四十九日が三月に跨っちゃダメな理由とその対処方法
さくらホール 速水葬祭グループ家族葬専用式場
お葬式のあとの四十九日間を
一般的に「忌中」と呼びます。
「その忌中が三月に跨るのは良くない」
そんなお話を
お聞きになられた事はありませんか?
仏式に限ったお話ですが
割と広い地域で言われています。
実際にお葬儀を終えた喪主様に
「四十九日が三月に跨るのですが…」
「本家のおじさんに言われたのですが…」
とご相談を頂くことも少なからずあります。
ある時、
年配の親戚さんたちが
「四十九日が三月に跨るから
法事を早めなあかんな。」
「そやそや、
早めなあかんな。」
と仰られてるので
その理由をお聞きしてみると
「昔からそう言われてるから」
というお答えをいただきました。
四十九日の三月跨りの事に限らず
お葬式に関連する風習って
「昔からそうだから」
「皆んなそうしてるから」
「祖父の時もそうだったから」
といったような、明確な理由もなく
“なんとなく”そうしてる事が
いくつもあります。
(会葬後の清め塩とか。。。 )
(霊柩車を見たら親指隠すとか。。。)
今日はその
四十九日が三月に跨ったらダメな理由
について少しお話をいたします。
諸説色々有りますが
僕が色んな人に聞いたり
調べたりした中で
一番有力なお話しをします。
昔々の大阪の地。
大阪といえば商売のまち。
商売人さんが多い大阪でのお話です。
昔の商売人さんは
もの凄く「験(ゲン)」を担ぎます。
お聞きになられた事もあるでしょうか
午前中に集金に行っちゃだめ
朔日に氏神さんを詣る
ことを始めるなら大安
など、
事のはじめを非常に大切にされます。
そんな商売人の皆さんは
身内の葬儀のあと、忌中の間は
喪に伏す意味でお店を閉めておられました。
例えば7月の頭にお葬式があった場合
7月はもちろん
8月は験の悪い月だから
8月も月末まで店を閉め
9月からお商売を始めておられました。
このお話、
お葬式が7月の初旬だから
お店を閉める期間は2ヶ月で済みますが
お葬式が7月の中旬以降だと
忌中が9月の頭にかかってしまい
9月も験の悪い月だから、
と、9月末までお店を閉めて
10月から営業を再開していました。
どうでしょう、
収入が無い月がひと月多いと大変ですよね。
そこでひと月でも早く営業を再開させる為に
うまい事語呂合わせを作って
ひと月早く商いを再開させる事にしました。
その語呂合わせがこちら
↓
「四十九日が三ヶ月にまたがる」
↓
「四十九日が三月(みつき)」
↓
「四十 九 が みつき」
↓
「始終 苦 が 身に付く」
です。
そう
四十九日が三ヶ月にまたがると
「始終苦が身に付く」
始終苦が身に付くのは縁起が悪い
という縁起担ぎを理由に
忌中の期間を省略する風習が広まったのです。
そして奇数を好む傾向にある仏教では
四十九日の前週「六七日」より
更にもう一周前の「五七日」まで
繰り上げて法要をされる事が多いです。
でも
よく考えてみて下さい。
もし亡くなった日が
7月30日とか31日だった場合
五七日に繰り上げようとしても
五七日も9月1日や9月2日と
三月跨りになってしまいますよね♪
昔々の大阪の商売人さんが
暮らしを守るために始めた風習ですが
お葬式後、数日でお仕事を始めている
現代の暮らしに照らし合わせてみると
元々の意味ではなりたたないですよね?
その理由を考えると
例え忌中が三月に跨るとしても
ちゃんと四十九日で満中陰法要をするべきです。
と、簡単に言えないのが現実で
満中陰法要には親戚さんも来てくれますが
その来てくれる親戚さんが
三月跨りの法要を嫌がる場合もありますし
本家のおじさんに「法事を繰り上げるように」
と言われてしまう事もあります。
だからと言って
上に書いた理由を
法要にお呼びする親戚さん
一人ひとりに事前に説明して
日程調整をする
というのも現実的ではありませんよね。。。
中には厳しいと言うか正しいと言うか
繰り上げ法要を認めない住職さんもおられます。
如何でしょう、
そのどちらも解消する一つの方法として
親戚を招いて行う法要は五七日に開催して
六七日と四十九日は家族とお坊さんだけで
お勤めする
というのは如何でしょうか?
お葬式や法事って
あとでやり直しができないですし
しっかり相談して
誰も悔いが残らない方法で
送り出してあげて下さい。
以上、
満中陰が三月に跨るとだめな理由と
それを解消する一つの方法のお話でした♪
最後までお読みくださり
ありがとうございます♪
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基本情報
名称 | さくらホール 速水葬祭グループ家族葬専用式場 |
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フリガナ | サクラホール ハヤミソウサイグループカゾクソウセンヨウシキジョウ |
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住所 | 664-0024 伊丹市松ヶ丘1-197-2 |
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アクセス | 伊丹市バス中野大橋バス停より徒歩1分 昆陽池公園北側、中野大橋より西へ100m |
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電話番号 | 0120-791-042 |
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メールアドレス | sakura@hayamisousai.co.jp |
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駐車場 | あり |
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開業日 | 1985年3月 |
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