量の4/5は体内で作られています。食物から摂取するのは1/5だけです。

HDLは、体の隅々の血管壁から余分なコレステロールを肝臓に運び、動脈硬化を防止します。ですから、少なくなることが問題になります。

LDLはコレステロールを体内で必要なところへ運びます。

体の隅々に運ばれたLDLコレステロールが余ると、動脈の血管壁にたまります。そうすると、血液の通り道が狭くなったり、血栓ができやすくなり、動脈硬化を促進させてしまうのです。そのため、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの危険が増すことになります。

LDLコレステロール値が高い時には、まずは余分なコレステロールが効率よく排泄されたり、利用される生活習慣が重要となります。

 

中性脂肪

 

空腹時150mg/dl未満


食後10時間未満175mg/dl未満


食物から摂取して、エネルギー源となります。運動不足や過食、アルコールの過剰摂取などで高値となります。中性脂肪が増加すればするほど、HDLコレステロールが低下して動脈硬化を進めてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空腹時血糖

100mg/dl未満


米や穀物に含まれる炭水化物は、体内で分解されて腸から吸収され、ブドウ糖として血液中に入ります。

この血液中のブドウ糖を「血糖」といい、生きていくためのエネルギーとなります。血糖は通常、一定の濃度に保たれ、それが超過するとすい臓からインスリンが出て血糖を下げようとします。このような血糖値の調節ができなくなると、糖尿病を引き起こします。

血糖値が高いまま放置すると、全身の細い血管をどんどん傷つけます。血糖値を適正な状態にコントロールできなければ、目や腎臓などに合併症がおこり人工透析が必要になったり、失明したり、足先が壊死するため切断する必要が出てきます。

 

HbA1c

(糖化ヘモグロビン)

[ NGSP値 ]

5.6%未満


血液中の糖と結合したヘモグロビンのことです。血糖値が高いと、余った糖がヘモグロビンとくっついて、血管内に存在します。血糖値は常に変動しますが、HbA1cは1~2か月の血糖値の状態を反映します。

 

尿糖

(-)


尿の中のブドウ糖の有無を調べます。

通常では、糖は尿の中には出ません。しかし、血液中の糖の濃度(血糖値)が高くなると尿の中に出てきます。糖尿病の人は血糖値が高く、そのために尿中にもブドウ糖が出てきます。

 

血清尿酸

7.0mg/dl
以下


体内での代謝や食品から取り込まれたプリン体が分解された最終産物です。尿から排泄されます。内臓脂肪の蓄積などで、尿酸の排泄が邪魔されて、血液中にとどまった尿酸が腎臓などの血管を傷つけます。また、「痛風」を引き起こします。

 

 

 

 

 

 

クレアチニン

男性1.3mg/dl
未満


女性1.2mg/dl
未満


腎臓は血液のクリーニング屋です。体に必要なものを残して、いらないものは捨てます。

クレアチニンは、運動やエネルギー消費で使われた蛋白の燃えかすですから、腎臓でろ過されて尿として体外に捨てられます。ところが、腎臓の機能が低下するとろ過できなくなり、血液中に残ります。ですから、この値から腎臓のろ過機能を知ることができます。

 

eGFR60以上

 

eGFRとは腎臓の機能(腎臓が老廃物を尿へ排泄する能力等)を数値で表したものです。血液検査で血清クレアチニン値、年齢、性別から計算します。数値が低いほど腎機能が低いことを示します。

 

尿蛋白

(-)


たんぱく質は、通常では腎臓でろ過されないので、尿中に出ることはありません。尿中にたんぱく質が漏れ出るのは、腎臓の細かい血管が傷ついて、目の粗いザルを大粒の砂が通り抜けるようになったような状態です。これは腎炎などの腎臓病で見られます。また、糖尿病や高血圧、高尿酸を放置したことで、腎臓の血管が傷んでしまい、ろ過機能の低下につながります。

 

 

 

AST(GOT)

30 IU/l
以下


肝臓に多く含まれる酵素ですから、この物質が血液中に多いということは、肝臓の細胞が壊れていることを示します。肝臓の状態を知る指標となります。

ウイルス肝炎や、アルコールによる肝障害、脂肪肝などでダメージを受けると値が上昇します。

 

ALT(GPT)

30 IU/l
以下

γ-GT(P)

50 IU/l
以下


たんぱく質の分解酵素です。肝臓の炎症や、薬物・アルコールを摂取すると活発に働くので、値が上がります。ですから、肝臓の病気で値が上昇しますが、主にアルコール性の肝障害で敏感に反応するのが特徴です。
 

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お問い合わせ先

健康福祉部保健医療推進室健康政策課(健診・健康づくり担当)
〒664-0898伊丹市千僧1-1-1(いたみ総合保健センター1階)
電話072-784-8080 ファクス072-784-3281