デング熱の原因となるデングウイルスは、デング熱に感染した人の血を吸った蚊(ヒトスジシマカなど)の体内で増え、その蚊がまた他の人の血を吸うことで感染を広げていきます。感染してもすべての人に症状が出るわけではありませんが、高熱や関節の痛み、目の奥が痛くなるといった症状が1~2週間ほど続きます。
ジカ熱は、中南米地域で多数の患者が報告されている蚊媒介感染症で、ジカウイルスを持つ蚊に刺されることで感染します。発熱や頭痛などデング熱より軽症ですが、妊婦がかかった場合、胎児の発育に大きな影響を及ぼす可能性があるので、妊娠中や可能性のある人は流行地への渡航を控え、蚊に刺されないよう十分に注意しましょう。
ヒトスジシマカは、空き缶にたまった雨水など、小さな水たまりを好んで卵を産み付けます。住まいの周囲の水たまりをなくすことで、今シーズンや翌年に発生する蚊の数を減らすことができます。長袖シャツや長ズボンの着用、防虫スプレーの使用などヒトスジシマカに刺されないようにしましょう。
厚生労働省ポスター「デング熱 発生源編」より
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/dl/dengue_fever_hasseigen.pdf
≪厚生労働省 啓発用ポスター≫
ジカ熱・デング熱のもと ヒトスジシマカの発生源を叩け! (PDFファイル: 460.6KB)
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