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伊丹市ポータル「いたみん」

輝く女性とのカフェタイム~子連れレポーターとらちゃんが行く~

第1回 ピンチをチャンスに変える~相崎佐和子さん~

伊丹で活躍している女性達に出会って、一緒にこれからの「自分探し」をしてみませんか。家庭で頑張るミセス、子育て中のママ、仕事と家庭を両立している方など、すべての頑張る女性を応援します!
第1回目は伊丹市議会議員の相崎佐和子さんにお話しを伺いました。
出産後、2ヶ月で就職活動をしたのは何故?仕事と家庭の両立はどうしているの?
色々お話を聞いてきました。
相崎佐和子です。
相崎佐和子です。
――相崎さんの現在のお仕事は?

伊丹市議会議員をしています。基本的には年に4回、1回につき1ヶ月前後の期間議会があって
それ以外は自発的にアポイントを取り勉強、視察、話を伺ったりしています。
市議の仕事は、自分が発言し実際に実現していくのでとても充実しています。
『親子向けフリースペースの充実』の発言をしたのですが、多くの方々のご尽力により実現に向かっています。

「子育ての場を増やす必要があります!」と私の実体験を元に議会に届けたことが、
過去そういう発言がなかったので逆に新鮮でインパクトがあったようですね。

今は全議員28人中女性議員はたった5人で、30代議員は私一人だけ。
もっと若い女性議員が仲間に入り、私達世代の声を議会に届けていければと思います。
――伊丹市へ結婚を機に引っ越されたそうですが、伊丹市や伊丹市民をどのように感じていますか?

とても住みやすく、子育てしやすい街だと思います。
でも、決して完璧な街だとは思っていないので、その点は今後の議員活動として改善していきたいです。
保育園では毎月待機人数0人にはしていきたいですね。
妊娠出産を体験して「もっとこうならないとダメじゃない!」と思うことがたくさんあって
その声を実現したい思いで議員になったのかもしれません。

ピンチをチャンスに変えた

――出産後の転職活動はとても大変だったと思います。0歳時に中央公民館事業推進委員会事務局長に、1歳時に伊丹市議会議員になろうと思ったのはなぜですか?

中央公民館のお仕事をする前に、1年ごとの嘱託職員として働いていました。
出産後、取りにくい産休を取らせていただいて2ヶ月後に復帰しようとすると
なんと!!突然に契約を打ち切られたのです。

とてもショックでした・・・。契約を更新しませんからって言われて。
専門職でとてもやりがいのある仕事で、頑張っていたので余計にショックで・・・。
産休を取ったのが原因?仕事頑張っていたのに・・・何故??
出産が原因で仕事を奪われたような、そんな気がした時期もありました。

しばらくして、よしっ!もう一度社会復帰するんだって思って。(笑)

以前から希望していた議員への思いが強くなりました。
それなら、ブランクがないほうがいいのかなと思い、産後2ヶ月で再就職活動を始めたのです。
契約を打ち切られたことが逆にパワーとなり、異様なエネルギーを発していたような気がします。(笑)

その甲斐あって中央公民館で嘱託職員として採用していただきました。
ピンチをチャンスに変えた!今では逆に契約打ち切りが、いい機会だったと思います。

出産経験をデメリットからメリットへ

出産経験はデメリットじゃない、
メリットなんだって。
出産経験はデメリットじゃない、
メリットなんだって。
――そのように気持ちを切り替えられたきっかけは何でしょう?

落ち込んでいたときに
「子どもを生んだことは絶対デメリットではないのよ。きっと将来メリットになるのだから。」
そう先輩ママに言われて思い直しました。出産経験はデメリットじゃない、メリットなんだって。

今では出産後でも仕事を続けられる社会ですが産休や育休取得が会社に迷惑をかけるのかも?と負い目を感じることなく、当たり前の世の中になってほしいですね。
それには意識改善が必要で、多少時間がかかるかもしれませんが、変わるのではないかと期待しています。

――産後間もなくお仕事を再開した時にご家族はどう言っておられましたか?

