伊丹市立図書館ことば蔵は、「田辺聖子さんと私」・「バラ色」をテーマに、「第7回日本一短い自分史」の作品を募集。大賞に長崎県島原市のパート、福島さんの作品「センセの言葉たち」を選びました。
日本一短い自分史の募集は平成25年度から始まり、今回が7回目の開催となります。9月1日から募集し、市内外から計297点の応募がありました。今回も坪内稔典・柿衞文庫理事長、永吉雅夫・追手門学院大学教授、中周子・大阪樟蔭女子大学教授の審査により、大賞と秀作が決定。大賞に選ばれた福島さんには商品として5千円分の図書カードが贈られ、郷土紙「伊丹公論」復刊26号に全文が掲載されました。
大賞を受賞した福島さんは「電話で受賞の連絡をいただいたとき、窓から見えた青空。『ほんまによかったねえ』と田辺聖子先生がほほえんでおられるようで、胸が熱くなりました。私にとって田辺作品は〈心のサプリメント〉。読めば読むほど噛み応えがあって、深い味わいがじゅわ~っと広がります。これからも、せっせと珠玉の言葉を拾い続けていきます。」と、受賞後のエピソードを話してくれました。