英語部門あやみです(^O^)/
新年度のカオスからゴールデンウィークを経て、やっとレッスンが落ち着いてきました
新年度一番の衝撃は、新しく入会された新1年生のMさん。
話しかけても返事をしない、こちらの指示(カードを出して、など)したことを一切しない、「できる?」に対しては、無言か、「できない」と言う・・・
ちなみに、こちらから「できる?」と尋ねていたのは、
・カバンから荷物を出すこと
・カバンに荷物を直すこと
・出席カードのシールを選ぶこと
・出席カードにシールを貼ること
・真似して言葉を発すること
なに、これ?
幼稚園でやってないの?
今までどうやって生きてきたの?
そもそも、日本語通じるの??
いろんな疑問が湧きました。発達障害のことも頭をよぎりました。
でも、レッスン外のMさんを見ていると、どう悪く見積もっても、著しい困難を抱えているようには思えませんでした。
会話の中で感じたMさんは、気が弱いとか、極端に緊張するとかではなく、
すごーくわがままな印象。
「私は今、こっちに興味があるのに、そっちやらなきゃならないとか意味不明」
みたいな感じ。
そして彼女は、カバンから教材を出すことすらせずに4月を終えました。
ほんと、同じ部屋にいて、他の子達や教室備品を観察してただけ。
それでも手を出さず、「入りたかったらいつでもどうぞ」とだけ伝え続けましたが、さすがに丸々1か月、これだけ何もせずに終わったのはMさんが初めてでした
5月も様子を見て、変化がなければ、お母様にご見学いただいて、今後の対策を決めなければと考えていたのですが、、、
変わりました!
5月の第一回目には、他の子たちと同じように必要な道具をセットし、シールを自分で選んで貼り、カードを自分で並べて、ゲームにも参加。
そして二回目には、こちらからの
ちょっとした働きかけで、今まで黙り込んでしまっていたアルファベットの音を、他の子達にもはっきり聞こえるように発声。
こちらの質問にもすぐに反応するようになり、他の子たちとの掛け合いを聞いて大声で笑ったり、入ってきたりするようになりました
更に驚いたのは、これまで参加してなかったのに、英語のリピートがとても上手で、カードと文章を一致させるのがとても早かったこと
じゃあ最初からやれよ!
・・・とは思いましたよ、やっぱり
でもMさんは、
自分で自分のことをする、という経験が少なかっただけなんですよね、きっと。
周りがMさんに合わせる環境で、ずっと育ってきたのでしょう。
今後また後退することがあるかもしれませんが、とにかく、『レッスンに参加する』という第一歩を踏み出すことができました
Mさんがまだ感覚が柔軟な1年生でよかった
凸凹は必ず存在します。
子供たちはそれを隠す技術も経験もないから、その凸凹がとてもよく見えます。
だからといって、周りに甘えっぱなしでいいのでしょうか。
先天的にできないことをやれと言ってるわけではありません。
できるのに、
周りができる芽を奪うから、いつまでもできないのだと、私は思います。
それって大人のエゴであり、【悪】ではないですか?
さて、上に書いた
ちょっとした働きかけですが、、、
他の子の誕生日を利用して、自力で成長に向かえるよう仕向けました。
「お誕生日プレゼントをもらえるのは、自分のことを自分でできる人だけ。自分でできることを自分でやる人にだけあげるね」と、全体に向けて伝えたのです。
モノで子供を釣るようなこの手法には賛否両論ありますが、今回のことでMさんが少しでも成長できるなら、結果オーライ
後は誕生日までに、「
自分のことは自分でやる」が、Mさんの中で定着するよう、見守るだけです
※ 写真はUSJで食べたロールケーキ♪ 話題に関係なくてすみませんm(_ _)m