言葉を指導していると、もったいないと感じることがよくあります。

それは、ご家庭で家族の時間をうまく使えていないことと、素読の有用性が浸透していないこと。

例えば、夕食に出てくる魚一つをとっても、
ご家庭での言葉の選択で、
色んなことに興味が湧く子を育てることができます

例えば、夕食のおかずに魚が出るとします。
「今日の晩御飯は魚だよ」というご家庭と
「今日の晩御飯はサバだよ」というご家庭では
語彙が増えるのはどちらで育つ子か、
答えは明白です

そこに、
「脂がのってて美味しい」
「今日はいつものより塩っ辛いね」
「大根おろしと一緒に食べると美味しいよ」
「今日の大根は辛味があるね」
「大根は冬の野菜だもんね」
「今日の醤油は島根で買ってきた特別なやつだから、味がまろやかだね」
などの会話があれば、子供たちは色んなことをキャッチし、それが最終的に知識になっていきます

ところが最近は、そんなことすら
【教え込む】親御さんが多いと感じます。

「こういうのを脂がのってるっていうんだよ」
「今日の味はどう？これは【塩辛い】よね」
「この白いのは、大根をすりおろしたものよ。なんて言うのかな？」
「大根の旬の季節はいつ？ヒントは『ふ』！」
「このお醤油は、旅行で行った島根県で買ってきたやつよ。島根県ってどこにあるかな？」
など、、、

常に情報を与えられ、覚えてるかどうかをチェックされ、最悪の場合プリント学習までさせられる子供たちには、学びの楽しみなどありません

自分が覚えていることでお母さんが喜ぶので、与えられた情報を覚えようと頑張り、覚えられなかった時は自分を責めます

そんな子たちは、他の場所でサバという言葉が出てきても、教え込まれた【サバ】とは一致せず、『知りません』と言います

当教室でも、これまでに【こどもの日】【塀】【屋根】【尻尾】【菜の花】【クラゲ】などを『知りません』と言い放つ小学生を何人か見てきていますが、そんな子達の特徴は、幼い頃からプリント学習に取り組んでいるか、おうちでの会話が少ない子です

今回の活動の一部で、サンマの写真を見せると、
【さかな】と答えた子が大多数でした

また、以前の活動では、自分の飲んでいる【お茶】が
何茶なのかを知らない子もいました。
『お茶はお茶やん』と。
麦茶、緑茶ぐらいは区別できた方が、
人生豊かに生きられると思いませんか？

『お花が咲いてるね』でもいいけど、
『パンジーが咲いてるね』の方が、
言葉も生活も豊かになっていくはずです

世の中には知らないことが沢山ある。
知ろうと思えばどこまででも深く知ることができる。
興味のあることを自分で追求して深めていくことほど、豊かな人生はないんじゃないかと、最近強く思います。

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スポンサーに忖度した、『情報』と名の付く
【お知らせ】に惑わされず、
まずは大人が、子供たちのために学びを深め、
[[strong;この混乱の時代を乗り越える知恵を
身に付けませんか？]]

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当教室では毎年この時期に、小学生の学習に関する説明会を開いています。

前回(11/12)は、zoomが大半な中、京都からわざわざ参加してくださった方もいました

次回は11/26(土)の16:00-18:00
堀池本校にて
「意図的に【天才児】を創る」というテーマで
お話します。

ご希望の方は、当教室事務局まで、メールかLINEにて
お申込みください( ´ ▽ ` )ﾉ



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※ 私たちは、混ぜ書きによる混乱を避けるため、【こども】の表記を【子供】とするようにしています。 参考文献