受験生と話をしていると、
「これまで頑張ってきた教科を捨てるのは、もったいないシラー」という言葉を聞きます。
志望校を変更したり、受験方式を変更すれば、努力してきた教科が必要なくなること・・・よくあることだと思います。
そこで、本来は必要ではない教科を捨てることに抵抗があって、「センター利用」とかで使おうっかなーと考える人も多いと思います。
そんなとき、私はいつも埋没費用という単語を使います
埋没費用(サンクコスト)とは・・・
埋没費用(まいぼつひよう)ないしサンク・コスト (sunk cost) とは、事業に投下した資金のうち、事業の撤退・縮小を行ったとしても回収できない費用をいう。
例:ある映画のチケットが1800円であるとする。しかし映画が余りにもつまらない時、1800円払った映画を見るべきか、それとも映画館を出て残りの時間を有効に使うかが問題となる。
* 映画を見るのを止めた場合:チケット代1800円は失うが、残りの上映時間を有効に使うことができる。
* 映画を見続けた場合:チケット代1800円に加え、約2時間(上映時間)を失う。
この場合、チケット代1800円が埋没費用となる。この埋没費用は、どの選択肢を選んだとしても回収できない費用である。このとき、時間を浪費してまで、つまらないと感じる映画を見続けることは経済学的に合理的な選択ではない。一方、残りの上映時間を有効に使うことは合理的な選択であるといえる。
一般的に、
当事者以外から見て無駄としか思えない投資をずるずると続けているというような場合は、埋没費用の発生を回避しているだけである場合が多い。投資を止めてリターンが無くなった時点で、埋没費用が確定してしまうからである。
しかし、そのような場合にはたいてい、投資を回収することが出来ず損失の拡大を招くだけで終わるケースが多いといわれている。 (wikipediaより)
この概念は、受験教科でも同様だと思います
受験で必要なくなったのであれば、その教科を学習することは無意味(合格を目的とした場合)と言えます。
それを
「これまで一生懸命やってきたから」
「これまでたくさんテキストを買ったから」
「学校のクラスで、授業があるから」
などの理由で「必要のない教科」を先延ばししてつづけ学習することは、「本来必要な教科」に回すべき時間に使っておらず、自らの実力向上の阻害要因になっている可能性があると考えています。
人は「これまでやったこと(過去)」の努力を捨てることはなかなかできない動物だと思います。
「せっかくここまでしたのに・・・
」と考えてしまいますよね。
けれど、
そのように考えることで、実は自分の時間を不要なものに使ってしまっている可能性、さらには必要なところに時間を使えていない可能性がでてくるのです。
過去より未来ですし、
受験生にとっては
合格することが最優先な目的のはずです。
受験生は、必要なくなった教科を、サンクコストと考えるべきといえます。
そして合格の為に、
過去のことをひきづらないこと、そして必要なことに必要な資源(時間や金銭)を投下することが何より重要なのではないでしょうか
受験で使えない教科、受験で使わない教科に力を注いでませんか?
本当にそれが合格するために必要か、また優先順位が高いのか、考えてみましょう
p.sこのサンクコストの概念。受験だけでなく、恋愛や政治なども同様に役立つ考え方です。
あんまり好きでない恋人といたり、不必要な公共事業を継続したり・・・
これまでに、時間とお金を使ってきたから止めることはもったいないな・・・と思ってしまいますね。
けれど、そこでやめなければ、さらに時間とお金を使うことになってしまいますよね。
それらも、サンクコストとして考えるべきですよね。
但し、恋人との関係も公共事業も、今後改善される兆しがあれば、それは継続してもいいと思います。
要するに重要なのは、
過去に固執して引き延ばすのではなく、先を見て考えるってことですよね
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私立大学
同志社大学 商学部 1名
関西私立大 商学系最難関
立命館大学 薬学部 1名
関西私立大 薬学部最難関
立命館大学 産業社会学部 1名
京都女子大学 家政学部 食物栄養学科 1名
全国私立女子大 最難関学科
大阪薬科大学 薬学部 1名
関西大学 化学生命工学部 2名
関西大学 経済学部 1名
公立高校 【公立高校受験生
全員合格】
兵庫県立伊丹高等学校 2名
兵庫県立伊丹北高等学校 2名
兵庫県立尼崎北高等学校 1名
尼崎市立尼崎東高等学校 1名
兵庫県立西宮甲山高等学校 1名
私立高校 私立高校受験生
全員合格【専願・併願とも】
報徳学園高等学校 選抜特進コース 1名
仁川学院高等学校 特進コース 2名
履正社高等学校 集約文理Ⅱ類 1名
仁川学院高等学校 進学コース 1名
大阪学院大学高等学校 普通コース 1名
園田学園高等学校 普通科 1名
芦屋学園高等学校 国際文化科 1名
三田松聖高等学校 総合コース 1名
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