夫は選挙活動も含め応援してくれて、就職活動をしたいと言ったときも全く反対しませんでした。
今までやりたい事を言ってきたので、あまりビックリしないで
議員になりたいって言うと「やっぱり~」って感じでした。(笑)
すぐ「面白い。頑張ってみたら」って言ってくれました。

理解のある夫なので、とてもありがたいと思っています。
夫のお母様も働いていた方なので、その点もすんなり理解してくれた要因なのかもしれませんね。

仕事が80%、家庭が80%

いい意味で「頑張りすぎないこと」
いい意味で「頑張りすぎないこと」
――仕事と家庭の両立について、何か気をつけている点はありますか?

いい意味で「頑張りすぎないこと」。
以前は仕事と家庭の両立に頑張りすぎてジレンマに陥ったときもありました。

でもその時「仕事が80%、家庭が80%でも合わせて160%もあるんだぞ。
100%よりも60%も超えているから、いいんじゃないの。
だから仕事も家庭も100%ではなくて、80%ぐらいで丁度いいよ」って夫が言ってくれて。

80%でいいんだ、頑張って100%目指さなくていいんだって肩の力がスッと抜けた気がしました。
今はワークライフバランス(仕事と家庭の両立)について
世の中で求められているのでぜひ体現していきたいですね。
新しいワークライフバランスの形を作っていきたい!と思っています。
何かやりたいって考えていることがあれば、
ぜひチャレンジして欲しいですね。
何かやりたいって考えていることがあれば、
ぜひチャレンジして欲しいですね。
――子どもを持つママさんへメッセージをお願いします。

色々と不安な事がたくさんあると思います。
だけど何かやりたいって考えていることがあれば、ぜひチャレンジして欲しいですね。

私自身の体験ですが、実際やってみれば、割と何とかなるものですよ(笑)
子育てをもっと良いものに考えていって欲しい。
私達が生き生きと頑張って、今後一緒に時代を作っていきましょう!!
――仕事やプライベートについて今後の目標、将来やってみたい夢はなんですか?

仕事については今の議員の仕事を100%頑張っていきたいです。
プライベートとしては、できれば2人目の子どもが欲しいですね。

若い頃、橋本聖子国会議員が初めて産休を取られて会議を休まれたことがあって
それを知ってとても感動したんです。国会議員でも子どもが産めるんだ、産休取れるんだって。
私も、なにかやれるんじゃないか、といい刺激をもらった気がしました。
その感動は今でも忘れられないのです。

――最後に今後の「いたみん」に期待することは?

今以上に市民の方がどんどん参加して、市民のパワーで盛り上げてほしいと思います。
そして何かしたいと思っている男性女性は年齢問わず沢山いると思うので、そういう「何かしたい!」を
発掘してほしい。今後のいたみんにとても期待しています。

取材後の感想

取材中、子ども達がワイワイ遊んで取材が中断しても、とても優しく子ども達の面倒を見てくれた相崎さん。
仕事のお話中のキラキラした目も素敵でしたが、子ども達を見つめる優しいママの目もとても素敵でした。

仕事に理解のあるご主人と大好きなお子様に囲まれて充実した毎日なのですね。
逆境にも負けない、とてもパワーのある相崎さんとお話して、とらちゃん元気になりました!!
今後も、子育てママの代表として若い世代の声を議会に届けてほしいです。


相崎さん、お忙しい中ありがとうございました。以上、子連れレポーターとらちゃんでした。
とらちゃん<子連れレポーター とらちゃん>
伊丹市在住3年。もうすぐ2歳になる男の子のママです。
将来の夢は、子育てが一段落したら仕事復帰すること。
子供と一緒にいる時間は毎日大変・・・だけど楽しい。でもこの先、仕事復帰できるのかな?家庭との両立は大変だって聞くけど?
不安をお持ちのママさんも多いはず。そんなママ達に、熱いメッセージを与えてくれる素敵な女性達にいろいろお話を聞いて皆さんにお届けしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。


今回のお助けスタッフは、子育てサークルの仲間「はるさん」、1歳になる男の子のママです。

cell-d《取材スペース提供》 
オーダー家具専門店Cell-D(セル・ディー)

伊丹市行基町1-10-101
TEL&FAX 072-773-7933
営業時間 11:00~19:00

2008年11月掲載