1．視察出張委員

  委員長   永松   敏彦         副委員長   山薗   有理

  委    員   加藤   光博         委       員   北原   速男

     〃       高塚   伴子              〃         齊藤   真治

     〃       大津留   求              〃         川井田清香

     〃       土井   秀勝              〃         原      直輝
 

  議    長   戸田   龍起           副議長     竹村   和人

  議    員   泊      照彦            議    員    高橋   あこ

     〃       加柴   扶美               〃        新内   善雄

     〃       大江ひろと              〃        前田伸一郎

     〃       森   華奈子               〃        鈴木   隆広

2．視 察 先 ボートレース尼崎

3．視 察 日 令和6年10月29日（火曜日）

4．調査事項 下記報告のとおり

10：00～ ボートレース尼崎

＜事業及び施設概要説明について＞

   初めに、モーターボート競走事業管理者よりあいさつの後、永松委員長よりお礼のあいさつがなされた。
   続いて、総務課長、事業課長から別紙資料に基づき説明がなされた後、質疑応答がなされた。
   最後に、場内施設を見学した。

＜説明の概要＞
〇令和6年度4～9月売上状況
   令和6年度4～9月の売上累計は、117億6,193万1,300円となっており、前年度と比較して23億1,098万6,100円の増額となった。主な要因は、総開催日数が前年度と比較して6日間多いことに加え、1日平均売上も増加していることにある。
   令和6年度9月末時点の1日平均売上は、3億4,593万9,156円となっており、対予算比で108.5％、対前年度比で102.5％となっている。主な要因は、来場者の回復や地域貢献を目的としたイベントの効果が出たことにあると考えている。また、発売区分ごとでは、本場、電話投票、協力場外発売場の1日平均売上が前年度より増加している。専用場外発売場の1日平均売上は、2,954万9,506円となっており、対予算比で101.9％、対前年度比で106.1％となっている。主な要因は、選手トークショーの実施やWeb広告等の効果が少しずつ出てきているものと考えている。

〇一般会計繰出金の推移
   平成18年度以降、毎年、一般会計への繰り出しを行っており、令和3～5年度では10億円超の繰出金となっている。今後は、昨年度までの右肩上がりの売上が期待できないことに併せ、物価高騰や人件費の上昇による影響が見込まれるため、近年と同水準の繰り出しは難しいが、引き続き収益の確保に努めたい。

〇令和6年度伊丹市ボートレース事業局主催のイベント概要
   電話投票での売上向上を目的として、YouTubeでのライブ配信やWeb広告、さらにはボートレース尼崎に常駐している記者によるWeb予想を実施している。
   また、本場及び場外発売場での集客や活性化を目的に、本場ではサーカス、有名歌手によるライブ公演、スノーパーク、大きなスライダーを設置するなどのファミリー向けイベントの開催や、選手によるトークショーも実施している。また、キャッシュレス・電話投票の利用者を特別席へ招待している。場外発売場においても、同様に選手によるトークショーを実施している。
   さらに、昨年度から尼崎市と共同し、夏休み期間中にウォーターパークと名付けたイベントを開催している。また、ボートレース業界全体で実施しているBOATRACEマルシェでは、伊丹市の名産である日本酒をPRするためのブースを設けて出展を行うとともに、伊丹市内においても、VRスプラッシュバトルトラックや出張モーヴィなどを「スポーツの日のつどい」（10月14日、伊丹スポーツセンター等で開催）にて出展し、本場への誘引施策を実施している。

＜質疑応答＞
（問）大きく経営が改善された時期とその時期における具体的な取組は。
（答）平成17年度末に、多数在籍していた臨時職員の早期退職を募り、経費削減に取り組んだ。平成18年度以降は、場外発売場（平成18年度に滝野、平成19年度に洲本）を設置し、新たな収益を確保するとともに、それらが評価されたことによりグレードレースを獲得した時期から経営が改善された。

（問）プッシュホン投票やインターネット投票の開始時期は。
（答）プッシュホン投票は平成の初期から、インターネット投票は平成16年頃には既に開始していたと記憶している。現在はインターネットが主流となっており、今年度内でプッシュホン投票は終了する予定である。

（問）1日平均売上が増加している要因の一つとして、子ども連れの方がイベントに来場し、その機会に舟券も購入するといった行動に繋がっていると分析しているのか。
（答）子ども連れの来場者の舟券の購入状況といった具体的な数字は把握できないが、実際に子ども連れの来場者も増えてきており、場内で舟券を購入されている様子も見受けられるため、一つの要因と想定している。

（問）滝野、洲本の専用場外発売場の1日平均売上が落ち込んでいる理由は。
（答）明確な理由は分からない。滝野に関しては下げ止まりになってきている。洲本では淡路島全体の人口も少しずつ減少していることが影響していると考えている。

以 上