去る3月27日、「算数脳なぞペー」などで有名な、高濱正伸先生の講演会に参加してきました
半月以上が経過した今でも、思い出すだけで熱くなれます
講演のタイトルは
『母親だからできること ~子育ての落とし穴~』
この講演が開かれた場所がすごい!
なんと、
普通の公立小学校
ここのPTA会長さんの視点と手腕がすごいことに加え、学校の先生方の柔軟さも羨ましいのですが、これ、この小学校のPTA行事だったのです
ただ、事情により日程変更を余儀なくされた結果、春休み中の講演会になってしまい、急なお知らせだったため、参加者が少なかったということでした
結果、私にとってはとてもラッキーだったのですが
、もっといろんなかたに声をかければよかったなぁ
さて、この講演会が開かれると知り、同小学校に子供を通わせている後輩にこっそり名前を借りようと企んでいた私ですが、会場設営のお手伝いと引き換えに(ってわけでもないけど)、無事堂々と傍聴することができました
さらに、講演会の横断幕を手掛けた、元英語サークルメンバーのお習字の先生にもお目にかかれました♪
さて、内容ですが、、、
最初から最後まで、主人の考えてること、つまり、
私達の教室が訴えていることと、ほとんど同じでした
「本当に賢い子は勉強をしていない」・・・都市伝説だと思ってませんか?
「男の子のツノを折らない」・・・母親の枠にはめ込んで、男らしさを奪っていませんか?
「やる気があることを繰り返しやることで、想像を超える成長をする」・・・遊びを奪って、無理矢理勉強をさせてませんか?
「危険があるところで遊び、体験から学ぶことが大切」・・・危ないものは全部取り除いてあげてませんか?我が子が失敗しないように先回りしていませんか?
「母親の幸せが子供の幸せ」・・・自分のことをする時間を持ててますか?
私達との大きな違いは、高濱先生の学歴&経歴と、私達にはまだ手が届かない、公立学校との連携をすでに実践されているところ。
なんと、
灘中の受験問題を作っているのも、高濱先生なのだそうです
こんなに明確な目標となる人が目の前で話をしてくださるって、もう
興奮と
感動しかなかったです
余談ですが、灘中の受験問題がどれほどすごいかというと、進学塾、受験塾で何年もかけて、それまで出てきた問題をパターンで解く練習をひたすら続けてきた子たちが、太刀打ちできない問題=考える力がないと解けない問題が必ず入ってるところなのだそうです。(ここ数年、ずっと主人に訴えられてきたので、問題のすごさは何となく理解できるようになりました)
中学受験の勉強は、とにかくパターンで全てを暗記してしまうばかり。
塾の先生がどうすれば問題を攻略できるかを
子供たちにわかりやすく説明し、過去に出てきた問題を
全て「教え込む」んです。だから、
応用力も考える力も、実は育たないんですよね。
一生懸命勉強して、どんどん頭が固くなり、考える力がなくなるというわけです
これは講演会の最初の方でも、高濱先生がおっしゃっていました:
東京の予備校で有名大学に入学させるために勉強を教えていたが、ある日気が付いた。
自分たちは「勉強だけできて、メシを食えない大人を育てているのではないか」と。
その疑問を先輩にぶつけたところ、「そうだよ。俺たちの仕事は、大学に入れること。それでいいんだよ。」という答が返ってきた。
こんなこと、許されるわけがない!
お金だけもらって、自分の役割を果たしていればいいというのは、どう考えてもおかしい。
目の前にいる生徒たちが、社会に出てからもお金を稼げず困ることは明らかで、それを放置するのは、日本人なら許せるわけがない―――
こういう経緯があって、小学生のうちから子供たちと関わり、
メシが食える大人を育てるための『花まる学習会』を設立されたということでした。
この事実を、しっかりとした学歴をお持ちの先生が先頭に立って発言することが、どれだけ大切か
私達夫婦のように、学歴が異様だったり中途半端だったりする人間が言っても
説得力ゼロなのですが、こうやって高濱先生が発言されることで、私達にとっては大きな後ろ盾ができたわけです
『花まる学習会』の主軸は「作文」「読書」「思考力」「野外体験」。
私達はまだまだ、教科を通じて考える道筋を教え、伝えることしかできない立場ですが、近いうちに「
作文」も「
野外体験」もできるように、準備を進めていきたいと思います。
そこに、
BBカードの英語もしっかり組み込んで
BBカードの考案者である難波先生も、目指すは子供の自立なのだと思います。主軸が英語というツールなだけかと。
だから、BBカードでレッスンしてれば、子供たちが自然な伸びを見せてくれるんですよね
先生を含めた大人の余計な期待と、手出し口出しがなければ
(未だに下心が出てしまう私です
)
・・・話がそれましたが、高濱先生の講演、本当に素晴らしかったです
講演の内容は、高濱先生の著書を読めば全て書かれてあることばかりだと思うので割愛します
ちなみに私が何も考えずに購入した高濱先生の著書、「絶対失敗しない子育て塾 完全版」は、色の情報が多くて内容が入ってきませんでした
ただ、子育ての落とし穴と、具体的な解決法(考え方)が書かれてあるので、色が気にならない方ならむしろ読みやすいかも
※私達の指導方針に賛同してくださる先生を募集しています
一緒に子供たちの未来を支えるお手伝いをしませんか?
※写真撮影にも快く応じてくださる先生でした
講演会は、笑いの絶えない内容
機会があれば是非、多くのお母さん方に聴いていただきたいです