英語部門あやみです
これまで小学校でずっと英語を続けてきてくれた子たちが、中学校で英語迷子になることを受けて始まった英語部門。
3年前までは、希望者のみ継続してください、、、とだけ伝えてきました。
そして今、声を大にして言えます。
小学校卒業後、最低1年間は、うちでの英語を継続してほしい!!!!!
卒業生がやっぱり、英語迷子になってるんです(T_T)
とても賢くて、語感も鋭く、自分で考えて英語のルールに気付いてきた子が、中1の学年末テスト前に、あまりに英語がわからないと言っていたという噂を聞き、テスト対策期間中に2回、どこでつまずいているのかを見せてもらいました。
見事に、
中1の最初からつまずいていました。というか、中1の最初の項目から、
何も理解していませんでした。
もう、今通ってるっていう塾さんは、一体何を見てるんだろうか。
あんなに賢い子に、be動詞と一般動詞の違いすら理解させられず、三人称の概念もわからないまま放置?
なんとなく解けてればいい、、、うん、いいんですよ。英会話だったり、長文だけを指導するなら!
むしろ、その方が内容が頭に入ってくるし、本当の意味で英語を楽しめるじゃないですか!
でも、中学生はやっぱり受験が大事じゃないんですか?
入試で正しく質問に答える力を問われるんじゃないんですか?
中学校で英文法の仕組みをガッツリ鍛えられるから、小学校時代の「(文法むちゃくちゃでも)話すため」に染み込ませた英語が、「相手に伝わりやすく話せる」英語に変化して、文法を意識せずに、書いたり話したりできるようになっていくんじゃないの?
それを、英文法が無茶苦茶なまま放置って、信じられない。
学校とか塾って、受験に必要な英文法を教えてくれる場所じゃないんですか???
本当に、今、彼女が卒業する時に、どうしてもっとうちで継続すべきだと訴えて引き止めなかったのか、、、後悔しかありません。
2回だけ見せてもらった時は、小学校時代と変わらず、「だからこうなるんか!」と、どんどん文法ルールに気付いていました。
ただ、時間が短すぎて、定着させるための練習もできず、一度寝て頭に染み込ませて思い出す作業もできず、中1の2学期中間あたりの項目までしかカバーできなかったため、結局テストの結果には結び付きませんでした。
彼女は、「結果出せなくてごめん」と報告してくれましたが、申し訳ないのはこちらです。
そして今、彼女が氷山の一角であるような気がしてならない、、、
これまでに卒業していった現大学生や高校生が大勢、中学で英語迷子になったという話を聞き、その理由は何なのか、悩んで悩んで、申し訳なくて、いろんな本を読んで、勉強会に参加して、本当にたくさん、私は勉強してきました。
だから今、本当に英語を理解するために、最も大切なのは国語だと訴え続けています。
話すために、文法なんて気にしない、でも意味のある英語を染み込ませることに、幼少期は力を注いでいます。
吸収の度合いは様々ですが、国語力の高い子、大人の目の届かない範囲でたくさん遊んでいる子、一人で考える時間を与えてもらっている子などは、理解が本当に早い。そして彼女はそんな子のうちの一人でした。
受験のための英語であっても、学習内容自体が英語である限り、小学校で染み込んだ英語がストンと腑に落ちることは出てくるはずです。
一般的な塾さんと私たちの指導で圧倒的に違うのは、自分で考え、納得する時間があるかどうかです。教えてもらったことだけできるロボットなんて要らない。自分らしく、自分なりに考えられる大人になってもらうという目標が、私たちにはあります。
彼女のような悲劇を繰り返さないよう、今後はもっと強く、小学校卒業後も最低1年間は続けていただけるようお勧めしていきます。
※ 写真は、Eric Carle さんの『地球の日』の絵