月曜の国語部門、14名分のチェックが終わりました。
丸つけと音読チェックはダディー先生とみち先生にお願いしていますが、やっぱり中身は把握したいと思うのです。
で、見えてくる、それぞれの子の特徴。
言われた通りのルールを守っているのが理想ですが、
ルールを理解できてなかったんだな〜、と感じるファイルや、
答を勝手に持ち帰って何をする気だ?と、次の出方が気になるファイル、
挟んでおいたはずのプリントを勝手に持ち帰り、亡き者にしようとしてる企みが見えてしまうファイル、
また宿題をここでやりやがったなっ!と、わかるファイル、
試行錯誤して悩んだのね、と感心するファイル、、、
ほんと、まさに十人十色です。
その中に、かわいそうなぐらい、型にはめ込まれてしまった子のファイルがありました。
答えを抜き出すのは得意なのですが、質問の意味を考えて答えることができない。
そもそも問題を読んでいない。
最初に読むべきこちらからの指示書も読まない。
答えを書くスペースがあると、片っ端から、問題も読まずに解いていくんです。
こんなので正解が出るわけがない。
毎週「読んでね」と伝えても、気付くと読まずにやってしまう。
お話を楽しむ余裕なんて一切ないんです。
人間って、想像力と思考力がなければ心が育たないと思うんです。
問題を上手に解くのなんて、想像力と思考力さえあれば、後でいくらでも身につくんですよ。
なのに、その想像力と思考力を養うべき低学年の間に、点数を取るためのテクニックを身につけることばかりに力を入れてしまうと、考える力が育たないんです。
更に付け加えると、天才児を育てるための乳幼児からの早期教育も、凡人にとっては思考力を奪う弊害を引き起こす恐ろしいものになり得ます。
彼はお母様がそのことに気付いて来てくれることになりました。
ここからどう心を育ててあげられるか、じっくり向き合っていこうと思います。
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英語部門講師、引き続き募集中♪
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写真はGWで訪れた『いわさきちひろ美術館』内のモニュメント。