インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで、突然現れる高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強いのが特徴で、併せてのどの痛み、鼻汁、咳(せき)などの症状も見られます。
さらに、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、重症になることがあるのも特徴です。
特に高齢者、呼吸器や心臓などに慢性の病気を持つ方は、インフルエンザそのものや、もともとの病気が悪化しやすく、死に至る原因となることもありますので、十分に注意する必要があります。
また、近年、小児(ことに幼児年齢)がかかると、まれに急性脳症を起こして死亡したり後遺症が残ったりすることがあることが明らかとなり、原因の解明や治療法の研究が進められています。
わが国では、例年12月~3月がインフルエンザの流行シーズンです。一旦流行が始まると、短期間に小児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むため、インフルエンザが大流行した年には、高齢者の冬季の死亡数が普段の年より多くなります。
インフルエンザにかからないよう、次の点に注意して予防しましょう。
(1)人ごみや繁華街への外出は控える。
(2)外出時にはマスクを着用する。
(3)室内では加湿器などを使用して適度な湿度を保つ。
(4)十分な休養、バランスのとれた食事で十分な栄養を摂取しましょう。
(5)うがい、手洗いの励行。特に帰宅時は毎回行いましょう。
(6)咳エチケットを守りましょう。
(7)インフルエンザと思ったらマスクを着用し,早めに医療機関で受診しましょう。
健康福祉部保健医療推進室健康政策課
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