「ことば蔵賞」を受賞した安東さん(伊丹市)
架空の本のタイトルの出来を競う「第2回タイトルだけグランプリ」の作品を募集、最高賞(田辺聖子名誉館長賞)に名古屋市の主婦、和田さん(61)の「天下のイタミ分け! 伊丹市を2分する大問題が今ここに勃発!」が選ばれました。
田辺聖子さん、宮本輝さんという二人の芥川賞作家が市内に居を構えることにちなんで企画。自分で考えた架空の物語のタイトル(10字以内)とサブタイトル(20字以内)を募集した結果、全国から966点の作品が集まりました。
最高賞の和田さんは「伊丹を東西に分けた境界線上で、世紀の大発見となる恐竜の化石が出土し、それが東西どちらの地域のものか住民の間で大論争に…というストーリーを考えて作った」と話していました。他の入賞者と作品は次のとおり。
「天下のイタミ分け!~伊丹市を2分する大問題が今ここに勃発!」
和田さん(愛知県名古屋市)
「おもてなしのうら~おもてなしに、うらはあるのか、ないのか」
荒木さん(東京都葛飾区)
「猫の憂鬱~今日も飼い主の相手をしなければ」
草野さん(長崎県島原市)
「過去・現在・未来~違うようで同じ、同じようで違う空」
安東さん(伊丹市)