クレリ宝塚(宝塚公益社)スタッフ紹介
私は学生の頃から居酒屋やコンビニエンスストアなど接客関係のアルバイトの経験が多く、これまで培ってきた接客経験を活かしたい思っていました。転職を考え始めたのは、もともと働いていた有馬温泉が、 コロナ禍によってお客様が激減したことがきっかけでした。
様々な業界について調べていくうちに、「自分とは離れたところにあるように感じる葬儀業界はどんな業界だろう」と興味を持ったことで葬儀業界が気になり始めました。
その時は、お客様の楽しい瞬間ではなく、悲しみに触れるという側面から特殊な業界というイメージを持っていました。
自分にとって未知の領域であった葬儀業界に興味を持ったことが、クレリ宝塚ホールで働き始めたきっかけです。
お葬儀依頼の電話対応、ご遺体の搬送、喪主様とのお打ち合わせ、そのあとの祭壇飾り、通夜葬儀2日間の担当業務など、最初から最後まで一連の流れを担当させていただいております。
具体的なスケジュールは以下のような流れとなります。
①お通夜担当の日
午前:詳細の打ち合わせ
午後:花などの手配、祭壇や式場の設営準備
夕方:納棺。ご遺族様や参列者様が来たときの案内
通夜中:責任者としての指揮、通夜振る舞いがあれば飲食の準備も担当
②お通夜の翌日、ご葬儀担当の日
午前:ご葬儀の開始までにご遺族様にご挨拶、書類の説明、ご遺族様のサポート
葬儀中:ご葬儀の指揮、お別れの準備
葬儀後:式場の片付け、ご遺族様の食事の準備、火葬場へお骨拾いの同行→ご自宅に同行して祭壇(中陰壇)の設置、ご挨拶
③お通夜、ご葬儀どちらも担当のない日
他の営業担当の式のサポートを中心に、急な電話対応、事前相談の対応を行います。
告別式の日には、葬儀の最後にお棺の中に祭壇の花やご遺族様が故人様のために入れてあげたいものを納棺してもらい、最後のお別れをするため、その準備のお手伝いをします。
通夜や葬儀の当日は、ご遺族様のご負担がとても大きいので、なるべく負担を減らせるように意識して動いています。また、距離感を保ってご遺族様のお傍にいるようにしており、些細な希望もお聞きできるように配慮します。
「故人と撮った生前の写真をたくさん飾りたい」
「入り口付近に故人が生前好きだった物を置きたい」
「故人の好きだった曲をかけてもらいたい」
そんなご要望をいただくことが多く、私はご遺族様のご要望の一つ一つを逃さないようにすることを大切にしています。「葬儀やお通夜は、亡くなった方の思い出を語りあう場」だと思い、このお仕事に関わっています。
亡くなられた方のご遺族様と初めてお会いする時には、お悲しみの中、不安な気持ちになられている方がほとんどです。
ご遺族様が、式が進むにつれて心が落ち着ついていく様子を見ると、担当して良かったと安心します。
担当した式の中で、交通事故でご家族を突然亡くされたご遺族の方がいらっしゃいました。最初はショックで何も話せなかった方が、式の終わりに「良い式だった」と言ってくださったことが今でも印象に残っています。強いやりがいを感じた瞬間の1つです。
お母様を亡くされた、ご遺族様の式を担当したことがありました。喪主は旦那様で、娘さんがお2人いらっしゃいました。納棺時の衣装も娘さんが着せて、化粧をし、故人様を綺麗にして差し上げている姿を目にしました。そんなご様子ややりとりから、ご遺族様の皆様全員、お母様のことが大好きだったのだな、ということが本当に強く伝わってくるようなご葬儀でした。
葬儀終了後、喪主の旦那様から「良い祭壇で良い式だったね、と参列してくれた方に言われた」と伝えていただいた時は本当に嬉しかったです。
ご遺族様の心身負担が大きい中で、私達に感謝のお言葉を伝えてくださったことに感動しました。
踏み込みすぎず程よい距離感で、ご遺族様の悲しみに寄り添い、私達ができること考えて最大限に尽くしていこうと思うきっかけとなったご葬儀でした。
まずは一級葬祭ディレクターの資格を取得できるように日々勉強しています。
ご遺族様の不安や疑問を確実に払拭できて、安心して葬儀を任せていただけるディレクターを目指したいと思っています。
私自身もこの業界に入るまで葬儀のことは全く分かりませんでした。ご葬儀に関して何かご不明点を抱えておられる方がいらっしゃいましたら、事前相談のタイミングでも全く問題ございませんので、いつでもお気軽にご相談いただきたいと思います。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
この記事に関するキーワード
「ご遺族の不安や疑問を払拭し、人としても安心して任せてもらえるようなスタッフに」
「お一人ひとりにとって最適な距離感、最適なご提案を」
難しいご要望に対しても、「出来ません」で終わらせず代替え案を提示すること