昆陽池公園内で貴重種オニバスの保護・増殖を行っています。また昆陽池の周辺に、池の原風景であるヨシ原を再生しようとしています。
活動は年数回程度です。
スイレン科に属する大型の水草で、葉は直径2メートルを超えるものもあります。8月末頃には、3~5センチメートル程の小さな紫色の花を咲かせます。古くから日本で親しまれてきた水草ですが、生息地が減少しており絶滅が心配されています。
オニバスの花
水面に葉を広げるオニバス
伊丹市のオニバスは、2002年に鴻池地区の西池・黒池で確認されたのを最後に姿を消してしまいました。池部会では、池に残っていた種を育てて数を増やし、昆陽池公園内でオニバスの保全活動を行っています。
種まきの準備
オニバス観察会のようす
昔の昆陽池周辺には、ヨシの草原が広がっていました。昆陽池の原風景であるヨシ原や、かつてヨシ原に住んでいた多くの生物を取り戻すため、池の周囲にヨシを植える活動を行っています。ヨシには、池の水を浄化する効果も期待されています。
そして、これまでヨシ原の再生に努めてきた結果、現在、再生したヨシ原には珍しい野鳥が稀に訪れるようになりました。
昆陽池のほとりにヨシを植えています
大きく成長したヨシ
ヨシ原の再生活動につきましては、2018年度から2021年度にかけて「TOYOTIREグループ環境保護基金」よりご支援をいただきました。
都市交通部みどり公園室みどり自然課
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