この日は平日だったので

通夜の時のように大人数にはならないだろう。。



そう踏んでいたんだが、甘かった。

当日も100人以上の方が会葬に見えて下さった。



感謝。





いよいよ葬儀開式。

導師入場、開式の辞。

念仏合掌をもって葬儀が始まる。



導師のすぐ斜め後ろ、最前列に座る。



改めて祭壇を見る。



新舞踊に精を出していた母らしくと思い

舞踊で使っていた扇子を至る所に散らばめた。

同じく三味線、番傘。



母らしい、凄く賑やかで明るい祭壇だ。



しかし、

一番前で前を向いて座っている事の難しさ。



それでも時々後ろを向いて指示を出す。



お経が始まり、

15分くらいで表白を頂き
（浄土真宗なので引導じゃなくて表白）

電報の披露が終われば正信偈（しょうしんげ）

と言うお経に入る、ここまでで20分強。

そのお経の時に焼香が始まる。




喪主の兄が体調を崩してしまい

急遽喪主代理となる。



親族の焼香が終わればその次は会葬者の焼香。



お礼場として

女性は焼香台の前（式場内）に座り

男性は退路で一列に並んで立つ。



会葬の皆様に焼香を頂いている時間を使い

先程紹介しきれなかった弔電を読んでいく。




35分くらいでお経は終わるので

焼香道具の台数を加減して

御焼香が時間以内に済むようにする。



お礼場に出たらこっちのもんだ

全体を見渡せる場所からスタッフに指示を出せる



無事に時間内に納める事ができた。



読経終了、導師退堂、葬儀終了。

ここで、喪主の挨拶。




急遽代理で僕がマイクを持たされる。




初めての挨拶だったけど何とかアドリブで乗り越えた。

PTA会長を3年も続けて来た甲斐があった。。



挨拶が済むと式場の中に戻り

柩の中へお花を入れてのお別れの時。



BGMは母が好きだった曲。

美空ひばり

「川の流れのように」

「愛、燦々と」

山口百恵

「秋桜」



僕の個人的な判断で

山口百恵の「いい日旅立ち」と

「トイレの神様」




実はこのCD

昨日から丸2日間かけっぱなしにしている。



耳に残る。



そんなBGMのもと

親族も、有志、会葬者も一緒にお別れ。



お柩の淵より溢れんばかりに盛り上がる

超山盛りの状態になったけど

ドーム型の蓋だから大丈夫。

扇子も沢山入れました。




入りきれない扇子は会葬者の皆さんに
随意で持って帰って頂きました。



皆が一通りお別れをしたら

いよいよ蓋をしてしまいます。



母に声をかける、

「ありがとう、、おかあさん。。」



ずーっと泣かなかったのに、

蓋をしたその上に花束を乗せて頂こうと

涙を拭いている母の妹に花束を渡す時は

さすがにグっと来た。



7年前の父の時もそうだったが

自分の事より他人の思いが、心が

重い。