伊丹市資料修史専門委員会では、伊丹市域の歴史に関する諸資料を調査・研究し、『地域研究いたみ』などでその成果を広く市民の方々へ公開しています。
同委員会は、昭和48年(1973)までに全7巻が刊行された『伊丹市史』の編纂事業が終了してからも、継続して修史事業を行うために組織されました。
現在は、江戸時代に存在した自然村、「旧村」(多くは大字と同じ範囲)単位で調査を続けています。旧村調査で判明した新事実や、村の基本情報などは、『地域研究いたみ』で報告するほか、旧伊丹市立博物館において毎年「旧村シリーズ」として展示を行ってまいりました。
市立伊丹ミュージアムに機能移転してからも、変わらず旧村シリーズは継続いたします。
伊丹市域の様々な歴史についての論考や史料紹介などが掲載された紀要で、現在、全53巻が刊行されています。
最新刊(53号)は伊丹郷町の有力酒造家、紙屋(八尾家)特集号!成城大学民俗学研究所所蔵の「八尾家日記」をもとに、さまざまなテーマの論文を掲載しています。
過去の刊行一覧は地域研究いたみ過去の刊行一覧(PDFファイル:263.6KB)。
伊丹市域に残された古文書や考古遺物・遺跡について、テーマをしぼって特集しており、現在、14巻まで刊行されています。
令和5年3月31日、最新号「小西酒造萬歳蔵史料 近世伊丹の学び舎ー明倫堂・橋本香坡書簡集」を刊行しました!
小西酒造萬歳蔵史料のうち、幕末期、伊丹郷町内の昆陽口村に設置された郷学・明倫堂の初代教頭をつとめた橋本香坡と、伊丹町の有力酒造家・小西新右衛門との交流を示す書簡を全点所収。翻刻文と大意を付し、解説論文を掲載。幕末期の伊丹における文化・教育の隆盛を物語る好史料集です!
刊行一覧はこちら(PDFファイル:148.5KB)。