げんまい屋女房の江戸メシ日記
記録的早さの梅雨明けと共に、厳しい暑さが続くこの頃です。
暑さにめげずに旬のものを頂いて、心身の調子を整えたいものですね。
久しぶりに長芋のしらが。
さっと熱湯をかけるので、生でもなく滑らかな舌触りが楽しめて。
江戸前期にはヨーロッパから伝わったものの鑑賞用だったトマト。
唐がきと言われていたそうです。
今では夏野菜の代表となっていますが、おひたしに初挑戦。
湯むきしたトマトを醤油、みりんで味付けした出汁にひたして冷やします。
初めての味わい、甘味も強く、食欲のでないこの時期にピッタリです。
さっと湯引きした鮪の柵を、短時間ヅケに。
叩いた長芋と山葵で頂きます。
ヅケにする時間が短いので、醤油っ辛くなく箸が進みました。
鯛を醤油で〆て、とろろ昆布で和えるだけの簡単献立。
すだちが決め手です。
ひと手間加えるだけで、本当に美味。
本来なら、休み前は日本酒を楽しみたいものですが、夏バテ対策で自粛の本日でした。