最近、【考える力】の必要性が頻繁に訴えられるようになってきました。
では、
【考える力】はどのように身につくのでしょうか?
私たちは、子供たちが考えるために必要なのは『困ること』だと考えていますが、その困っている状態を解決しようと東奔西走する大人の存在を残念に思います。
子供の困っている状況や状態を考えず、
目先の解決を試みて、子供の考える機会を奪っているようにしか見えないからです。
子供は(というより人間は)、楽な方に進むものです。『考える』という作業は、楽ではない。時間もかかるし、答えが出ないかもしれない。
その楽ではない作業を子供たちが進んでするはずがないのです。
考えることを楽しいと感じるのは、『自分自身で気付けた!』とか、『もやもやしていたものがわかった』時ではないでしょうか。
困っている時に解決策を見つけること、また、解決に向けて試行錯誤することで、考える力は付くのです。
当教室では、常に子供たちが気を張って、考えなければならない環境を提供しています。
もちろん、年齢によってその度合いは変わりますが、そうすることで、考えることを『楽しい』と感じるようになっていきます。
そう、
考えることは楽しいのです。
勉強は楽しいものなのです。教え込まれさえしなければ。
そして、学びを楽しいと感じるようになった子は、自らどんどん学びを深めていきます。
質問の量が減り、質問内容が濃くなります。
では、当教室に通う生徒さんが全員考える力を身につけるのかというと、残念ながら、そうはなりません。
その原因の1つが、自分をバカだと思っている、自己肯定感の低い子の存在です。
『自分はできる』と思っていないので、考えなくてもわかる問題なのに『わからない』と判断するのが早い。
こういう子は大抵の場合、家族の誰かから常に『バカ』呼ばわりされているか、困った時にすぐに手を出してくれる大人の存在があります。
最終的に一番困るのは、独り立ちした我が子です。
考える力をつけさせたいなら、どうか、我が子をバカ呼ばわりしたり、自力でできることに手を出したりしないでください。
バカ呼ばわりせず、余計な手出しもしていないのに『親の言うことを聞かない』という場合は、当教室にご相談を( ´ ▽ ` )ノ
※ 写真は遊びながら『考える力』も『英語力』も身につくB.B.カード