ことば蔵では2月の「もったいない月間」にちなみ、エコにまつわる「川柳」とその思いを募集し、今年は合計178作品が集まりました。各受賞作品は、以下のとおりです。
大好きな相棒マイ箸マイバッグ
自分の箸を持ち歩けば、割り箸は使わなくても良くなるし、製造中止にまでなれば、森林が保護されるだろう。エコバッグについても同様。
海神 瑠珂/わだつみ るか
「大好きな相棒」の存在もエコの一つ、すなわち相棒はマイ着と同格です。この発想が楽しくておかしい。ケチや単なる節約は貧しいエコという感じになりがちですが、この作品からは豊かなエコを感じます。
分別は一つの気遣い大切に
学校や家でもゴミを捨てる時に燃えるもの燃えないものに分別することで回収する人やその後の処理でも良いことに繋がるから。
マッサ
「ゴミ出しの向こう側に人がいる」と想像して見えない相手の気持ちを考え、先の事を見据えて、ゴミの分別を考えるのはまさに「循環型社会」を支える視点だと思います。気遣うやさしさにあなたのお人柄が見えて心温かくなり、この賞をお贈りいたします。
足りぬもの 把握するため 片づけを
片づけて何があって何がないかわかってないと余計なものを買ってしまいます。片付けで出た必要のないものは、周りにいらないか聞いてみます。
近藤 己順
整理整頓の極意は、単に物を捨てるのではなく、何が必要で、何が要らないのか、どれだけあるのかを「見極める」ことです。本当に必要なものにお金や時間を使えるようになり、自身の心と地球環境に「余裕」を生み出します。作者の日常の素敵なワンシーンを思い浮かばせてくれるような作品となりました。
「マイ」のある暮らしに「エコ」の住み着けり
マイボトル、マイバック、マイ水筒など自分で準備したもので暮らすうちに気づけば家族でエコ活動をしていると実感できました。
なぐさん
原句は、「マイ」のある暮らしに「エコ」が住み着いた、となっていますが、想いを拝見する限り、この作者は今も実践を続けられているはずなので、旧仮名遣いで添削させていただきました。「マイバッグ」「マイ箸」といった句は沢山ありましたが、そのジャンルを上手く総括し、一つの川柳に辿り着いた良句です。