当教室では、受験生対象の冬期講習を終え、今日から通常のレッスン&授業を開始します

ということは、英会話部門17:00台、18:00台の活動グループは、タイムアタックのチャンス
クリアすることがくじ引きに直結する活動なんて滅多にないので、是非有効に使ってくださいね

メンバーへのお知らせはさておき、今回は、年末の国語部門で中学生が見せてくれた【素読】の効果について書いてみます

当教室の国語部門は、一般の部と受験の部に分かれています。
受験の部では、解答のテクニックや、知っておくべき漢字や文法事項、諺、四字熟語などに徹底的に取り組むのですが、一般の部では主に、言葉を育てる活動に取り組んでいます。

言葉を育てる活動は、
文脈から言葉の意味を把握する
文章を読んで想像する
周りに溢れている言葉に敏感になる
ということを子供たちに意識してもらうためのもの

教室を始めてからこれまでに300を超える子供たちと関わらせていただきましたが、当教室の考える賢い子は、豊富な語彙を持ち、会話や文脈から言葉の意味を把握する力に長けていました。

逆に、言われたことだけできるお利口さんや、適切な躾をされずに過ごしてきたわがまま放題の子、教え込みで思考を破壊されてしまった子たちは、言葉を想像する力が弱く、身の回りの言葉ですらあやふやな状態なことが頻繁にありました

例を挙げると、
牡蠣という言葉を知らないから、牡蠣と柿の違いが分からない
大半の子が、自分の飲んでいるお茶の種類を言えるのに対し、お茶であることしか分からない
ケーキは全て「ケーキ」なので、モンブランと言われてもどんなものか想像できない
という感じです

興味のない事をなんでも教え込まれてしまうと、そうなってしまうんですよね・・・

そして、上記の例のような事実をお伝えすると、「私は教えてるんですけどね」と返してこられる方がいらっしゃいます


その事実を知った上で、記憶させること、理解させること、そのために教え込むことは、子供自身の能力を奪うだけなのだと知っていただきたいのです



小２の頃から国語部門の一般の部で素読を続けてきた中学生がいます。
自力で考える必要のない恵まれた環境で過ごしてきたため、考える力や想像力に欠け、ちょっとした文章を覚えることもできないほど記憶力も弱い子でした

その中学生が、最近取り組んでいる本で出てきた【天平】という言葉を聞いて、

天平二年正月十三日
帥の老の宅にあつまりて宴会を開く

と、ボソッと口にしたのです

これ、その子が小学生の時に何度も素読した、【令和】の出典となった万葉集からの一節

平成から令和への御代替わりの時に何度も読んだものが、【てんぴょう】という音とともに、ツルツルと出てきたのでした





幼い頃にたくさん口にしたものは、ずっと残ります
意味は分からなくていいんです今回のように、必要な時に出てくれるんです

これを言えることで、天平という時代に興味が湧く
だから知りたくなる、というのが大事なんですよね

今の時代も残る優れた言葉を、当時のままの言葉で素読したことで、娘は古典を理解しやすいと実感しています

子供に古典？無理矢理覚えさせられて可哀想というのは、大人の勝手な偏見
子供たちは言えること自体を楽しむので、あっという間に言えるようになっていきます

今日は鏡開きの日
私の好きなぜんざいを心置きなくいただける日でもあります

今年の歳神様のパワーを存分にいただいて、今年も子供たちの自立に向けて進みます



ただ今、次のグループでメンバーを募集しています

国語、国算よくばりパック
堀池教室
月曜17:30- 約1時間
　阪急伊丹駅前教室
　 月曜16:30- 約1時間



英語部門からお知らせ

高学年で英語嫌いになる前に、英語を楽しみながら習得しつつ、子供達の基本的な能力も確実に向上させるBBカードで、英語大好きな状態を築いておきませんか？



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新規メンバー募集中

低学年向け国算よくばりパック
素読と能力開発の国語部門
論理的思考を鍛える算数部門
書くことが好きになる作文部門
※ 芦屋国際受験対策も承ります
心を鍛えて人生の扉を開く中学受験部門
各種学習教室を主宰・運営する全ての皆様をサポートする経営相談室

英語・英会話部門や、中高生への指導も含め、体験・ご入会のお問い合わせは、当教室事務局まで

※ 私たちは、混ぜ書きによる混乱を避けるため、【こども】の表記を【子供】とするようにしています。 参考文献