架空の本のタイトルの出来を競う「第3回タイトルだけグランプリ」の作品を募集、最高賞(田辺聖子名誉館長賞)にさいたま市の自治体職員、菊地礼二朗さん(39)の「真夜中のラジオ体操~毎夜24時に集められる、本当の理由とは?」が選ばれました。
田辺聖子さん、宮本輝さんという二人の芥川賞作家が市内に居を構えることにちなんで企画。自分で考えた架空の物語のタイトル(10字以内)とサブタイトル(20字以内)を募集した結果、全国からなんと2,152点の作品が集まりました。
最高賞の菊池さんは「謎の団体が毎晩開催するラジオ体操は、実は催眠術で、何も知らない参加者たちが操られていく…というストーリを考えて作った」と話していました。他の入賞者と作品は次のとおり。
「真夜中のラジオ体操~毎夜24時に集められる、本当の理由とは?」
菊地礼二朗さん(埼玉県さいたま市)
「真昼の夜空~見えていないだけ。」
山口真依さん(神奈川県川崎市)
「独身専用車両~通勤時間で婚活!時間がないとは言わせない」
平沢泉さん(東京都八王子市)
「1+1の正答~1+1=2ではなかった?!」
殿西覚弥さん(京都市西京区)
「0歳から始める狸寝入り~お外の世界はこわいこわい」
前田康次さん(伊丹市)